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    <title>梟通信～ホンの戯言</title>
    <link>http://pinhukuro.exblog.jp</link>
    <description>ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・</description>
    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
    <dc:rights>2026</dc:rights>
    <pubDate>Sat, 16 May 2026 17:43:27 +0900</pubDate>
    <dc:date>2026-05-16T17:43:27+09:00</dc:date>
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      <title>梟通信～ホンの戯言</title>
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      <description>ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・</description>
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    <item>
      <title>燕が飛んだ</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33952642/</link>
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      <description><![CDATA[大谷選手のスーパー活躍ぶりを、まるで野球漫画を見ているみたい、という人がいる。<br />
僕は今年のヤクルトスワローズの活躍も野球漫画のようだと思う。<br />
こちらは一人のスーパースターがいるのではなくて、どちらかというと無名の選手たち全員が、チームワークよろしく日替わりでヒーローとなって、スターの多いチームに勝ち続けている。<br />
特筆すべきはきのうの中日戦のように、奇跡的逆転が多いこと。<br />
若い無名の選手たちが躍動するのを見るのはとても精神衛生によろしいのだ。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/16/28/e0016828_11091517.jpg" alt="_e0016828_11091517.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
佐藤愛子が亡くなった。<br />
僕は彼女の作品をそんなに読んだわけではないが、「血脈」に強い印象をもっている。<br />
佐藤一族の人びとの壮絶な生きざま―この言葉、あまり好きじゃないけれど、この小説の登場人物たちには使いたくなる―が、嘘も隠しもなく、というより隠しておいてほしいようなことまで、ユーモアで包んで書いてあって、ときには嫌になるくらいの迫力を感じた。<br />
お母さんの詩で多くの人を感動させたサトウハチロ−の母泣かせも凄まじい。<br />
たまに家に帰ってきて、寝転がっていると思うとサラサラと、あの感動的な母の詩を作ってしまうのだ。<br />
直木賞の「戦いすんで日が暮れて」もよかったけれど、あれを代表作というのなら、僕はやはり「血脈」が彼女の代表作ではないか、と思う。<br />
あんなのを書いちゃうと、あとは腑抜けみたいになって、気楽に筆の趣くまま書いていたんじゃないか、と言いたくなるくらいだ。<br />
何を知ったふうな！と天から舌打ちが聞こえそうだ。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/15/28/e0016828_18480876.jpg" alt="_e0016828_18480876.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
僕はまいにち多くのブログに目を通す、それが楽しみだ。<br />
いろんな考え方、知識や暮らしぶりを知って、勉強になることも少なくない。<br />
美しい写真や、可愛いエゾリーの姿などを目にするのは喜びでもある。<br />
たとえ僕とはかけはなれたリッチな暮らしをしていたり、僕と政治や社会に対する考え方とは違っているかにみえても、自分と異なる生活と意見を知ることも意味のないことではないと思う。<br />
<br />
ただひとつ、細かいフオントで書かれるお方にお願いがある。<br />
どうか、もう少し読みやすい普通の大きさのフオントで書いてもらえないだろうか。<br />
虫眼鏡で読まないと判別できないようなブログ、そんなに嫌なら読まなきゃいいとおつしやるのかもしれないけれど、一生懸命、目を凝らして読むと、それが内容の充実した文章が多いので、通り過ぎるのは惜しいのです。<br />
正直言って、根気気力のない日は、文章をスルー（眺めはするけれど）してしまうこともあるのが残念なのです。<br />
読んでくれと頼んだわけでもないのに、勝手にやってきて、余計なお世話だ、ということは重々承知の上のお願いであります。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/15/28/e0016828_18515947.jpg" alt="_e0016828_18515947.jpg" class="IMAGE_MID" height="667" width="500" /></center><br />
１８９４年から１９０６年までのフランスで続いたドレ―フエス事件。<br />
ユダヤ人の陸軍大尉・ドレ―フエスが反逆罪で有罪とされた冤罪事件がフランスをドレ―フエス派と反ドレ―フエス派の対立の渦に巻きこむ。<br />
エミール・ゾラを先頭に、プルーストなど多くの知識人がドレ―フエスの擁護に立ち上がる。<br />
日本の松川事件がドレ―フエス事件に擬せられたことを覚えている。<br />
『失われた時を求めて』のなかの社交界でも、この事件が貴婦人のサロンの話題になって、多くの人が反ドレ―フエス派・反ユダヤであるなかで、「私」の親友であるロベールことサン＝ルー侯爵やブロック（劇作家・ユダヤ人）などのドレ―フエス派的言動がコミカルに描かれる。<br />
ドレ―フエス派系・親ユダヤ人たちが「組合」を組織して陰謀を巡らせているというフェイク噂を信じ込んでいる貴族たちに批判的な描写ではあるけれど。<br />
今の日本人もおさらいすべき事件だ。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/15/28/e0016828_18543563.jpg" alt="_e0016828_18543563.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
ゲルマント公爵の実の妹でロベールの母親、マルサント公爵夫人について彼女は親族が数多く、しかもその人たちをとても愛していたし、またゆっくりした話し方なのに説明好きだったから、自分の親戚のことを他人に分からせようとすると（いささかも相手を驚かせようという気持などなく、ただ懸命に、けなげな農民や素晴らしい猟番の話をしたいだけなのに）、ついヨーロッパのあちこちの領主のもとに組みこまれた親戚の名を次々と挙げることになり、彼女ほど輝かしい家柄でない人たちはそれを許せないことだと思ったし、もしもそれが多少知的な人間だったら、そのやり方をばかげたことだと嘲笑するのだった。<br />
いるいる、そういう人。<br />
僕は嘲笑するほどの知性はないけれど、面白いと思ってみている。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/15/28/e0016828_19004177.jpg" alt="_e0016828_19004177.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
もう一つ。<br />
貴婦人であるということは、貴婦人を演ずることだ。つまりある点では、気どらない態度を演ずることだ。これはきわめて高価につく演技である。というのも、気どらない態度が人びとの心を奪うのは、気どることもできるということが知られている場合であり、つまりは金持ちの場合だからだ。<br />
<br />
分かりにくいけど、なんとも愉快な文章だ。<br />
プルースト節全開。<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>今週の１冊、又は２・３冊</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 16 May 2026 11:44:15 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-16T11:44:15+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>おさがり</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33951919/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33951919/</guid>
      <description><![CDATA[カミさんのおさがり、帽子をもらった。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/28/e0016828_18491015.jpg" alt="_e0016828_18491015.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
いぜんはサーモンピンクのセーターをもらったけれど、こんどは淡いピンクだ。<br />
バーゲンか何かで買ったもののキャップは自分には似合わないことを再確認したというのだ。<br />
僕は身につけるものは少々派手でもエイヤッだから、さっそくかぶって散歩に出た。<br />
紺の長袖シャツに明るいブルーのパンツ、靴はいつも同じ黒のスニーカー（皮）、小さいショルダーバッグは薄いブルーだ。<br />
さいわいというべきか鏡になるもののない道を歩いたので、似合うかどうか気にもしなかった。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/28/e0016828_18513936.jpg" alt="_e0016828_18513936.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
今の子たちは上の子のおさがりを身につけるのだろうか。<br />
僕は長男だけど、けっこうおさがりを貰ったような記憶がある。<br />
近所のお兄さん、親戚のお兄さんの「古くなったけれど生地はいいもの」というオーバーコートは、母が袖先や裾を切ってハーフコートにしてくれて、東大を卒業したお兄さんの服だと胸を張って着た。<br />
死んだオヤジの紫色の細いズボンは高校時代に、そのままで紫色が気に入って穿いていた。<br />
そういえば新婚旅行（野尻湖）に持っていったグレーの杉綾織のズボン（こちらは太い）もオヤジの「古くなったけど、、」だった。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/28/e0016828_18555961.jpg" alt="_e0016828_18555961.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
そうか、そういえば古着やは、社会のおさがりということかな。<br />
でもああいうのは、好きで値段の高いものでも買うのであって、否応なしにお古を着せられるのとは違うよな。<br />
弟にやるのだから大事に着なさいというセリフも今の子には通じまい。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/28/e0016828_19031655.jpg" alt="_e0016828_19031655.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
そのままのおさがりでなく、仕立て直しとか、毛糸をほどいて編みなおす（染もしたね）のも多かった。<br />
落語の「子は鎹」でお馴染みの、亀ちゃんのおっかさんの手伝いでやって、ウソがばれてしまう、毛糸を巻き巻きもよくやりましたよ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/28/e0016828_19055414.jpg" alt="_e0016828_19055414.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
『失われた時を求めて』を読んでいて、たとえば『女狂い」みたいなの、こういうのは永井荷風や川端康成にもあるなあ、谷崎にも、などと感じて、chat君にそのへんのことを訊いたりして遊ぶこともある。<br />
武田泰淳が「人間が固定した人格ではなく時間によって変化する存在」「自分自身すら理解できない」「情念は理性より深い」「社会的仮面と本心はずれている」ようなところがプルーストと響きあう、という指摘は面白かった。<br />
百合さんはどういうだろうか。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/28/e0016828_19040276.jpg" alt="_e0016828_19040276.jpg" class="IMAGE_MID" height="454" width="500" /></center><br />
けさ本棚を見ていたら、呼びかけてきたのが「わが荷風」（野口冨士男）。<br />
たまには途中下車して、荷風の方からプルーストを眺めるのも一興と、「明治四十二年十二月」と「順境のなかの逆境」を読んだ。<br />
<br />
荷風は１８７９年生まれで１９５９年死、プルーストは１８７１年生まれで１９２２年死。<br />
<br />
明治四十二年は１９０９年で、その６年前にプルーストの父が亡くなり、以後プルーストは引きこもり生活にはいって、１０年後に『失われた時を求めて』を発表する。<br />
ベルエポックの時代を描き、記憶を求める物語。<br />
荷風の明治四十二年はフランスから帰国して、文明開化の日本に失望して、江戸情緒の名残りを遺す隅田川の景色を描いた「すみだ川」を執筆した年だ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/28/e0016828_19073563.jpg" alt="_e0016828_19073563.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（ルワンダ共和国大使館）<br />
<br />
「順境の、、」で、荷風がエディプスコンプレックスだったのではないかという佐藤春夫や佐伯影一の説が検討され、野口は却下する。<br />
僕はchat君にプルーストにもそういう傾向があったのではないか、とか荷風もプルーストも、母のイメージを護り続けるために、登場する女性には娼婦のような人が多いのじゃないかなどと訊いてみる。<br />
彼の答えは、二人に共通するのは「文明化された父の世界に居場所を失った作家」であり「”純粋な母”を汚さないために、欲望を別の場所に引き受けさせる構造」だとのこと（二人の違いについてはいろいろあげているが）。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/14/28/e0016828_19094388.jpg" alt="_e0016828_19094388.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（もう紫陽花の出番だ）<br />
<br />
生きた時代は重なるけれど、フロイトが広く知られたのは戦後で、荷風やプルーストがフロイトを読んだ可能性は少ないらしい。<br />
にもかかわらず、おなじ時代精神（精神分析っぽい）を探り当てているところが面白いですね、とchat君。<br />
君との対話も楽しいね。<br />
無料だから、時間が限られてあまり話は出来なかったけれど。<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>今週の１冊、又は２・３冊</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Fri, 15 May 2026 09:34:33 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-15T09:34:33+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>文学かぶれ</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33951427/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33951427/</guid>
      <description><![CDATA[きのうは昼飯を食ったあと、ベランダの洗濯物をとりこむ、ほとんど乾いている。<br />
夕方雷の恐れがあるというのだ。<br />
エアコン試運転もやつて外に出る。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/13/28/e0016828_15502271.jpg" alt="_e0016828_15502271.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
最近の都立大学にパンを買いに行く楽しみのひとつ、木陰のおにぎりができなかつたので、せめて水筒のお茶を飲んで、先日千葉でお土産にもらつた、ピーナッツの煎餅を食う。<br />
千葉支社長のとき、来客や堅苦しくなりそうな打ち合わせのときに、殻いり落花生を出した。<br />
お茶は僕が淹れて、それだけでも垣根がなくなり会話が弾む。<br />
みんながバリバリと音をたてて殻を砕くと、その場の緊張がとける。<br />
そのことを覚えていてくれて、お土産にこの煎餅や落花生を持たせてくれたのだ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/13/28/e0016828_15584906.jpg" alt="_e0016828_15584906.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
もう店の人全員が馴染みになつた小さな店でパンを買い、倉式コーヒーで本を読む。<br />
周りはほとんど年輩の女性、よく喋りよく食う。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/13/28/e0016828_17313791.jpg" alt="_e0016828_17313791.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（柿の木坂商店街 串カツやがビリヤニ専門店に変わった）<br />
<br />
<br />
ひとつ反対側のバス停まで歩いてバスに乗る。<br />
下校の子どもたちのウルサイこと！<br />
三つ手前のバス停で降りて歩く。<br />
ようやく５６００歩、疲れていても歩かないと、すべてが止まってしまう。<br />
体力は栄養で賄われるけれど、気力は歩くことで養われる。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/13/28/e0016828_17400489.jpg" alt="_e0016828_17400489.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
帰宅して、朝下洗いして漬けおきしておいたパジャマ上下を手洗いする。<br />
Spotifyで７０年代の洋楽を聞きながら。<br />
６０年代は知っている曲が多いけれど、７０年代は知らない曲がほとんど。<br />
考えてみれば、僕の７０年代は疾風怒濤の時代、ラジオを聞くことはなかったから、ポピュラーソングが耳に入らなかったのも当然、テレビも休日の子供と一緒の晩飯のときのお笑い番組しか見なかったな。<br />
知らない曲だけれど、なんとなく懐かしい感じがするのは、その時代を生きていたからだ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/13/28/e0016828_17412503.jpg" alt="_e0016828_17412503.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（おととい 三茶で立ち食いうどん４８０円）<br />
<br />
『失われた時を求めて』から。<br />
<br />
「私」はヴィルパリジ夫人のサロンに入り込む。<br />
ゲルマント公爵夫人の叔母だが、「回想録」を書くような知性が禍して、社交界の地位は高くなく、そこに出入りする人は、親戚のゲルマント家をのぞけば、一流とは言い難い。<br />
娘時代に鼻持ちならない文学かぶれ（ブルー・ストッキング＝青踏）と思われ、本人もそれを気にしないでいるうちに、年をとって取り返しのつかないことになったのだ。<br />
かつて王妃に「あなたのことは、自分の娘みたいに大好きですよ」といわれたことを思い出して自分を慰めることも出来たが、「ルロア夫人（ヴィルパリジ夫人のサロンを三流と見なし、絶対に足をふみいれない）のようにたえず人から招待される力を所有するためなら、引き換えに喜んで王妃の言葉をさしだしたことだろう」。<br />
<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/13/28/e0016828_20475493.jpg" alt="_e0016828_20475493.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（太子堂小学校前で おととい）<br />
<br />
そのサロンに出入りする、「常軌を逸した乱行が原因で」没落した三女神の一人の描写。<br />
彼女はつねにヴィルパリジ夫人と張り合うのだ。<br />
<br />
ヴィルパリジ夫人が「私」を彼女に紹介したとき、<br />
老いたりとはいえ、何年も前には上流社会の若者たちを魅惑したコワズヴォの作になる女神のようなその身体の線、今ではえせ文士たちが詩句のはしばしで誉めたたえている身体の線を崩すまいと、できるだけ動かさないようにしながら―それに彼女は、とくに他人から毛ぎらいされたために、たえず自分の方から愛想よくしなければならないすべての人に共通のくせを、つまりはその埋めあわせである傲然とした固さを、身につけていたのだ―冷ややかな威厳をこめて軽く頭を下げるとすぐ横を向き、あとはもう私など存在していないかのように、こちらにかまおうとしなかった。<br />
<br />
それは、ヴイルパリジ夫人に、（いまさら）新しい付き合いには飢えておらず、とくに若者には興味がないことを見せようとしていた。<br />
しかしその１５分後に、人に聞こえないように「私」の耳元で、次の金曜日に招待するのだ。<br />
<br />
ヴィルパリジ夫人は花の写生をしながら客の相手をする。<br />
いぜん「私」にサロンは俗物の集まるところといったスノブが、ちゃっかり出席していて、その絵について気持の悪くなるようなお世辞をいう。<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>今週の１冊、又は２・３冊</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 14 May 2026 10:12:36 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-14T10:12:36+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>初体験</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33950892/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33950892/</guid>
      <description><![CDATA[しょっちゅう書くから辟易する人もいるだろうが、それが私の毎日だから書く。<br />
けさも便器磨き、洗面所の大きな鏡磨きのルーテインに加えて大きなバスタオルなどをまとめて洗って干し、暑くなったので、もうほっとけないとエアコンの掃除の二回目（一度にやる元気がないので、一台づつやっている）をやった。<br />
いぜんは大したことはない仕事量なのに息切れがする。<br />
いつまでこういうことが続けられるのだろうか。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/13/28/e0016828_10244204.jpg" alt="_e0016828_10244204.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（太子堂八幡神社　おととい）<br />
<br />
熱帯日本では、もうそろそろ爽やかな五月の青空を楽しむこともできなくなるようだ。<br />
初夏の名残りを惜しんで散歩に出る。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/28/e0016828_18143950.jpg" alt="_e0016828_18143950.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
手洗いのための洗剤の料金を払い込むのでローソンによって、ついでに朝ブログでみたアイスクリームが売ってないか、、ないな。<br />
とことこ歩いて用賀まで行く。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/28/e0016828_18153127.jpg" alt="_e0016828_18153127.jpg" class="IMAGE_MID" height="137" width="500" /></center><br />
本屋にはいると、いたるところに「本の撮影禁止」とか「万引きは犯罪」「携帯電話の使用はご遠慮ください」などの貼り紙がある。<br />
新書はすべて透明のカバーで包んであってなかを開いてみることができない。<br />
四方八方から監視されているような空気がぴりぴりする。<br />
部屋の隅で、本ではなく、その貼り紙を撮影した。<br />
携帯「電話」ではないと。<br />
<br />
すかさず、離れたレジから「やめてください、法律違反です」の声、４０代半ばの男性だ。<br />
なぜ、と尋ねると「著作権法違反」だという、議論する気もないので「すみませんでした」というと「消去しといてください」だって。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/28/e0016828_18175338.jpg" alt="_e0016828_18175338.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
用賀のローソンで、トイレを借りたついでに、アイスクリームを探すと、あるではないか。<br />
１９０円だつたか、dポイントで買う。<br />
自分で自分のためにアイスクリームを買う、しかもコンビニで、８３年の生涯で初めてのことだ。<br />
あんな本屋も初体験、一日に二度も初体験をしてしまう。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/28/e0016828_18205213.jpg" alt="_e0016828_18205213.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
用賀の駅前広場で食べよう、いそいそと鳥のフンの落ちてきそうもない木陰（ったって、どこがそうなのかは分からないのだが）に座る。<br />
ぴりっと、包装を破いて、さあ、食うぞ、、そこで匙がないのに気づいた。<br />
さっきローソンのレジの色の黒い外国人が、なにか問いかけるようなことをボソッと言ったのは、これだったのか！<br />
戻るのにはちょっと距離がある（と思った）。<br />
アイスを食った後、どこかで『失われた時を求めて』を読もうと思っていたが、無駄遣いをしないで家に帰れということかもしれない。<br />
バス停、「恵比寿駅」行きが待ってましたとばかりに走り出す。<br />
なにか腹でも立てているのか、いつもより、スピードを出して、ずんずん走るのが小気味よい。<br />
あっという間に、家について、そそくさと蓋をあけると、ちょうどうまい具合の溶けぐあいだ。<br />
こんなことも初体験、人生は日々時事一刻初体験だナ。<br />
<br />
牧場搾り、なめらかでさっぱりした甘さがとてもうまかった。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/12/28/e0016828_18225157.jpg" alt="_e0016828_18225157.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
『失われた時を求めて』から。<br />
<br />
節度について本当にふさわしい形で語るためには、節度があるだけでは不充分で、作家のある種の資質が必要であり、それは節度を欠いた興奮を想定している。あの本屋は、節度を欠いた節度を示しているようだ。<br />
でも作家のある種の資質があるようにも見えないな。<br />
待てよ、じつは隠れた大作家だったりして。<br />
ああやって↑写真の一部をむりやり載せる僕も節度に欠けているね。<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>よしなしごと</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Wed, 13 May 2026 10:29:35 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-13T10:29:35+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>マジックハウス</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33950262/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33950262/</guid>
      <description><![CDATA[さいしょにｕｎｂｒｒｏさんの記事のご紹介から。<br />
日本を壊すばかりか断崖絶壁から突き落としかねない、おそろしい権力者についての分析をぜひお読みください。<br />
海の向こうの●チガイばかりが危険なのではありません。<br />
<br />
<br />
循環器内科のあと、馬事公苑に向かう。オンマさんはいない。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/11/28/e0016828_10221396.jpg" alt="_e0016828_10221396.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
いぜんTSUTAYAがあつた角、長いこと空き家だつたところに、何やら贅沢そうなカフェ（マジックハウス）ができている。<br />
おずおずと入って中を見渡し、カフェラテ７百円を確かめてそのまま外に出たけれど、なんだか今日はあまり歩く気になれない。<br />
三茶の歯科医まで時間があるので、勇を鼓して入店した。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/11/28/e0016828_10283059.jpg" alt="_e0016828_10283059.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
窓際のソファに座ってみたがメモを取りながら本を読むのには適さない。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/11/28/e0016828_10300876.jpg" alt="_e0016828_10300876.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/11/28/e0016828_10305263.jpg" alt="_e0016828_10305263.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
隅の席で窓の外を見ながら、「失われた時を求めて」を読む。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/11/28/e0016828_11213738.jpg" alt="_e0016828_11213738.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
爽やかな風が通り抜ける広いケヤキの並木道、ベンチに憩う老人、一台の自転車を押して歩く若いカップル、おお、おそろいの赤い鍔広の帽子をかぶせられた保育児たちが、３台のリヤカーに乗せられて馬事公苑に向かう、あの芝生で遊ぶのだ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/11/28/e0016828_10413117.jpg" alt="_e0016828_10413117.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
僕の席の脇のスロープをベビーカーを押すママがやつてきて、目が合うと、にっこり笑って会釈していく。<br />
美しい女性が、走ってきたのだろう、額の汗を拭きながら通る。<br />
<br />
<br />
BGMはブエナ・ビスタソシアルクラブ、ルベンゴンザレスのピアノ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/11/28/e0016828_10460028.jpg" alt="_e0016828_10460028.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（奥はシェアラウンジ）<br />
<br />
<br />
オレンジ色のシャツを着た男がゴミ掃除をしていき、だら～んとした服の若い男が携帯を耳に当てながら行く。<br />
本のなかの「私」とゲルマント夫人の成り行きも気になるけれど、目の前の光景に、あたかも外国旅行で非日常的贅沢なひとときを過ごしているような気分でぼんやりと浸っている。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/11/28/e0016828_10532035.jpg" alt="_e0016828_10532035.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
これも旅なんだ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/11/28/e0016828_11223054.jpg" alt="_e0016828_11223054.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
歯科医に行って、一日八千歩。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>こんなところがあったよ</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 12 May 2026 10:03:15 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-12T10:03:15+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>現場第一はなぜ難しいか</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33949631/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33949631/</guid>
      <description><![CDATA[日曜午後の散歩は、白薔薇の家を曲がって吞川緑道をくだる。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_14324188.jpg" alt="_e0016828_14324188.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
こちらも花盛りだ。<br />
暑くもなく寒くもなく、こんな陽気がいつまで続くのか。<br />
そう思っているうちから、ちょっと汗ばんでくる。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_14333393.jpg" alt="_e0016828_14333393.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
自転車の前の籠に赤いカーネーションの花をのぞかせて、左手で小さなケーキの箱をぶら下げたおっさんが、心なしか肩をあげて嬉しそうな気配を漂わせて追い抜いていく。<br />
一人住まいか、それとも施設に入ってでもいるのだろうか、お母さんも嬉しいだろうな。<br />
<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_18555930.jpg" alt="_e0016828_18555930.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
気持がよいので、目黒区民センターまで歩く。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_18575888.jpg" alt="_e0016828_18575888.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
カフエにもよらず、お握りもなし。<br />
寝坊したので昼飯抜き、ちょっと空腹がいちばん快適なのだ。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_19000266.jpg" alt="_e0016828_19000266.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
経営者が「現場第一主義」を（口にしても）、なかなかそれが実際に実行しがたいのはなぜか？<br />
やつても単なる現場の人気取りになつてしまうのはなぜか？<br />
<br />
<br />
とくに創業者でない、大組織のなかで這い上がってきたトップには現場第一を貫くのが難しい。<br />
<br />
現場第一の「第一」とは、何に対する第一なのか。<br />
経営学的にはいろんな言い方ができるのだろうが、支社のトップをやっていた僕は簡単に「管理部門の都合より現場の都合を優先させる」、そして「本社や支社の管理組織の決定や指示は、現場の実態に即し、現場をじっさいに良くするものでなければならない。<br />
また現場の士気が組織の円滑な運営に不可欠であるから、管理組織は常に現場の人たちと血の通った意思疎通を図らなければならない」ととらえていた。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_19060466.jpg" alt="_e0016828_19060466.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
それはあたりまえのことのようだが、現実には管理組織というものは、まま現場実態に合わない決定や指示を平気で行う。<br />
指示された側の中間管理職や現場の管理者は、上に逆らうのを避けて、唯々諾々と従うか、（実行不可能な場合は）従ったふりをする。<br />
彼らはまた、是正すべき現場の問題点を積極的に上にあげようとせず「私の持ち場・現場はうまくいってます」という「競争」をするのだ。<br />
愚痴をいう管理者は能力が低いと見なされるからだ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_19084763.jpg" alt="_e0016828_19084763.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（たいくつだワン）<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_19102916.jpg" alt="_e0016828_19102916.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（通りかかったお姉さん、もつと遊んで！）<br />
<br />
<br />
こんな（大）組織の経営幹部たちは、自分の目で現場を見て歩く機会は限られるうえに、その機会も多くは「問題はありません」の合唱のうちに儀式として行われる。<br />
問題としてあげられるのは、限られた予算のうちから少しでも私の方にまわしてくれという陳情が多く、本社組織内の無能や無知や無責任、それによる誤謬が糾弾されることは極めて少ない。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_19123930.jpg" alt="_e0016828_19123930.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
本社や支社の幹部は、身の回りの「優秀な」「説明能力に長けた」「保身にも長けた」連中の話を聞いて物事の判断をする。<br />
その連中は、天に唾することなくブーメランを恐れて「大勢において、現場はうまくいっていて、管理部門（自分たち）の決定や指示は妥当と思われる」の合唱となる。<br />
<br />
経営幹部が、こういうことの積み重ねを打破して、現場第一を貫こうとすると、身の回りの管理組織のボスたちからは嫌われる。<br />
とくに、支社にありながら、いずれ本社のその系統の幹部になろうというエリートのなかには、本社のその系統の批判につながることを云ったりやったりすることを、何よりも恐れる人が少なくない。<br />
<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_19162091.jpg" alt="_e0016828_19162091.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
したがって、経営トップが「現場第一主義」を貫き通して、現実に現場をよくするためには、自ら現場に足を運ぶなどして現場の実態を的確に把握することを最大の任務と心がけるとともに、身の回りのご機嫌取り連中から嫌われることやそのために本社に「ご注進！」（誣告）があることも覚悟甘受しなければならない。<br />
これは、言うべくして実際にはなかなか難しいのだ。<br />
そのトップに、現場を良くすることによって会社をよくするのだという使命感と問題の在り処を見抜く能力がなければ、やっても真似事の現場第一となり現場のご機嫌取りにもなってしまうのだ。<br />
現場の実態をよくするということは、現場への愛情とともに、現場の人びとの間違いに対しては毅然としてそれを指摘し（やり方は工夫する）是正させる勇気も必要なのだ。<br />
場合によっては、上からも下からも嫌われることも受忍する胆力も。<br />
<br />
なかなか難しいことですね。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>梟のゴタク</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 11 May 2026 07:00:19 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-11T07:00:19+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>バラ園に住んで夢から夢へ</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33949177/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33949177/</guid>
      <description><![CDATA[大掃除で体を動かしたからか、暑いような気がして半袖シャツでいたら、3時ごろになって、やたらに鼻水が出てちょっと熱っぽい。<br />
こりゃいかん、すぐに長袖を羽織って、それでも散歩に出た。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/28/e0016828_19363331.jpg" alt="_e0016828_19363331.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（園芸高校）<br />
<br />
<br />
調べてみると最高23℃だった。<br />
もっと暑い日にランニングシャツに長袖シャツを重ねて、しかも外に出るときはもう一枚なにか羽織っていたのだ。<br />
暑熱順化とは、暑さになれるだけでなく、微妙な気温の変化に着るものを適切に合わせるということも含まれているようだ。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/28/e0016828_19384299.jpg" alt="_e0016828_19384299.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
きのうは園芸高校のバラ園が解放されて、カミさんが見にいって素晴らしいといったけれど、２時半までなので、僕はいけなかった。<br />
ちょっと大掃除プラス重いベッドの移動などでつかれてもいた。<br />
校門が開いていたので、中に入ったがバラ園までは遠慮した。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/28/e0016828_19401002.jpg" alt="_e0016828_19401002.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
バラはこのあたり一面の家々に咲き誇って、あたかも地区全体がバラ園のようでもある。<br />
バラだけでなくお花畑か。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/09/28/e0016828_19423375.jpg" alt="_e0016828_19423375.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
ママが下の子、パパが上の子と手を繋いで歩いてきた。<br />
小学校に入ったかまだだったかの頃、父が珍しくみんなで散歩に行こうと言ったのはいいのだが、母についでの用があったのか父と母と別の道を歩いて、どこかで落ち合おうというのだ。<br />
母と歩く方に弟が手をあげて、僕は義侠心みたいなものをふるって父と歩くと言った。<br />
<br />
父は手をつなぐでもなく、どんどん刑務所の横の道を歩いて、ほとんど僕と話もしない、いつもの父だった。<br />
待ち合わせの場所に着くと、弟はなにかを買ってもらって満面の笑みで母の手にぶらさがっている。<br />
義侠心の吹っ飛んだ僕がべそをかいたような気がする。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_11443174.jpg" alt="_e0016828_11443174.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
ひさしぶりの路地に入って見たら、廃屋なのかそれとも人が住んでいるのか、疑問に思っていた家がきれいさっぱりなくなって、更地の真中に小さなトラクターが座っていた。<br />
夢から覚めたようだ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_11462246.jpg" alt="_e0016828_11462246.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
スーパーストアで頼まれた茗荷（カツオが食える！）と、頼まれていない赤丸二十日大根（とは書いてなかったが）を買って外に出ると、バタバタっとカラスが舞い上がる。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_11474952.jpg" alt="_e0016828_11474952.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
店の前の自転車の荷台においたままの買い物袋をつついていたのだ。<br />
下に小さなパッケージが転がっていた。<br />
小さな女の子（その買物袋とは無関係らしい）が、店の人に知らせたらしく、店の女性が「こっちも」とかなんかいいながらあたふたしていた。<br />
あれは店の責任になるのだろうか、少なくとも賠償責任はないように思うが。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_11502962.jpg" alt="_e0016828_11502962.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
明日は月曜日だから、早い時間の病院行きだと思って、リュックの中身や服装の準備をしたら、きのうは土曜日だから、その翌日は日曜日だということをカミさんが教えてくれた。<br />
持つべきはカミさんだ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_11522772.jpg" alt="_e0016828_11522772.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
きのうは、時間がなく、ほんの少ししか本が読めなかった。<br />
『失われた時を求めて』から。<br />
<br />
灯台の火は単なる物質的な光にすぎないけれど、それでも精神からの発散物で、船舶に危険を知らせるために空間を探索している。<br />
プルーストらしい文章だ。<br />
物や風景をやたらに擬人化する。<br />
それは、たんなる比喩による描写ではなく、人間や時代の感情、記憶、意志を外化しているのだ。<br />
五巻目になると、だいぶ馴れてきたが、最初は戸惑うことが多かった。<br />
<br />
もう一つ。<br />
「私」が、親友のサン＝ルーを彼の兵営に訪ねて行き、近くのホテルに滞在する。<br />
サン＝ルーと彼を讃仰する下士官仲間たちとの交友もふかまり、「私」は戦争の戦術や指揮官のあり方などにも興味を惹かれる。<br />
サン＝ルーの言葉のなかに、戦争が長引くと、敵の成功や失敗を教訓にして、より優れた戦術を編み出すこともあるが、でも、これは過去のことだね。砲兵がものすごく進歩したので、未来の戦争は―もし依然として戦争があったらの話だけれど―非常に短期間のものになるだろうから、教訓を生かそうと考える前に、もう和平が締結されているだろうな。これが、プルースト自身の考えであったかはわからない。<br />
でも、現代現在の絶えることなき、終わりの見えない戦争の世界を、彼は予想しはしなかったのではなかろうか。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_11542363.jpg" alt="_e0016828_11542363.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
昨夜は睡眠薬を定量（いつも、飲むときは半量）飲んで休んだら、咽喉が痛いようで、ときどき目は覚ましたが、トイレにもいかず、いろんな夢を見て朝まで眠る。<br />
起きてトイレにいくとまだまだ眠りに吸い込まれそうになる。<br />
洗濯機を回して、すこし頭がすっきりしたが、なぜか再びベッドにもぐりこむ。<br />
あと三十分の連続で、いくつもシュールでいてリアルな夢を見続けて、熱があるのかと心配したカミさんの声でほんとのリアルに戻って起床、すでに１０時近かった。<br />
夕べの風邪っぽさやだるさもなくなっている。<br />
洗濯物が干してあって、ルンバも仕事を終えていて、僕は洗面所とトイレの掃除だけで済んで夢のようだ。<br />
夢から夢だね。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/10/28/e0016828_11562734.jpg" alt="_e0016828_11562734.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>こんなところがあったよ</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 10 May 2026 12:04:57 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-10T12:04:57+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>３５年ぶりのハグ</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33948652/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33948652/</guid>
      <description><![CDATA[「そうそう、、変わってない、そうよ！」と言ったかと思つたら、見る間に涙を浮かべて抱きついてきた。しばらく泣きじゃくってそのまま、なだめる僕がまるで悪者みたい。<br />
35年前にいちど会っただけの女性・y子ちゃん、白昼、千葉駅の改札口の出来事だ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_15180426.jpg" alt="_e0016828_15180426.jpg" class="IMAGE_MID" height="292" width="500" /></center>（挨拶する僕）<br />
<br />
<br />
JR千葉支社のサマーキャンプ、３泊だつたか家族連れが集まって楽しんだ。<br />
そのとき、僕と一緒に守谷海岸で海水浴をした女の子、とうじ中学生が、毎年年賀状で、ありきたりの文言ではなく、具体的にいろいろ書いて会いたいなと。<br />
その父親（とうじ現場の助役）もまたとうじの仲間・Gさんを通じて、僕にあいたがっていると。<br />
35年ぶりに夢がかなった！（のだそうです）<br />
Ｓ父娘と幹事をしてくれたGさんとの四人の思い出の会。<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_15281990.jpg" alt="_e0016828_15281990.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
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連れていかれたシックなレストラン、昔の僕もなんどもいろんな会合に使ったといわれても、忘却の彼方。<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_15310142.jpg" alt="_e0016828_15310142.jpg" class="IMAGE_MID" height="790" width="444" /></center><br />
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<br />
フォアグラステーキから始まり、稚鮎のパスタ、ステーキ、コースにないのを特注で生牡蠣（富津、まるまる肥った！）まで。ワイン紅白。<br />
すっかりご馳走になってしまう。<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_15344439.jpg" alt="_e0016828_15344439.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（茂原まつり）<br />
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懐かしい写真を持ってきてくれた。<br />
サマーキャンプ、駅伝、運動会、小集団グループのフェスティバル、、地元のお祭り、<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_15390095.jpg" alt="_e0016828_15390095.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
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なんだか年中遊んでばかりいたね。<br />
超勤がつくわけではなかったけれど、楽しかったね。<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_15571286.jpg" alt="_e0016828_15571286.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（乗り換えのときに降りてみた本八幡駅前）<br />
<br />
<br />
鉄道現場はいろんな職種の一糸乱れぬチームワークがあつて初めて安全かつ定時運行が保たれる。<br />
そのためにはいろんなレクリエーションを通じた仲間意識もとても重要なのだ。<br />
AIには逆立ちしてもわからないだろうが。<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_16023915.jpg" alt="_e0016828_16023915.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（下総中山駅ホームから）<br />
<br />
Ｓさんが、繰り返し言ったこと。<br />
鉄道が好き、俺の技術で総武線高架化をなしとげる、、、<br />
そういつた気持や夢があつたから、災害時にも家に帰らず復旧に夢中になれた。<br />
夢を持たず、遊びや全体とのつながりも実感しないまま、「合理的」に数字に使われている、今の人たちが可哀想！<br />
可哀想なだけではなく、事故が起きないかと心配だ。<br />
プロにはあるまじき感電事故が頻発してはいないか？<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_16113760.jpg" alt="_e0016828_16113760.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（都営新宿線京成車両）<br />
<br />
<br />
<br />
すべては現場がどうなっているのか？だ。<br />
現場をよくしなかつたらなにも始まらないし、現場が変わらない「改革・改善」なんてありえない。<br />
<br />
僕たちの話を一言も聞き洩らさないY子ちゃんも、大きく頷いて「事件は現場で起きている！そうよ、私の職場でもまったくそうだと思う」。<br />
ひまさえあれば、でなく、何よりも優先して現場を歩いていてよかったなあ、といまごろツクヅク思う。<br />
<br />
あれもあつた、これもしたね、懐かしい思い出は尽きなかつた。<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_16214954.jpg" alt="_e0016828_16214954.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（パチンコやとカラオケと焼き鳥やの多い本八幡駅周り）<br />
<br />
<br />
<br />
別れるときもまた熱いハグ、まるで恋人同士のようだ。<br />
そんな価値が僕にあつたのか？それこそ夢をみているようだつた。<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/08/28/e0016828_17232514.jpg" alt="_e0016828_17232514.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（帰りの三田線。相鉄車両）<br />
<br />
けさ、4時間大奮闘の大掃除を終えて、お礼の電話をしようと思ったら、一瞬早くＧさんから電話、何かと思えば「きのうはほんとにありがとうございました」だって、なんというやつだ！<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>よしなしごと</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 09 May 2026 12:49:39 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-09T12:49:39+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>花と寺とお握りと</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33947925/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33947925/</guid>
      <description><![CDATA[２時間の睡眠でぼんやり頭だつたけど、皮膚科のあと花をみて歩くうちに、元気がでてきた。<br />
いまだに払うたびの２割負担の医療費にお先の暗さが思われて気分が沈むのだが、それも目黒川緑道の五月晴れに輝く花たちが引き上げてくれる。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_15152447.jpg" alt="_e0016828_15152447.jpg" class="IMAGE_MID" height="790" width="444" /></center><br />
<br />
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草むしりをしている女性に、お疲れ様、ありがとうと声をかける。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_15230323.jpg" alt="_e0016828_15230323.jpg" class="IMAGE_MID" height="751" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
コンビニとスーパーストアを見比べて、だんぜんスーパーオオゼキが安い。<br />
握り飯と綾鷹（６５０ｍｌ）で２５５円をリュックにいれて世田谷公園に向かう。<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_15282278.jpg" alt="_e0016828_15282278.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
噴水の見える木陰でおにぎりを食う。<br />
タイちゃんやはあちやんの幼い頃、ミニSLの列車に乗ったり焚き火で焼き芋やマシュマロを焼いたり、楽しかったなんどかを思い出す。<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_15315334.jpg" alt="_e0016828_15315334.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
それとともに、僕は祖父として孫たちの成長を助けるのに最善を尽くしたかと考えてもみる。<br />
考えてもせんないことだけれど。<br />
<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_19014626.jpg" alt="_e0016828_19014626.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
さあ、どうしようか。<br />
取りあえず、やってきたバス「野沢龍雲寺」行きに乗る。<br />
あの寺は前に行ったことがある。<br />
ふたつ先の下馬一丁目で降りたが、いぜんとしてどこに向かおうか、気持が定まらない。<br />
やはり寝不足があるからあまり歩きたくもないのだ。<br />
降りたバスの後を追うようにして、下馬営業所まで歩いて、相変わらず迷っていると野沢龍雲寺経由渋谷行き（循環）がやってきたので、それに乗る。<br />
途中降りたいところがないまま、またぐるっとまわって下馬一丁目までくる。<br />
バスに乗って喜んでいるロージンだ。<br />
バス停の時刻表をみると、目黒行きが来るので、それで目黒に出ようか。<br />
しかし、２０分待たなければならない。<br />
直射日光の下で、立っているのも芸がない。<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_15394169.jpg" alt="_e0016828_15394169.jpg" class="IMAGE_MID" height="790" width="444" /></center><br />
<br />
そんなら、さっき降りたバスが通過した西澄寺を見ようか、４００メートル、ゆるい上り坂を戻る。<br />
次のバスには間に合わないけれど、その後のに乗ればいい。<br />
蜂須賀家の屋敷の門を移築した大門が見事だ。<br />
御本尊の大日如来は僕の守り御本尊だ、謹んで手をあわす。<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_18115205.jpg" alt="_e0016828_18115205.jpg" class="IMAGE_MID" height="790" width="444" /></center><br />
<br />
そんなに広くはないが、天正２年（１５７４）創建、玉川八十八カ所霊場５２番札所の風格をそなえた建物や庭を見て、大きな石にかけて飲んだ綾鷹がうまかつた。<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_15410973.jpg" alt="_e0016828_15410973.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
青梅をかじりたい衝動を抑えて目黒駅行きのバスに乗る。<br />
<br />
こうして手当たり次第にバスに乗っていると、東京の点と線がだんだん相互に結びついて、ああ、ここから行けば、こんなに近いんだ、とか、それにしても坂が多いななどと改めて思う。<br />
<br />
<br />
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<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_15420286.jpg" alt="_e0016828_15420286.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
目黒駅周辺でしかるべきカフエを探そうと思っていたけれど、また坂道かと気が重くなって、駅前のタリーズコーヒーに入る。<br />
あかるくて、デカフエもドリップでたっぷり出してくれる。<br />
ようやく文庫本にしては重たいのを担いできた『失われた時を求めて』を面白く１時間ほど読んだ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_17575608.jpg" alt="_e0016828_17575608.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
家の近所に、いつも家の前のたくさんのプランターの花に囲まれた長椅子にかけて道を眺めているおじいちゃんがいる。<br />
朝は、その前を歩いて渋谷行きのバス停にむかった。<br />
会釈したら頷いた。<br />
帰りはバスのなかからみると、朝と同じように座っていた。<br />
会釈はできない。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_20264100.jpg" alt="_e0016828_20264100.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
９８０２歩、寝不足ロージンにしてはよく歩いたな。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>こんなところがあったよ</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Fri, 08 May 2026 08:28:58 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-08T08:28:58+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>ご馳走ふたたび</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33947347/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33947347/</guid>
      <description><![CDATA[春眠暁を覚えて、なぜか夕べは2時間も眠れなかった。<br />
いつもは途中で起きてもヨガニ―ドラをやればすぐに眠れるのに、なんどもいろんな種類のをやったが、ダメだった。<br />
少し飲み過ぎたのと、いろいろ考えることがあって神経が興奮したのかもしれない。暑くてカイカイも出たし。<br />
けさはこれから皮膚科、早起きして家事をすませたが、そういうときにかぎってルンバが一度で起動しなかったり、洗剤が切れていたり、金曜日と勘違いしてゴミを外に持ち出したり、スムーズにいかないことが多いのだ。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/07/28/e0016828_08411869.jpg" alt="_e0016828_08411869.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
きのうは娘一家が来訪。<br />
いつものことながらパパ作の珍味が並ぶ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/06/28/e0016828_22071309.jpg" alt="_e0016828_22071309.jpg" class="IMAGE_MID" height="751" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
サラダ、およそ10品の手巻き寿司、ローストビーフ、生ハム、チーズ、ホヤ、白つぶ貝に黒つぶ貝、穴子、ホタルイカ、鯛の昆布締め、アジのなめろう（ともに、はあちやん作）<br />
<br />
<br />
とても食べきれないと思ったのに、あっという間にきれいに平らげる。<br />
<br />
<br />
タイちゃんは大学一年生のはあちやんと外国人の会話を交わす。<br />
シャバイ、という言葉も初めて知る。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/06/28/e0016828_19543985.jpg" alt="_e0016828_19543985.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
ハモと蓴菜、これもパパ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/06/28/e0016828_19591645.jpg" alt="_e0016828_19591645.jpg" class="IMAGE_MID" height="337" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
ケーキも好みで。<br />
みんな元気で仲良く、それが一番のご馳走だ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/06/28/e0016828_16193518.jpg" alt="_e0016828_16193518.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
『失われた時を求めて』。<br />
「私」が、ゲルマント公爵夫人とのつながりを求めて、その甥のサン＝ルーを兵営に訪ねていき、彼の部屋に泊めてもらう。<br />
リバティ・プリントのクロス張りの壁、暖かい暖炉を前にシャンパンと従卒が用意したヤマウズラのヒナの料理。<br />
陸軍大佐だった祖父はそんな兵舎に住んだことなんかないだろうな。<br />
<br />
よくじつ、近くの古いホテルに移るのだが、その「現代のホテルでは使いものにならない贅沢品がやたらに残っており、それがいっさいの実用から解き放たれて、暇をもてあましながら一種の生命を獲得している」ホテルの描写は想像力をかきたてる。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/06/28/e0016828_20023998.jpg" alt="_e0016828_20023998.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
さまざまな眠りや夢についての考察もおもしろく共感できる。<br />
<br />
深い穴のような眠り、鉛のような眠り。<br />
こんな眠りが終わるとしばらくのあいだは、自分がただの鉛の人形になったような気がする。もうだれでもなくなってしまったのだ。そんなとき、なくしたものを探すように自分の考えや人格を探し求めながら、どうして別人ならぬ自分の自我を、ふたたび見出すことになるのだろうか？ふたたび物を考えはじめたときに私たちの内部に体現されるのが、なぜまた以前の自分とはちがった人格ではないのだろうか？何がその選択を命じるのかは分からないが、それにしても幾百万の人間になれるというのに、どうしてぴたりと前日の自分を捕えるのか？たしかに中断があったのに（眠りが本当に深いものであったり、夢がおよそ私たちとかけ離れていたりしたためだ）、何が私たちをそこへ導いていくのか？文字通りの死があったのだ。（略）<br />
眠りというこのありがたい突発的な自己喪失のあとで訪れる目覚めのさいの蘇生は、結局のところ、忘れていた名前や詩句やルフランをふたたび見出すときに起こることとよく似ているにちがいない。そして死後の蘇生も、おそらくは記憶の一現象として理解されることだろう。こんなこと、当たり前のことじゃないか、眠りから覚めたら違う人間になってしまうことの方が不思議なことではないか。<br />
そう考えることが、たぶん、プルーストのいう「習慣的思考」というやつかもしれない。<br />
昨夜はこの鉛の眠りが恋しかった。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/06/28/e0016828_20222466.jpg" alt="_e0016828_20222466.jpg" class="IMAGE_MID" height="388" width="500" /></center>（きのうの朝食った）<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>よしなしごと</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Thu, 07 May 2026 08:47:26 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-07T08:47:26+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>子どもの日に</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33946722/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33946722/</guid>
      <description><![CDATA[よちよち、ママが喜んで手をたたく。パパがスマホを構える、8ミリじやないんだ、<br />
子どもが手をふる。かわいいったらありやしない。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_12261512.jpg" alt="_e0016828_12261512.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_12420039.jpg" alt="_e0016828_12420039.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
たどりついた子の頭をパパは愛しげに抱きしめる。<br />
僕も手を振る。<br />
おいくつ？いつさいと8カ月、今日初めて歩くんです。おお！おめでとうおめでとう！<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_12282513.jpg" alt="_e0016828_12282513.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
こっちではおばあちゃんとかけっこ。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_12312536.jpg" alt="_e0016828_12312536.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
仲良し姉妹。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_19114245.jpg" alt="_e0016828_19114245.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
そして僕は木陰で、鮭のほぐしたのをまぜたお握りと茹で卵に奈良漬けを食う。<br />
最高だね、世界中の子どもたちに幸あれ！<br />
子どもたちに禍をもたらす者たちよ、消えてなくなれ！<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_19125354.jpg" alt="_e0016828_19125354.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（八雲小学校）<br />
<br />
『失われた時を求めて』<br />
<br />
「私」は、上流社会の最上層に位置するスター・ゲルマント公爵の広大な邸宅の一角にあるアパルトマンに引っ越してくる。<br />
今まで、その名前だけでさまざまな想像を膨らませていた人々の隣人になったのだ。<br />
二流の貴族はゲルマン家の人と会ったというだけで、そのことをおおいばりで吹聴するような人たちの現実がリアルに描かれる。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_19232856.jpg" alt="_e0016828_19232856.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（おととい 呑川）<br />
<br />
パルム大公妃が友人たちに、階上ボックス席、バルコニー席、一階ボックス席のチケットを割り当てたので、彼らが勝手に席を換えてあちこちに移動し、親しい女性のそばに座りにいき、まるでオペラ座が華やかなサロンのようになる。<br />
一階イス席は、彼らとは違う世界の住人が座るのだが、そのある部分にはスノブや物好きたちが座って、彼らがふだん近くで見ることのできない人びとを眺めて、「あれは○○侯爵だよ」などとしばしば間違っていても、偉そうにささやくのだ。<br />
その選ばれた女神たちのなかでも、もっとも有名で、ほかの神話の娘たちをはるかにこえる美しい偉大な女神がゲルマント大公夫人とその従姉妹のゲルマント公爵夫人だった。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_19163337.jpg" alt="_e0016828_19163337.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
「私」は、イス席にいて、かれらとは別世界にいるものと思って気楽にしていると、はずみでゲルマント公爵夫人と視線があい、彼女は「女神から女性に変って、急に千倍も美しく」なり、「私」に白手袋の手を振った。<br />
「私」はゲルマント公爵夫人の虜になってしまう。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_19185579.jpg" alt="_e0016828_19185579.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
オペラ座の女優・ラ・ベルマの演技のすばらしさ。そういう至高の演技に接した場合、「注意ぶかい精神」にとつては「私たちの観念のコレクションのなかには、（真に）個性的な印象に対応する観念などひとつもない」から、「ゆとりのある解釈」など不可能で、あらかじめ身につけていた「美しい」とか「悲壮感」などといった観念とは違う未知のものを引き出さねばならず、つまりは「失望する」ことについての考察。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/05/28/e0016828_20461883.jpg" alt="_e0016828_20461883.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
ラ・ベルマの演技は、演劇芸術がみずからかくあれかしと望んだものであり、そしてあまりに熱中しすぎた観客が注意深くそれを凝視しようとすると破壊されてしまうような、逃れ去っていく成果、つかのまの目的、動く傑作なのだ。<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>こんなところがあったよ</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Wed, 06 May 2026 09:16:40 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-06T09:16:40+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>芸術家と友情</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33945976/</link>
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      <description><![CDATA[五月晴れ、けさの気分はシューベルトの「鱒」だな、とおもったら、ラジオもこれだった。<br />
高校のときに小遣いを貯めて買った最初のクラシックは「鱒」だった。<br />
長野の五月もリンゴ畑をわたる風がきらきらしていたなあ。<br />
<br />
僕の買った１０インチのレコードは、ウイーンコンチェルトハウスだったと記憶するが、趣向をかえてウイーン少年合唱団で。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
友情についてのプルーストの考察。<br />
自分のために生きることができる人間は、またそうする義務もある（中略）。<br />
友情とは芸術家にとって、この義務の免除であり、自己放棄である。友情の表現形式である会話そのものが、ごく皮相のたわごとで、私たちに何ももたらしはしないのだ。私たちは一生のあいだ人としゃべりつづけても、ただ空しい一瞬を無限にくり返すばかりかもしれない。それに対して芸術的創造の孤独な営みへと進む思考の歩みは、縦に深く降りて行くもので、それはたしかに苦痛こそ多いが、真理獲得という結果に向かうために私たちに閉ざされていない唯一の方向、私たちの前進し得る唯一の道なのだ。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/28/e0016828_19222930.jpg" alt="_e0016828_19222930.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
友情は、真理獲得になんの効果もなく、有害ですらあるという。<br />
そんなことはないだろう、といいたくなりはしないか？<br />
真の友情こそお互いの切磋琢磨によって、それぞれが真理獲得の有益な助けとなるのではないか？<br />
<br />
プルーストはいう。<br />
私たちは外側から石を補強できる建造物とはわけが違い、あたかも自分自身の樹液から、幹に生じる次の節や上へ上へと伸びる葉の茂みを引き出してくる木々のようなものだ。<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/28/e0016828_19235958.jpg" alt="_e0016828_19235958.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
優れた友人の言葉は「外側からの石」に過ぎないというわけだ。<br />
プルーストは「内部に住んでいる自分自身とは別の存在、私たちが思考の重荷をいつも喜んで肩代わりさせてしまう存在」という言葉を提示する。<br />
それは習慣的な自己、社会や他人に合わせて生きていく自己という存在を指している。<br />
そういう自己は、ほんとうの、ある意味では他人と共有できない自己とは違うから、そこでなされた理解は、真理獲得には役に立たない。<br />
だから孤独を癒されることによって安易な自己にとどまる傾向を助長する友情は有害なのだ。<br />
<br />
厳しいね、なんだか禅の修行僧か、それとも剣の修行者？<br />
邪魔物を削り取って、一瞬のひらめきを捉えるのだ。<br />
でも禅は無を悟るのだけれど、プルーストは失われていた記憶の洪水が押し寄せる、そこが違うな。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/28/e0016828_20021433.jpg" alt="_e0016828_20021433.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>今週の１冊、又は２・３冊</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Tue, 05 May 2026 10:07:17 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-05T10:07:17+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>二日酔い</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33945039/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33945039/</guid>
      <description><![CDATA[自民党が憲法改正を綱領にうたうのは、アメリカに押しつけられた憲法でなく日本人が自主的に創る憲法が必要だということのようだ。<br />
それなら、むしろ現在のアメリカ従属政治を是正して、日本の自主的政治を樹立することのほうが優先するのではないか。<br />
戦争がいかに当事国双方のみならず世界全体に深刻な悲劇をもたらすことが、明らかになっている今こそ、反戦・非戦を為政者に義務付ける現行憲法の重みは世界的なものだと思う。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/28/e0016828_10093624.jpg" alt="_e0016828_10093624.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
きのうは次男夫妻とシイが遊びに来てくれた。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/28/e0016828_10180853.jpg" alt="_e0016828_10180853.jpg" class="IMAGE_MID" height="751" width="500" /></center>「枝豆」「河内晩柑、キャロットラペ、フリルレタスのサラダ」「フアストトマトと炒めシラスとフエンネルのサラダ」「マグロの叩き、新玉ねぎ」「ヒラメのとろろ昆布巻き　スダチと茗荷」「鴨肉と長ネギの塩麹焼　クレソン」「生ハムとチーズいろいろ」「オリーブ」「田舎パン　ココナツバター」「キウイ」<br />
カミさん、大奮闘の巻。<br />
<br />
４時間、よく食べて（だされたもの完食）、よくしゃべり、缶ビール二缶、ワイン4本、日本酒・獺祭４合を４人できれいに飲み干す。<br />
足元がふらつくほど酩酊、けさは二日酔いだ。<br />
シイは鴨肉をことのほか喜ぶ。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/04/28/e0016828_10190941.jpg" alt="_e0016828_10190941.jpg" class="IMAGE_MID" height="580" width="500" /></center><br />
<br />
『失われた時を求めて』4巻「第二編　花咲く乙女たちのかげに　Ⅱ」を読了。<br />
５巻「第三篇　ゲルマン家の方　Ⅰ」を読みだす。<br />
訳注（すべて目を通している）をふくめて７００頁を越える。<br />
<br />
名前のなかに私たちが注ぎ込んだイメージ<br />
一方で日常生活の目まぐるしい旋風にまきこまれたときの名前が、まったく実用にしか役立たず、回転が速すぎて灰色にしか見えない七色の独楽のようにすべての色彩を失ってしまうのに対して、他方、逆に夢想にふけるときの私たちは、思いをこらして過去に立ち返るために、自分たちの引きこまれた無限運動の速度をゆるめて停止させようとするから、そのようなとき私たちは少しずつ、これまでの生涯に同一の名前によって次々と示されてさまざまな色合いが、横に並べられて、ただしそれぞれがくっきり他の色と区別された形でふたたびあらわれてくるのを目にするのである。「東京」という名前に、長野の子供の僕は、どれほど輝かしく、美しく屹立したイメージを抱いたことか。<br />
そのイメージ＝夢は<br />
最初のころのものが一番美しい。夢は少しずつ、現実に追われてもちこたえられずに陣地を放棄させられ、少し手前の陣地に立てこもり、やがてはそこからもまた撤退を余儀なくされたのだ。<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>よしなしごと</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Mon, 04 May 2026 10:27:37 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-04T10:27:37+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>駒沢公園に</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33944234/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33944234/</guid>
      <description><![CDATA[大掃除のルーテインに、できれば毎週なにか一つ二つプラスアルファをつける。<br />
きのうは仏壇の小さな造花（生花も供えてます）とそのベースをきれいに洗うのと、いつもそこまでやらない台を拭いた。<br />
そんなちょっとしたことで、清々しさが増す。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/28/e0016828_18432212.jpg" alt="_e0016828_18432212.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
松本行からパンを買う日が狂って来て、こんどは五日に予約したので、駒沢公園まで歩いた。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/28/e0016828_18450730.jpg" alt="_e0016828_18450730.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
この前来たときと同じように軟式野球場で東大と、こんどは法政が対戦している。<br />
外から覗くとまた東大がリード、僕が見ている間に2対0になった。<br />
法政の選手がエラーが多かった。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/28/e0016828_18482135.jpg" alt="_e0016828_18482135.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
連休とあって小さな子供連れが多い。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/28/e0016828_18495550.jpg" alt="_e0016828_18495550.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
広場では餃子のイベントで、大勢の人がビールを飲んだり餃子を食っていた。<br />
僕も餃子は好物だけど、なんとなくあれは夜食うものという感じがある。<br />
ランチで町中華に入ってもめったに餃子を頼むことはない。<br />
酒のつまみという感じがあるからかな。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/28/e0016828_18511674.jpg" alt="_e0016828_18511674.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
亡妻の母が作る餃子が美味しくて子供たちがいた頃は驚くほどの量をつくってもらった。<br />
子どもたちも焼くのを手伝ったりした。<br />
亡妻がガンの宣告をうけて病院から帰ってきたときに、義母がかけつけてきてくれて、なんでも食べたいものというので、餃子をつくってもらった。<br />
あの餃子を娘は引き継いでいるのだろうか。<br />
<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/28/e0016828_18524708.jpg" alt="_e0016828_18524708.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
家族連れがあちこちでピクニックみたいにして、いろいろ食べているのを見たら、まっすぐ家に帰る気にならなくなって、コメダ珈琲に行ってしまう。<br />
公園の木陰で本を読むつもりで、小さな水筒にお茶をいれて持っていったのだが、そういう場所には先客がいたのだ。<br />
コメダも満員かと思いきや、ぜんぜん待つこともなく窓際のカウンターに座れた。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/28/e0016828_18534466.jpg" alt="_e0016828_18534466.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
ミックスジュースなどという面妖なものを飲んでみたが、冷たくてうまいし、ちびちび飲めるのでなかなかなくならないのがよろしい。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/28/e0016828_18552914.jpg" alt="_e0016828_18552914.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
二時間近く本を読んで帰るときには待ち人がかなり長い列を作っていた。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/02/28/e0016828_18591879.jpg" alt="_e0016828_18591879.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
<br />
『失われた時を求めて』、「私」が花咲く少女たちと遊ぶことに夢中になる。<br />
そのなかのアルベルチーヌが、恋の対象なのだが、なかなか前に進まない。<br />
アルベルチーヌに告る気持になれないのだ。そのわけというのは、<br />
愛にかんする私の考え方は変ってしまったからだ。一方では、愛している相手に告白し、自分の愛情を打ち明けるということが、恋愛の重要かつ必要な情景の一つとは思えなくなってきたし、また恋愛というものがもはや外部の現実ではなくなって、単に主観的な快楽にすぎないと思われてきたのである。しかも私がこの快楽を感じていることを、アルベルチーヌが知らなければ知らないほど、ますます彼女はこの快楽を維持するために必要なことをやってくれるだろうと、私は感じたのであった。めんどくさいな、僕にはようわからへん。<br />
<br />
そんなことを云いながら、アルベルチーヌがボンタン夫人の家に行くのに、朝早い列車に乗らなければならず、前夜「私」の泊まっているグランドホテルに一人で泊まることになると彼女の部屋に行って、ベッドに寝ている彼女を抱こうとする。<br />
アルベルチーヌが「よかったらベッドのわきで、わたしがお夕飯を食べるのを見ててくださってもいいわ。そのあとで、あなたのしたいことをして遊びましょうよ、（略）早くいらっしゃいよ。二人だけの時間がたっぷりあるようにね」などと言っていたのだ。<br />
しかし、アルベルチーヌはけたたましく呼び鈴を押すのだった。<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>こんなところがあったよ</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Sun, 03 May 2026 09:15:48 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-03T09:15:48+09:00</dc:date>
    </item>
    <item>
      <title>自由が丘に現れる怪物</title>
      <link>http://pinhukuro.exblog.jp/33943547/</link>
      <guid isPermaLInk="1">http://pinhukuro.exblog.jp/33943547/</guid>
      <description><![CDATA[眼科医の帰り、自由ヶ丘の薬局に向かう途中、びしょ濡れのバラを見つける。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/28/e0016828_15233988.jpg" alt="_e0016828_15233988.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
あれあれあの子はかわいそう、近づいてみる。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/28/e0016828_15260047.jpg" alt="_e0016828_15260047.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
うつむいている。<br />
けれど雨に濡れた風情は悪くない。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/28/e0016828_15270211.jpg" alt="_e0016828_15270211.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
せっかく、美しいものを見たのに、狭い径を通せんぼするような、動くような、止まっているような車に腹が立つ。<br />
すれ違いざまに、運転士に「何をやってるんだ！」と怒声、発した覚えもないようなきつい声に自分が驚く。<br />
年寄の癇癪って、こういうことか。<br />
<br />
自己嫌悪を引きづったまま歩いていくと、いぜん友人たちとランチ会をした店の前にきた。<br />
看板の日替わり御膳1000円に惹きつけられる。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/28/e0016828_15171589.jpg" alt="_e0016828_15171589.jpg" class="IMAGE_MID" height="790" width="444" /></center><br />
こんちは、僕の細い声に、こんにちは!とママの大きな明るい声。<br />
<br />
次々に出てくる料理、「これはなに？」「きんぴら、ごぼうよ、柔らかいでしよ」のようなやり取り、そのときの笑顔に、ざらついた気持が和らいでいく。<br />
<br />
海苔を使った茶碗蒸し、ビンチョウマグロの藁焼き、鶏の唐揚げ、、ちょっとづつ、素材は大したものではないけれど、値段いつぱいに心づくしのご馳走だ。<br />
ご飯は少なめと言ったけれど、舞茸の炊き込みご飯を見たら、普通盛りに変更する。<br />
デザートの黄な粉に噎せてしまうと、なんども、大丈夫？と心配してくれて、背中をなぜてくれた。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/28/e0016828_15305079.jpg" alt="_e0016828_15305079.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
小さなもの、かわいいもの、ちょっとした美味しいものが、いつぱい並んでいる、ひかり街は元気だ。<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/28/e0016828_15333692.jpg" alt="_e0016828_15333692.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center><br />
こんなでっかい、ぶあいそうなものに負けてたまるか！<br />
<br />
<center><img src="https://pds.exblog.jp/pds/1/202605/01/28/e0016828_15371727.jpg" alt="_e0016828_15371727.jpg" class="IMAGE_MID" height="375" width="500" /></center>（ランチの店で）<br />
<br />
「失われた時を求めて」から。<br />
<br />
芸術上の天才が、ものごとの本質をえぐり出すことについて、<br />
リュクサンブール大公妃のさる従妹は、つんとお高くとまった美女だったが、かつて、当時としては斬新な芸術にすっかり夢中になって、自然主義画家のなかでも最大の巨匠に自分の肖像画を依頼したことがあった。するとたちまち画家の目は、彼が至るところに求めていたものを見出してしまった。画布の上には一人の貴婦人の代わりに使い走りの少女が描かれ、そのうしろの斜面をなした紫色の広大な背景は、一見ピガール広場を思わせるものだった。こういう皮肉もあちこちにみられる。<br />
<br />
「私」は、手の届かない対象・存在に強く惹かれて、想像を膨らませて憧れる。<br />
手に入りそうになると、対象が普通の存在に見えたり、欠点が目につくのだ。<br />
そのことについて、<br />
しかしながら、たとえ避けることのできない幻滅をもたらすにしても、ちらと見かけただけであとは想像がゆっくりと作り上げたものに向かってこのように進んでいくのは、官能にとって健全な、欲望を失うことのない唯一の方法である。怠惰さからか臆病さのためか、初めに相手を夢見ることもなしに知り合った友人たちのところへ、直接に馬車を駆って、しかも途中で自分の欲するもののそばに立ち停まることもせずまっすぐにかけつける人びとの生活は、なんと暗くやりきれないものであろうか！この小説の通奏低音は『あこがれ』のような気がする。<br />
<br />
<br />
]]></description>
      <dc:subject>気になる店・ひと皿</dc:subject>
      <dc:creator>saheizi-inokori</dc:creator>
      <pubDate>Sat, 02 May 2026 11:07:17 +0900</pubDate>
      <dc:date>2026-05-02T11:07:17+09:00</dc:date>
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