ホン、映画・寄席・芝居、食べ物、旅、悲憤慷慨、よしなしごと・・
by saheizi-inokori
カレンダー
最新のコメント
> wawa38さん、目..
by saheizi-inokori at 23:24
> koro49さん、歯..
by saheizi-inokori at 22:20
> mother-of-..
by saheizi-inokori at 22:14
> rinrinさん、お..
by saheizi-inokori at 22:07
> hisako-baa..
by saheizi-inokori at 22:04
旅は良いですね。憧れです..
by hisako-baaba at 21:51
わぉ! 息子が太田市に..
by rinrin at 20:18
〉旅を実りあるものにする..
by mother-of-pearl at 19:52
ほんと、私も嬉しくなり、..
by koro49 at 19:51
> 鍵コメさん、そうでし..
by saheizi-inokori at 19:03
> テイク25さん、自撮..
by saheizi-inokori at 16:37
同好の士の姿がいいなぁ。..
by テイク25 at 16:17
> kazematic-..
by saheizi-inokori at 12:39
まったく同感です! 読..
by kazematic-night at 12:31
> 福さん、ときには塩分..
by saheizi-inokori at 07:52
> j-garden-h..
by saheizi-inokori at 07:49
> doremi730さ..
by saheizi-inokori at 07:47
しょっぱめのシャケ、ご馳..
by 福 at 06:48
ぶらっと一人旅ですか。 ..
by j-garden-hirasato at 06:47
ぶらり旅いいですね~!楽..
by doremi730 at 03:36
梟仲間
フォロー中のブログ
掬ってみれば無数の刹那
Pushpin Diar...
いまだ天命を知らず
酔流亭日乗
江戸川土手を歩く
まさかり半島日記
あぱかば・ブログ篇
HOME★9(ほめ・く)別館
あんつぁんの風の吹くまま
楽餓鬼
心の万華鏡  
あじさい通信・ブログ版
Tangled with...
うろうろ、ごそごそ。
響の言葉
猫額洞の日々
断想
空の下 歩けば
mitsukiのお気楽大作戦
季節の窓  Seaso...
八十代万歳!  (旧 七...
REIKO GOGO日記
書をつま弾く、そして歌う。
流木民
日本庭園的生活
新・クラシック音楽と本さ...
八王子便り
カラシニッキ
気ままな読書ノート、絵手...
私たちは20世紀に生まれた
無言歌      ...
Quel temps f...
三百六十五連休(一)
イーハトーブ・ガーデン
ふくよかさんがゆく
隊長ブログ
なすびの花は無だばかり
楽なログ
渋谷のつま先
楽・遊・学・ビバ人生!!
明日晴れるかな
+nao日記+
胡乱亭
幸せごっこ
芙蓉のひとりごと
easy-writer
ポーチ ド ポッチ(ブログ)
黒い森の白いくまさん
絵文字や顔文字は苦手です。
EL PAJARO
好都合な虚構
殿様の試写室
..., and trips
BOOKS WANDE...
私がローマで独りで始めたわけ 
一茶、二茶、三茶。
- Une phrase -
フランクフルトのロッテン...
新・はんきちのつぶやき
梨の木日記
ハッピー・リタイア・ライフ
喫茶はるねこ
BEAUTIFUL THING
時のしっぽ
かるぺ・でぃえむ
思いのままに
吾亦紅の晴れ時々くもり
光と影をおいかけて
ゆっくり生きる
酒彩・食彩・たまに旅
ブロ友パソコン相談室
老人専用住宅の床下から
だるまさんが転んだ♪
シェーンの散歩道
四季折々に
山歩路通信―さんぽみちつ...
ピレネー山脈を超えたらそ...
quelque chose
言の葉遊び
とことこお散歩
一人の時間を大切に
絵日記日和
続・八曜社
時流れるままに
気がつけば50代
花の時 風便り
徘徊する修道女
そらいろのパレット
春のよき日に vol.2
唐古呂春夢 ♯1
小径を辿る
驢馬の耳
夕暮れしっぽ
日蓮大聖人『御書』解説
世に倦む日日
野ウサギの足跡
65歳専業主婦の生活♪
霧島の森よりキルトととも...
シークレット・エージェン...
風のとおる家から
歌い手菅野千恵のarou...
ほぼ独り暮らしの日々。 ...
今日の鳥さんⅡ
噺の話
介護する私
ヒロままの小さな部屋通信。
今が一番
春のよき日に vol.3
ないものを あるもので
広島光画通信
rin時日報3
四月の魚
暁橋のたもとから
NOEMI
春のよき日に vol.4
最新のトラックバック
カテゴリ
記事ランキング
ブログパーツ
検索
タグ
以前の記事
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
ファン
ブログジャンル
画像一覧
2018年 09月 30日

小三治もサンチも笑わせる

キッチンで食器を洗っているとサンチが入って来ようとする。
めったにやらないことだ、じゃれているのかと思ったがどうも様子がヘンだ。
あ!ピンときて、リビングをみるとスツールの上に大小取り混ぜて大失敗。
いつもは朝一番で「おしっこ」と命じてやらせるのに、けさはルンバのブラシを掃除していてやらなかったのと、汚れたシートを片付けたあとを敷いてなかったから、やつもしそこねたのだろう。
カミさんは怖いから僕に報告、そのあとも僕の後ろにぴたっとついてカミさんを上目遣いでみる、背中を丸めて尻尾はだらり、悪いことだと自覚している。
e0016828_10242472.jpg
点眼のときに五分タイマーが鳴るたびに次の薬をさしているのを見おぼえたらしく、隣室で用をしていてタイマーを鳴らせ続けていると吠えて、それでもいかないと隣室まで走って知らせに来る、食事中に急き込むと吠えて後ろに回り込んでどういう訳か耳を舐める、その真剣なようすを見ているとたまさかの粗相も笑いの種になってしまう。
e0016828_10251398.jpg
もうだめだと諦めたのに奇跡的に取れたチケット、小三治の出る国立名人会に行った。
前から二列目の真ん中、目の動きなどの表情が迫力たっぷりに見えて、なるほど前の席を取りたがる常連がいるわけだ。

小三治「出来心」
長いマクラ、78歳であることについて強がりや弱音雑感、渥美清が歌った「泣いてたまるか」をさらっと歌って歌詞をなぞって「俺が泣いてもなんにもでない、でねえんだよな」としんみり。



以前のグルグル同じことばかり繰り返すマクラよりはマシだったが、どうも調子がでないらしく「あたしはネタだし(あらかじめ話が決まっている)は嫌い、自由がない」「今日はダメ、はっきりいって今日は皆さん不運です」と言って噺にはいった。

間抜けな泥棒初心者の兄貴とのとぼけたやり取りを聴いていると、やっぱり思い出すのは喜多八、師匠に弟子の面影が遺っているなんて逆だぜ。

間抜け泥が貧乏長屋に入ったところが、あるのはフンドシ一丁が干されているだけ、鍋におじやの残り物があったのを「うめえ、カツブシ使ってる」とむしゃむしゃやってると主が帰宅、泥棒が入った痕跡をみて、しめた、これを使って家賃を払えない申し訳にしようと、大家に「4か月分の家賃を持っていかれた」「それじゃ、しょうがないなあ」まではよかったが、「そのほかに何をとられた」と帳面を取り出す。

つじつまを合わせるために「夜具は?」「そうそう夜具、布団をとられました」「どんな布団だ」「へえ、綿が入っている」「表はどうなんだ」「大家さんの干しているようなの」「花色木綿だな」「そうそう花色木綿」、それからはタンスも花色木綿、羽二重の羽織も花色木綿、「帯は」「そうそうハダカ」「博多だろう」、、。
とぼけたやり取りが延々、長すぎる(50分)、明らかに小三治の不調なのだが、そこは名人と言うべきか不調なりにその間におかしさがあって、退屈はしない。
笑わせようなんて気持ちはこれっぽちもないからおかしいのだ。

サンチという名前は小三治からとったのだ。
初めて見たときに小三治の四角な顔に似ていたし。
小三治小三治!って呼びにくいので、サンチにした(小三治から「サンチさんへ」と署名入りの「ま・く・ら」「ば・い・く」を持ってます)。
どちらも年を取るとたまには失敗・ウマくいかないこともあらあな。
ウマくいかなくてもおかしいご両人だ。
e0016828_10244128.jpg
きのうの一番は、はん治「禁酒番屋」だった。
なんども聴いて暗記できそうな噺なのに、その先の展開を聴きたい気持ちにさせるような語り口、酒屋のスタッフや番小屋の小役人の造型、酒好きの近藤ウジの飲みっぷり、落語の楽しさを満喫した。

前トリの今松「質屋蔵」も良かった。
さいごの蔵の中のお化け、相撲の行司と天神様の風格が好い。
質物には質に入れる人たちの恨みが籠っている、それは大金持ちの知らない恨みつらみだ。
その実例を番頭に想像で事細かに話して聞かせる。
それだけ「貧しい」人たちの苦労を知っている質屋の主人だからこそ(であるのに)熊さんが驚くようないい酒の樽やウマイ漬物の樽をいくつも常備できるのだ。

ほかに、三之助「黄金の大黒」、どこといって文句のつけようがないちゃんとした芸なのに、イマイチ湧かないのは客席が温まっていなかったからか。
𠮷窓「里帰り」、言い間違えが多くちゃんとさいごまで言葉を完成させない、どうしたもんだ。
正楽「紙切り」、「相合傘」「刀の手入れをしている小三治師匠」「秋祭り」、夏祭りと同じですと師匠、「お月見」「藤娘」「薪能」、どうしよう、わっからな~い、とつぶやきながら。

帰りに赤ひげ先生の所によったら「リハビリは土曜日二時まで」と言いながら、看護師さんがウオーターべッドをやってくれた。

# by saheizi-inokori | 2018-09-30 12:02 | 落語・寄席 | Trackback | Comments(16)
2018年 09月 29日

ひとのフンドシ

義母の一周忌、この日しかないという青空のもとカミさんとバスと電車を乗り継いで義兄の家に出かけた。
義母の見舞いや食事に連れて行ったりするのに重宝した車ももうない。
初めて歩く坂道をゆっくりゆっくり登っていくとどこからか金木犀の香りが漂って、黒い上着の背中にうっすらと汗をかく。
居間に小さな台にクロスをかけて写真を飾り、子供と孫がそれぞれ妻を連れて8人坐って住職にお経をあげてもらった。
伸びやかな声の御詠歌、金魚の水槽から聞こえる水の音が心にしみた。
e0016828_09274962.jpg
死はいつやってくるかわからない。今できることをやること。
道元の教えだと言って、いつも同じ話をしてくださる。
私もなかなかできないんですがね、と頭をかくようにしてつぶやく。
e0016828_09282396.jpg
おときは近所の鰻屋、義母の最期の誕生日に施設の人が並んで買ってきたのを、美味しい美味しいと、鰻だけぜんぶ食べてしまった。
僕は残ったご飯を食べたのだが、きょうは鰻も食べられる。
e0016828_09280735.jpg
テーブルにおいた義母の写真や動画を見て、献杯、アッという間の一年、過ぎてみれば早いようで、カミさんの病気僕の不具合など実にいろんなことがあった。
りっぱなコース料理が終わっても、あまり付き合いのなかった息子夫妻との話も弾んで、ついつい昼酒が進んで、銀杏や刺身などを追加する。
義母との最期の日々のあれこれを追想して話すのは義兄とカミさんと僕。
e0016828_10075594.jpg
義母の集まりなのに、亡母や亡妻やその母や父、そして記憶の薄れた亡父など、毎朝仏壇に手を合わせて呼びかける人たちのことも想う。
人のフンドシってやつか。



「あの人が恋しいです」、こんな偲び方もある。

# by saheizi-inokori | 2018-09-29 10:26 | よしなしごと | Trackback | Comments(10)