農大「生物に学ぶものづくり展」から馬事公苑～「八志希」でガッツリ

用賀の病院、脳のＣＴ検査に行ってボードをふとみたら主治医が診察している。
予約はなかったが看護師に頼んでちょっと割り込んで相談、親切に答えてくれた、ありがたき幸せ。
病院を出たのが３時前、５時半に集まりがあるのでそれまで街歩きをすることにした。
農大の「食と農」の博物館では、「バイオミメティクスを超えて！」という展示。
「バイオミメティクス」とは生物の優れた機能を模倣する技術のことらしいが、それは従来石油を素材としていた。
それを「超えて！」というのは石油をつかわずに生き物の機能を模倣して持続可能性のある低環境負荷の新しい技術体系（生物規範工学）らしい（ムツカシイ）。
上の写真はタマムシが色素をもたずに綺麗な色を出すのを学んで塗料を使わずにさまざまな色を作り出したものだ。

「チョウのように発色する繊維」「ハスのように撥水する布」「ガの眼のように光らない無反射フィルム」「カタツムリのように汚れないタイル」「昆虫のような動きをするロボット（匂いを感知して直進し薄れるとジグザグ・回転歩行、を繰り返す）」「エチゼンクラゲを利用した森林づくり（クラゲを乾燥チップにして保水力などを活用する）」「日本発！エシカル昆虫コスメ」「カブトエビを利用する無農薬水田作り」「トンボの羽根の構造を模倣した風力発電」「蚊の針を模倣した痛くない注射針」、、。
がんばれ！学者諸君。
マダガスカルの猿君たち、おヒサ！

隣接した馬事公苑にもいかざあなるまい。
馬っこ一頭いなかったが彼らの足跡を追ってうろつく。
林道もある。
寒々した日本庭園にはハクチョウが二羽。
馬事公苑を出て弦巻などの住宅地の路をうろつき、世田谷通りを胸を張って歩く。
「世田谷駅」バスストップまで行く。
ずっと前から目をつけていた銭湯「天狗湯」。
ロッカーにリュックをいれて鍵をかけてトイレに行って戻ると鍵がない。
中に入れたまま締めることはありえない。
マスターキーであけてもらって服を脱いだら左手首にぶら下がってる。
ジャケットの袖の下に隠れていたのだ。

時間がたっぷりあるのでゆっくり汗をかいていい気持。

湯ざめをしないようにダウンを着て胸まできちっと締めてマフラーをぐるぐる巻き。
５時半にならないと店が開かないので、３０分ほど街歩き。
本屋、古道具屋、店に入る、喫茶店には入らない。
「鹿港」で肉まんと餡まんをお土産に買う。
寿司屋「八志希」に着いたのが５時半ジャスト。
世田谷区あたりに住んでる社会人同期、年に二回の集まりに前回から参加している。
ヒラメから始まりシメサバ、甘海老、ブリ、タイラガイの海苔で巻いたの、ＥＴＣＥＴＣ、さいごはコハダにシメサバを握ってもらい赤身を巻いてオサメ。
酒は正三合、話に花が咲き腹が満たされ酒がますますうまい。
コレステロール？しっちゃいない。
ノドグロ↓は日本酒のために海を泳いでいるのだ。
誰かがもうそろそろ、と言わないと俺は止まらない。
メロンを食って、あがりを啜って、次回３月の日にちを決めて、では、マタネ、いいおとしを。
のはずが、同じ方向の三人で家の近所の立ち飲み酒屋によることになった。
我が家が「水尾」を配達してもらっている店だ。

「東大経済学部をトップで出て落語家になった男」のことを「もったいない！」という男に呆れて「東大出のレッテルなんかよりいっちょまえの噺家になる方がずっと難しいし、意味がある人生だ」と力説したが、分かってもらえなかったようだ。

今夜集まった６人の中で俺のようなライフスタイル（うろつき、銭湯、落語、、服装）はほかにいなかったことを鑑みると俺の方が変わり者ってことかな。
今朝は軽い二日酔い。