2014年 12月 02日
独り言をいうようになったから高齢者講習 |
徳島の友人を訪ねたときは現地でレンタカーを借りたのだった。
動かないから事務所に駆けていって故障してるじゃん、といったら見てくれて、「サイドブレーキがかかってます」。
その前に山陰一人旅もレンタカー。
右足でアクセル、左足でブレーキを踏んで、なんか変だな。
それより数年前はしょっちゅう週末ドライブ、房総、鬼怒川、伊豆、東北一円、走り回った(無事故無違反)。

もろもろの事情ですっかりハンドルから遠ざかっていたが、ゴールド免許も更新時期が来て、「高齢者講習」なるものに行ってきた。
警察の利権拡大に協力するのかと、ちょっと面白くなかったが法律改正じゃしょうがない。

家から成城学園まで行って(バスで)、そこから送迎バスで自動車学校まで行く。
むかし横浜で免許をとったときの薄暗い学校に比べるとクリニックの待合室のように明るい。
ソファーで杉浦日向子を読んでいると好い心持なのだがBGMが女の子のバカみたいな歌声で場末のスキー場に行ったよう、気にしだしたらたまらない。
思わず独り言で「うるせえなあ」と云ったら、向かい側にいた奥様がギクッとしたようだ。
独り言を言うようになったから高齢者講習が必要なんだろうな。
してみればこのBGMは忍耐力の検査かもしれない。
誰かこっそり覗いてやしないか。

(今朝の園芸高校)
6人、男女3人づつでまずはビデオで危険運転の注意。
右左折のときがいちばんヤバイのはよく分かる。
ついで実技、3人づつに分かれて実車で構内を走る。
トップバッターになった、うしろにオッサンとオバハンを乗っけて助手席の講師の指示通りに走る。
サイドを緩めるのは先生が教えてくれた。
参ったのはバックの車庫入れ。
旅行先では旅館の人にやってもらったのだよ。
焦れば焦るほど、行きたい方と反対によって行ってしまう。
むかしゴルフ場の駐車場でこういう状態になって、とうとう柱にピタッとくっついてしまった悪夢がよみがえる。
照れ臭いからジョークなんか言いながらやってたが脇の下に冷や汗。
ナントカ納めて、クランクもカントカ済んで、次のオッサンと交代したら、あっという間に終わる。
さいごのオバハンも「あら、やだなあ」なんて言ってたくせに裏切り者めが。
よく見てたら彼らは後ろをよく見てバックしている。
俺は横だけみて勘でバックしていた!

(サンチが乗ってたらさぞかし心配して吠えまくっただろう)
教室に戻るともう一組が待ちかねていたようで「外をドライブしてたんですか?」だと。
「あ、私です、犯人は。一人で五人分時間使っちゃいました」、白状しました。
でも後で聞いたら、彼らの組は車庫入れなどやらずにただぐるぐる回っただけだって。
学校によっては一切実技はやらないところもあるそうだ。
ま、俺はオモシロカッタから良いけどよ。

(近所の桜並木はすっかり枯れ木となった)
その後は、通常視力、動体視力、夜間視力、視野検査。
左目が0・6、右が0・9、乱視も進んでいる。
動体視力は「やや劣っている」、夜間視力は「ふつう」、視野検査は180度、問題なし。
シュミレーターを使って運転適性診断も。
子供がでたらブレーキ、大人だったらアクセルを離す、そういうルールなのだが、実際の運転では俺はすぐブレーキを踏むから間違えそう。
「判断の早さ、正確さ、注意力など普通で問題のない運転ができる。ウンヌンカンヌン」(シュミレーターは実技を見てないからなあ)。
同一年齢層との比較で「やや優れている」、30~59歳の年代との比較で「普通」。
だってさ。
3時間、けっこう疲れた(精神的に)。
こんご実際に運転するときは広場とか海岸なんかで練習してからにしよう。

はじめは知らん顔していた6人の受講仲間が同志的親しさを感じるようになって、俺なんか「頑張って!」と応援されてしまう。
おわって送迎バスに乗ったオッサンとすっかり打ち解けて、犬のことや落語のことなんか語り合う。
もう少し話していたかったけれど俺の乗り換えのバスが来てしまって「じゃあ!」で別れたのが残念。
バスが動き出して、あ、もう二度と会えないのだ、と思ったら降りたくなったくらい。
そうしていたら、まるで映画の一シーンだった。
動かないから事務所に駆けていって故障してるじゃん、といったら見てくれて、「サイドブレーキがかかってます」。
その前に山陰一人旅もレンタカー。
右足でアクセル、左足でブレーキを踏んで、なんか変だな。
それより数年前はしょっちゅう週末ドライブ、房総、鬼怒川、伊豆、東北一円、走り回った(無事故無違反)。

警察の利権拡大に協力するのかと、ちょっと面白くなかったが法律改正じゃしょうがない。

むかし横浜で免許をとったときの薄暗い学校に比べるとクリニックの待合室のように明るい。
ソファーで杉浦日向子を読んでいると好い心持なのだがBGMが女の子のバカみたいな歌声で場末のスキー場に行ったよう、気にしだしたらたまらない。
思わず独り言で「うるせえなあ」と云ったら、向かい側にいた奥様がギクッとしたようだ。
独り言を言うようになったから高齢者講習が必要なんだろうな。
してみればこのBGMは忍耐力の検査かもしれない。
誰かこっそり覗いてやしないか。

6人、男女3人づつでまずはビデオで危険運転の注意。
右左折のときがいちばんヤバイのはよく分かる。
ついで実技、3人づつに分かれて実車で構内を走る。
トップバッターになった、うしろにオッサンとオバハンを乗っけて助手席の講師の指示通りに走る。
サイドを緩めるのは先生が教えてくれた。
参ったのはバックの車庫入れ。
旅行先では旅館の人にやってもらったのだよ。
焦れば焦るほど、行きたい方と反対によって行ってしまう。
むかしゴルフ場の駐車場でこういう状態になって、とうとう柱にピタッとくっついてしまった悪夢がよみがえる。
照れ臭いからジョークなんか言いながらやってたが脇の下に冷や汗。
ナントカ納めて、クランクもカントカ済んで、次のオッサンと交代したら、あっという間に終わる。
さいごのオバハンも「あら、やだなあ」なんて言ってたくせに裏切り者めが。
よく見てたら彼らは後ろをよく見てバックしている。
俺は横だけみて勘でバックしていた!

教室に戻るともう一組が待ちかねていたようで「外をドライブしてたんですか?」だと。
「あ、私です、犯人は。一人で五人分時間使っちゃいました」、白状しました。
でも後で聞いたら、彼らの組は車庫入れなどやらずにただぐるぐる回っただけだって。
学校によっては一切実技はやらないところもあるそうだ。
ま、俺はオモシロカッタから良いけどよ。

その後は、通常視力、動体視力、夜間視力、視野検査。
左目が0・6、右が0・9、乱視も進んでいる。
動体視力は「やや劣っている」、夜間視力は「ふつう」、視野検査は180度、問題なし。
シュミレーターを使って運転適性診断も。
子供がでたらブレーキ、大人だったらアクセルを離す、そういうルールなのだが、実際の運転では俺はすぐブレーキを踏むから間違えそう。
「判断の早さ、正確さ、注意力など普通で問題のない運転ができる。ウンヌンカンヌン」(シュミレーターは実技を見てないからなあ)。
同一年齢層との比較で「やや優れている」、30~59歳の年代との比較で「普通」。
だってさ。
3時間、けっこう疲れた(精神的に)。
こんご実際に運転するときは広場とか海岸なんかで練習してからにしよう。

おわって送迎バスに乗ったオッサンとすっかり打ち解けて、犬のことや落語のことなんか語り合う。
もう少し話していたかったけれど俺の乗り換えのバスが来てしまって「じゃあ!」で別れたのが残念。
バスが動き出して、あ、もう二度と会えないのだ、と思ったら降りたくなったくらい。
そうしていたら、まるで映画の一シーンだった。
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by saheizi-inokori
| 2014-12-02 12:00
| よしなしごと
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