小三治が又近くなった 映画「小三治」
2009年 02月 24日
ドキュメンタリー映画「小三治」を観た。
高座、楽屋、旅、日常、、小三治のいろんな姿を見せてくれる。
子どもの頃、90点取ってきてもなぜ100点じゃないのかと叱られ悩むのが嫌で噺家になったのにやっぱりいつも完全を求める自分がいる。
弟子に「自分が楽しまなくちゃ、お客は楽しめないよ」というけれどその自分が「楽しんで」いない。
堀井の本で書いてあった「悪夢の独演会」の準備から当日の様子が面白い。
歌のレッスンで先生から「途中で歩き方をチエックして変えちゃだめ。歩き出したら変だと思ってもそのマンマいかなきゃ」といわれ苦笑する。
挿入される高座の映像で三人隣りのオバサンは笑いっぱなしだった(隣りでなくてよかった)。
時々ピンボケ映像になるのはどうしてだろう。
次から次へと小三治語録が飛び出してフアンにはタンマラないっ!
三三(さんざ)の真打ち昇進のときにインタビューで三三という名前を「カッコいい名前ですね」と女性記者に云われる。
同じ記者が「真打ちになって名前を変えないのか」と訊いて「私が一番いい名前だと思ってつけたんだから本人がこれでいきますって云ったのでほっとした」と答えた後の如何にも愚問。
すかさず小三治
入門時に「大きな声を出せ」、その後「落語らしい落語をやれ」としか教えたことがないそうだ。
親友・扇橋が小三治の悪夢の独演会を心配で心配で眠れなくて楽屋にくる。
島倉千代子後援会の法被?を着て。
出のときに立っていって小三治を軽く抱きしめる。
二人で温泉に行く。
浴槽の縁に座った小三治の股間にお湯をかけて遊ぶ。
自分がやりたいから習いたい。
いやだ、と断りながら
じろっと見る小三治。
最後にこの噺をやるところが出るのだが、小三治のやる男はドンドンも何も戸を叩かないのだ。
(神保町シアター。初めて行ったが座席がゆったり座れて嬉しい)
扇橋が小三治の笑いを「哀しみを含んだ笑い」でそういう笑いでなくてはホントの笑いじゃないという(小三治の言葉として)のには深く共鳴した。
二人でトークショーをやる。
とぼけた間ととぼけたやりとりで大笑いだが小三治がジョークのように扇橋のお陰で自分がどれほど心が休まっているかと謝辞をいうと扇橋の目が少し緩んでいる。
小三治が何回か
そういうところが共感できて好きな所以なのかも知れないが。
出来たらもう一度観に行きたい。
神保町にいい店も見つけたし。
高座、楽屋、旅、日常、、小三治のいろんな姿を見せてくれる。
芸は言葉や仕草じゃなくて心だと云う小さんの教えを50を過ぎてやっと理解したが達成できているわけではない。
子どもの頃、90点取ってきてもなぜ100点じゃないのかと叱られ悩むのが嫌で噺家になったのにやっぱりいつも完全を求める自分がいる。
弟子に「自分が楽しまなくちゃ、お客は楽しめないよ」というけれどその自分が「楽しんで」いない。
堀井の本で書いてあった「悪夢の独演会」の準備から当日の様子が面白い。
歌のレッスンで先生から「途中で歩き方をチエックして変えちゃだめ。歩き出したら変だと思ってもそのマンマいかなきゃ」といわれ苦笑する。
自分が弟子に言ってることだ。子どもの頃からやりたかったからというだけでシャレとして強行した悪夢の独演会ではなくて小三治としては歩き続ける道筋にあった避けられない壁だったのかもしれない。
挿入される高座の映像で三人隣りのオバサンは笑いっぱなしだった(隣りでなくてよかった)。
時々ピンボケ映像になるのはどうしてだろう。
次から次へと小三治語録が飛び出してフアンにはタンマラないっ!
三三(さんざ)の真打ち昇進のときにインタビューで三三という名前を「カッコいい名前ですね」と女性記者に云われる。
同じ記者が「真打ちになって名前を変えないのか」と訊いて「私が一番いい名前だと思ってつけたんだから本人がこれでいきますって云ったのでほっとした」と答えた後の如何にも愚問。
すかさず小三治
かっこいいィ?そりゃこの人(三三)の今までの生き方がそういう生き方だったってことでしょう。名前がいいかどうかはその人がどういう人間になるかで決まるんです。これからの三三さんにどんな落語家になって欲しいですか?
どんな良い名前をつけたって中身が駄目だったらその名前も駄目になる
なんにも。それは三三が考えることです三三は好い師匠についたよなあ。
入門時に「大きな声を出せ」、その後「落語らしい落語をやれ」としか教えたことがないそうだ。
芸が上手くなるより、人間が大きくなるほうがいいよな後姿を観て自分で育て、落語って何かを自分で考えろって。
親友・扇橋が小三治の悪夢の独演会を心配で心配で眠れなくて楽屋にくる。
島倉千代子後援会の法被?を着て。
出のときに立っていって小三治を軽く抱きしめる。
二人で温泉に行く。
浴槽の縁に座った小三治の股間にお湯をかけて遊ぶ。
安い遊びして喜んでやがらァ。「鰍沢」をやってくれと扇橋に頼む。
奥さんにもこうしてお湯かけてやるのか?
自分がやりたいから習いたい。
いやだ、と断りながら
この噺の急所は、ドンドンドン(男が小屋の戸を叩く音)、ハイ(中からオクマが答える声)なんだ。ハイ、って(低く)やらなきゃ駄目、ハあイ(高く)じゃ駄目、それに気がついてこの噺が分かったボソボソ云う。
じろっと見る小三治。
最後にこの噺をやるところが出るのだが、小三治のやる男はドンドンも何も戸を叩かないのだ。
扇橋が小三治の笑いを「哀しみを含んだ笑い」でそういう笑いでなくてはホントの笑いじゃないという(小三治の言葉として)のには深く共鳴した。
二人でトークショーをやる。
とぼけた間ととぼけたやりとりで大笑いだが小三治がジョークのように扇橋のお陰で自分がどれほど心が休まっているかと謝辞をいうと扇橋の目が少し緩んでいる。
小三治が何回か
疲れちゃったというのが気になった。
そういうところが共感できて好きな所以なのかも知れないが。
出来たらもう一度観に行きたい。
神保町にいい店も見つけたし。
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sweetmitsuki at 2009-02-25 06:01
宇宙船のような建物で存在そのものが映画のセットのようですけど、手前にコーラの自販機やら駐車禁止の立札やら路上駐輪のバイクやらリアルなものがあって安心させられます。
しかも上映しているのが小三治師匠のドキュメンタリー映画とは。
しかも上映しているのが小三治師匠のドキュメンタリー映画とは。
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saheizi-inokori at 2009-02-25 06:37
sweetmitsukiさん、神保町って久しぶりに裏道を歩きましたが、面白いですね。古い東京が結構残っています。
映画はこの建物の地下で見ました。
映画はこの建物の地下で見ました。
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maru
at 2009-02-25 07:20
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この映画は是非見たいと思ってました。この土日、神保町に駆け付けます。
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takoome at 2009-02-25 09:24
サワディ〜カ〜
佐平次さんは悪い人、ここに来ると段々日本へ行きたくなる。^^
佐平次さんは悪い人、ここに来ると段々日本へ行きたくなる。^^
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lotus
at 2009-02-25 09:28
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もうすぐ下高井戸にくるので、楽しみです。実は私は悪夢の独演会を聴きにいってました。堀井さんは偉いなあ、私なんか歌はいつか終わって、最後は落語でしめるのだろうと見続けてしまいました。
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saheizi-inokori at 2009-02-25 09:50
maruさん、早めに行ってキップを抑えてから近くを散歩するのもいいですね。
ゼイタクな気分になりました^^。
ゼイタクな気分になりました^^。
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saheizi-inokori at 2009-02-25 09:50
takoomeさん、おいでおいで!
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saheizi-inokori at 2009-02-25 09:52
lotusさん、もう一度見ることができたら今度は会場を見ます。後姿しか見えませんけれど。
なら山から始まるのですね。大真面目に^^。カワユイ。
なら山から始まるのですね。大真面目に^^。カワユイ。
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MAKIAND at 2009-02-25 12:41
うわ~いいな~私も見たいと思います。
DVDが出たころに見られるかな。楽しみです。^^
DVDが出たころに見られるかな。楽しみです。^^
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旭のキューです。
at 2009-02-25 20:46
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芸は、言葉や仕草でなく心だ!という言葉に惚れますね。
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saheizi-inokori at 2009-02-25 23:40
MAKIANDさん、5月頃には下高井戸でやるという噂もありますよ。
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saheizi-inokori at 2009-02-25 23:40
旭のキューです。さん、なんでもそうなのかもしれないですね。
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MAKIAND at 2009-02-26 00:04
5月に下高井戸!予定が立ちそうなら行きたいです。^^
ありがとうございます!
ありがとうございます!
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saheizi-inokori at 2009-02-26 07:26
MAKIANDさん、良く聞いてみますね。
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saheizi-inokori at 2009-02-26 13:11
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MAKIAND at 2009-02-26 14:42
ありがとうございます。^^
>芸は言葉や仕草じゃなくて心だ
>弟子に「自分が楽しまなくちゃ、お客は楽しめないよ」というけれどその自分が「楽しんで」いない。
これだけでもとっても私に響きます。
今、植物の販売をはじめていますが、そんなにお金になることではないんです。ただ私が楽しめる植物を本当に好きだから楽しんで欲しいと思っているんです。
今の時代だからか余計にそう思います。私は癒しと言う言葉はあまり使いませんが、ほっとできる瞬間て欲しいと思うんです。自分がそう思えないのに人には薦められないんです。私は儲けには向かないと思いますが、発見する嬉しさ、本当に長くかかるけど、待ってみたいくらい素敵な植物。でも、もちろん好みが分かれますよね。^^
>芸は言葉や仕草じゃなくて心だ
>弟子に「自分が楽しまなくちゃ、お客は楽しめないよ」というけれどその自分が「楽しんで」いない。
これだけでもとっても私に響きます。
今、植物の販売をはじめていますが、そんなにお金になることではないんです。ただ私が楽しめる植物を本当に好きだから楽しんで欲しいと思っているんです。
今の時代だからか余計にそう思います。私は癒しと言う言葉はあまり使いませんが、ほっとできる瞬間て欲しいと思うんです。自分がそう思えないのに人には薦められないんです。私は儲けには向かないと思いますが、発見する嬉しさ、本当に長くかかるけど、待ってみたいくらい素敵な植物。でも、もちろん好みが分かれますよね。^^
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saheizi-inokori at 2009-02-26 21:49
by saheizi-inokori
| 2009-02-24 22:02
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