小さな靴屋の近くの小さな古本や「貝の小鳥」 孫へのクリプレを買う
2008年 12月 26日
町の小さな靴屋さん、「えこる」の直ぐ近くに小さな本屋さんがある。

本は本でも古本屋、絵本など子ども向きの本が主体で大人向きは食とか趣味が主体でどちらもたくさんあるというほどではない。
本だけではなくて絵や絵葉書、玩具も置いてある。
これは新品で経営者の趣味なのだろうか、レトロだったりデザインが面白いものが揃っていて大人も楽しそうに眺めたり手にとっている。
玩具は結構値が張るみたいだ。

といっても客がいることは少なくて大抵若い女性がレジを前に本を読んで座っている。
この人が経営者だと思う。
柱の下に置いたオーデイオから低い音量でクラシックが流れている。
靴屋さんの帰りに覗くことが多いけれど殆ど何かを買ったことはない。
10分もいないだろう、ひとわたりみては引き戸を出て行ってしまう。
店の人ともほとんど話したことがない。
思いついて孫達のクリスマスプレゼントをここで買おうと決めた。

(いつもの定食屋「さわら焼き定食」、行きつけの店を順繰りに回って年末の挨拶をする。ほんとに一年間お世話になったよ)
自分の子ならどんな本が読めるかは分かるから苦労はしないが離れて暮らしているとどの程度が読めるのかが分かりにくい。
それともしかして読んでしまった本だとつまらない。
いつかツタヤで候補に選んだ本の写メを送っては親の意見を聞いたがあれは疲れた。
二年生の男の子はどちらかというと釣りやサッカーに夢中で本といえば図鑑が好き。
同じく二年生の女の子は本好きでかなり難しい本でもあっという間に読んでしまう。
その子の妹、今度ピッカピカの一年生の女の子もかなりの本は読める。
読めなければお姉ちゃんに読んで貰う。
後は一歳になってやっと歩けるようになったハァ~ちゃん。
4人の顔を思い浮かべながらああでもないこうでもない。

(四谷、釣り地蔵)
どこかの本好きな(?)子どもが読んだ本、いくらにもならないのにこういう本屋に卸して他の子にも読んでもらおうという親がいて、それをますますいくらにもならないのに大切に売っている店がある。
どんな子がどういう顔してこの本を読んだのだろう?
クリスマスオラトリオを聴きながら迷いに迷って本を5冊とコルクでできたボールを一つ選んだ。
ボールには子どもが掴みやすいように面白い凹みがついている。
レジの女性は控え目ではあるがとても嬉しそうに微笑んで丁寧に値段を消しゴムで消し小さなリボンをつけた4つの包みをつくってくれた。
紙の手提げ袋を二重にした上に雨が降っているからとビニールのカバーをかけてくれた。
裏表紙に「○○ちゃんへ」と子どもの名宛ての著者の署名があった絵本について、かまいませんか?と訊ねてくれた。
選ぶ時に気がついていたから、その署名に温かさを感じてもいたから、全然!かえって良いくらいです、と答えたら、又嬉しそうに頷いた。

新本を買うよりずっと心がみずみずしくなった気持ちがする。
孫たちが喜んでくれるといいのだけれど。

本は本でも古本屋、絵本など子ども向きの本が主体で大人向きは食とか趣味が主体でどちらもたくさんあるというほどではない。
本だけではなくて絵や絵葉書、玩具も置いてある。
これは新品で経営者の趣味なのだろうか、レトロだったりデザインが面白いものが揃っていて大人も楽しそうに眺めたり手にとっている。
玩具は結構値が張るみたいだ。

といっても客がいることは少なくて大抵若い女性がレジを前に本を読んで座っている。
この人が経営者だと思う。
柱の下に置いたオーデイオから低い音量でクラシックが流れている。
靴屋さんの帰りに覗くことが多いけれど殆ど何かを買ったことはない。
10分もいないだろう、ひとわたりみては引き戸を出て行ってしまう。
店の人ともほとんど話したことがない。
思いついて孫達のクリスマスプレゼントをここで買おうと決めた。

自分の子ならどんな本が読めるかは分かるから苦労はしないが離れて暮らしているとどの程度が読めるのかが分かりにくい。
それともしかして読んでしまった本だとつまらない。
いつかツタヤで候補に選んだ本の写メを送っては親の意見を聞いたがあれは疲れた。
二年生の男の子はどちらかというと釣りやサッカーに夢中で本といえば図鑑が好き。
同じく二年生の女の子は本好きでかなり難しい本でもあっという間に読んでしまう。
その子の妹、今度ピッカピカの一年生の女の子もかなりの本は読める。
読めなければお姉ちゃんに読んで貰う。
後は一歳になってやっと歩けるようになったハァ~ちゃん。
4人の顔を思い浮かべながらああでもないこうでもない。

どこかの本好きな(?)子どもが読んだ本、いくらにもならないのにこういう本屋に卸して他の子にも読んでもらおうという親がいて、それをますますいくらにもならないのに大切に売っている店がある。
どんな子がどういう顔してこの本を読んだのだろう?
クリスマスオラトリオを聴きながら迷いに迷って本を5冊とコルクでできたボールを一つ選んだ。
ボールには子どもが掴みやすいように面白い凹みがついている。
レジの女性は控え目ではあるがとても嬉しそうに微笑んで丁寧に値段を消しゴムで消し小さなリボンをつけた4つの包みをつくってくれた。
紙の手提げ袋を二重にした上に雨が降っているからとビニールのカバーをかけてくれた。
裏表紙に「○○ちゃんへ」と子どもの名宛ての著者の署名があった絵本について、かまいませんか?と訊ねてくれた。
選ぶ時に気がついていたから、その署名に温かさを感じてもいたから、全然!かえって良いくらいです、と答えたら、又嬉しそうに頷いた。

新本を買うよりずっと心がみずみずしくなった気持ちがする。
孫たちが喜んでくれるといいのだけれど。

おじいちゃんからもらった本って、特別だと思います。なんだかなーなんて思えたとしても、きっと読んでくれますよ。うちにも父が子供たちに選んで送ってくれた本がいまだにあります。そういえば、私の子供時代、父はシュリーマンの本をクリスマスにくれました。ムッとしたのをおぼえています。あまり好みでなかったので・・なぜかおぼえているのです。その本の表紙まで。
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胸がホッコリと温かくなりました。
いいですねぇ!
いいですねぇ!
ginsuisen さん、シュリーマンは読んだのですか?私は亡父が酔っ払って買ってくる本を(めったになかったけれど)一生懸命読みました。何だったか忘れたが野尻抱影とかフアーブル昆虫記があったように思います。本なんて一年に二三冊買ってもらえばいい方だった。
高麗山さん、人が読んだらつまらないことを恐縮です。なんだかとてもいい空間だったから書きました。同じ空間が急に密度を増して温かいもので満たされてきたのです。
74mimiさん、外は冷たい雨でしたが温かな気持ちになりました。
考えてみれば自分へのプレゼントだったのですね。
考えてみれば自分へのプレゼントだったのですね。

こういうプレゼントって、本当の気持ちが伝わるような気がします。
ツイツイ"トイザらス"に走ってしまった結果が、息子どもの本離れ。多いに反省。
ツイツイ"トイザらス"に走ってしまった結果が、息子どもの本離れ。多いに反省。
私も本を贈ったけど、違うのは、他にもう1品つけないと、ふくれられた^^;)、でも今頃になって、また引っ張り出せるから、本はいいですね、ちなみに、我が家の子は皆図鑑は奪い合いでした。
みい さん、赤い妖精たち、もう写真がなくなりました。
いつ又会えるかな。
いつ又会えるかな。
antsuanさん、そのうちに又読み始めますよ。ほんとに本が好きな子なら。かえって親が読め読めと買うと本嫌いになるかもね。
rinrin さん、図鑑を子どもが自分のものに出来るなんて予想もしませんでした。図書館にしかないものと思っていたのです。
ふふふ ^^
やさしいね。お店の女性とってもうれしかったと思います。そういうちょっとした心のふれあいのような温かい時間がうれしいね。
さへいじさんいいね。さへいじさんがいいね。
私もね。最近家で育った植物を買ってくれてるんだけど、一人ひとりに手書きで万年筆で小さな手紙を書くんです。たくさんのちょっと時間がかかっても、一枚一枚下手な字で心をこめて。
そうするとね。種を買ってくれた方がめるをくれるんです。そして、芽が出たらまたメールくれるんです。
うれしい。種を買ってもらったのは私なのにお礼を言ってくるれるんです。大事にそだてますって。
そして、ブログも覗きに来てくれてて。そんなちょっとした心のふれあいがうれしい。さへいじさんのとぼけたコメントもとってもうれしい。^^
やさしいね。お店の女性とってもうれしかったと思います。そういうちょっとした心のふれあいのような温かい時間がうれしいね。
さへいじさんいいね。さへいじさんがいいね。
私もね。最近家で育った植物を買ってくれてるんだけど、一人ひとりに手書きで万年筆で小さな手紙を書くんです。たくさんのちょっと時間がかかっても、一枚一枚下手な字で心をこめて。
そうするとね。種を買ってくれた方がめるをくれるんです。そして、芽が出たらまたメールくれるんです。
うれしい。種を買ってもらったのは私なのにお礼を言ってくるれるんです。大事にそだてますって。
そして、ブログも覗きに来てくれてて。そんなちょっとした心のふれあいがうれしい。さへいじさんのとぼけたコメントもとってもうれしい。^^
小学校は入り立ての頃に本好きの父が買って来た3冊の本が、自分のその後を決めた気がします、、、
一冊はシェイクスピアを物語仕立てにしたもの、一冊は西洋の偉人伝、
もう一冊は植物図鑑でした。
かなり血なまぐさいシャイクスピアと西洋の偉人伝は、なぜか私の趣向にとてもフィットしていてその後の読書の感性に役立ちました。
西洋文学を読むのに子供の頃から甘っちょろい本なんか読んでいたら、
嫌悪感で先に進めないと思うんです。
母は難しすぎると父に言いましたが、難しいくらいがいい、すぐわかる
と言っていたような気がします。
一冊はシェイクスピアを物語仕立てにしたもの、一冊は西洋の偉人伝、
もう一冊は植物図鑑でした。
かなり血なまぐさいシャイクスピアと西洋の偉人伝は、なぜか私の趣向にとてもフィットしていてその後の読書の感性に役立ちました。
西洋文学を読むのに子供の頃から甘っちょろい本なんか読んでいたら、
嫌悪感で先に進めないと思うんです。
母は難しすぎると父に言いましたが、難しいくらいがいい、すぐわかる
と言っていたような気がします。
MAKIANDさん、ごたごた書いた気持ちを分かっていただいてありがとう。
実は昨日又別の靴を調整に行った帰りに寄りました。
お店の人は覚えていてくれて「いかがでしたか、あの本は?」と聞いてくれたのです。
それで少し話をしたらやっぱり彼女が経営者で本や玩具の選択をしているのだそうです。
「貝の小鳥」という店名も自分で決めたそうです。
実は昨日又別の靴を調整に行った帰りに寄りました。
お店の人は覚えていてくれて「いかがでしたか、あの本は?」と聞いてくれたのです。
それで少し話をしたらやっぱり彼女が経営者で本や玩具の選択をしているのだそうです。
「貝の小鳥」という店名も自分で決めたそうです。
kaoriseさん、偉人伝とか動物記などは面白かったなあ。講談本もよく読みました。友だちのうちのお兄さんのを借りてくるのです。
荒木又衛門、塚原ボク伝、宮本武蔵、真田十勇士、三銃士、、。
それからミステリみたいなの。
怪人二十面相とか。
あんまり“ためになるもの”は読まなかった。
荒木又衛門、塚原ボク伝、宮本武蔵、真田十勇士、三銃士、、。
それからミステリみたいなの。
怪人二十面相とか。
あんまり“ためになるもの”は読まなかった。
by saheizi-inokori
| 2008-12-26 00:05
| こんなところがあったよ
|
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