俺のアラフォー時代はどうだったか?

m.yamさんは今日が誕生日で40になると書いている
天皇を先にたて、キリストを従えるなんてどういうお方だ。
クリスマスプレゼントと誕生祝とちゃんと分けてもらっていたのかなあ。
俺のようにセコイ親だと3割5分増し位の予算で一回で済ませてしまうな。
少なくともご馳走は一回で済ませちゃうな。

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(人生、願い事だらけだ。無事な出産、合格祝い、、中にご主人の目の手術が成功することを祈っているのも。江戸川橋・子育地蔵)

m.yamさんの40突入の弁を読んで俺は40歳の頃、どうだったかと考えた。
あの頃今の俺を想像したか?NO!
そのわずか2・3年後に予想もしなかった疾風怒濤の中に投げ込まれていったのだ。

身体のことなど考えもしない。
将来の保障どころか明日のことも深く考えずに日々闘いの真っ只中に飛び込んでいって、、それから現在までも一つの予想も当たらない激動の日々が続いた。

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(さまざまな人生を乗せて走るローカル列車)

つくづく思うのは今この歳であの頃と同じ命題を与えられたらきっと逃げ出したのではないかということだ。
何の根拠も成算もないのに遮二無二前進(はたから見たらもがいていたに過ぎないだろうが)し続けてきた。
子どもが学校を終えたら死んでしまえばいいのだからと自分に言いきかせたことも何度かある。

そういう風に計算もなしに何かに夢中になれたのは、はた迷惑だったかもしれないが自分にとっては若さの特権だったと思う。

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(この子どもたち今頃クリスマスではしゃいでるかな)

人生では、その年齢・気概・実力に相応の問題が上手に与えられるのかもしれない。
いやいや、そうじゃない。
コッチが相応の問題を選んで相応の対処をしているに過ぎないのだ。
そうでなければ、今もっとやらなきゃいけないことがたくさんあるのに、こんなに暢気にしていられるわけがない。

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(目下の俺のステージはこんなところだ)

小田急線と京王線とを間違えて乗る。
何か一言書き添えてと思っていた年賀状、悪戦苦闘の末に印刷完了した喜びでそのまんま出してしまった。
昨日は餅つきに酒持ってくのを忘れた。
電気足温器のスイッチ消し忘れて出かけてしまった。
、、、、。
過去二十四時間にやらかしたミス。
これでは闘うなんて思いもよらない。
ご飯食べたことを忘れないのが精一杯だ。

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(忘れないように今日のランチを。江戸川橋「ソウル」で「トカニタン」、この辛い味噌を入れるとあったまるよ~)

もっとも実際に闘いに勝つのは間違いの有無じゃないようだ。
間違えても忘れてしまう、又は忘れたふりをするような人が強いんだ。
そんなことも40歳の頃、いや最近まで自分の周囲に限ってあり得ないと思っていた。

気がつくのはいつも遅い。
大事なことに限って。
”芳紀”40歳のm.yamさんのご多幸を祈る次第だ。
Tracked from 掬ってみれば無数の刹那 at 2008-12-26 17:36
タイトル : 誕生日がくると思い出す一突き5円のところてん
今年ももうすぐ終わり。毎年、一年が終わるちょっと前に私の誕生日が来ます。 誕生日が年の瀬に合わせて来てしまう私にとって、 忘年会とは、年を思い出させてくれこそすれ、年を忘れる会などでは決してありません。 さて、この時期には学校も休みに入ってしまい、家が商売をやっていた関係もあって 誕生日だからといって友人たちや家族とことさらに何かやったという記憶がありません。 いや、学生時代にも、就職してからも、そういうこととは全く縁がありませんでした。 こんな私にも誕生日の思い出がありま...... more
Commented by kaorise at 2008-12-24 23:17
Merry Christmas!
今の時代、40くらいって結構つらいのではないかしら、、
私自身40〜43頃は実はとても落ち込んで苦しかったです。
猪突猛進に頑張る、自分は覚悟してるんだと回りにキッパリ言って
それを誰にでも認めてもらいたい、というそれまでの生き方に疑問を
感じたんです。要は価値観の崩壊ですね、、よく考えたらおそろしい。
今の時代の価値観の転換も関係しているのかもしれません〜
Commented by きとら at 2008-12-24 23:50 x
>人生では、その年齢・気概・実力に相応の問題が上手に与えられるのかもしれない。

 (四十代に、佐平次さんのような大仕事に縁のなかった凡人として)

 問題は常に眼前に置かれていると思います。
 やるべきことは常に自覚しているんじゃないですか。慢性的な強迫観念のように。しかし、いろんな理由で、いろんな口実で、できない、しない。
 
 しかし一歩踏み出す何かの弾み、何かの縁がやってきてくれる場合もある。
 六十過ぎても。(笑)
Commented by HOOP at 2008-12-25 00:05
アラフォーなんて、思うまもなく、でしたね。

厄年を意識はしましたが、40歳は全く意識しませんでした。

なにしてたんだろう?
Commented by 高麗山 at 2008-12-25 00:27 x
我々の世界では、30代に済ますべき仕事が回ってきた、40歳で家を建て子供達と安穏の生活に入ろうとした矢先である。
当然、家族も巻き込むような生活を強いられることになる。
一人悩んだが、妻に打ち明けると「あなた、やりなさい」の一言、体力的にも厳しかったがなんとか十数年やり過ごした、へまも数多くあったが、振り返った時の充実感は今もある。
Commented by takoome at 2008-12-25 03:07
サワディ〜カ〜
十代の頃は二十代が想像出来ず、二十代の頃は三十代が想像出来ず・・・・
その時その時が無我夢中。これから先立って何もわからん。
振り返ってみれば、大事なのはその無我夢中ってことではないかとも思える日々です。

巷は「めりぃくりすtます〜〜〜♡〜〜〜」ではしゃいでいます。
ちょっとでも忘れたいことがあるのでしょうね・・・・・・


Commented by saheizi-inokori at 2008-12-25 06:44
kaoriseさん、それはとても大きいのでしょうね。
皆のために頑張ると云ってもみんなって誰なのか?その方法は?私の頃は自分の部下たちを守るとかお客様が満足しているものを創るとかそういう事柄が割と具体的につかみやすかったですね。
それでも今振り返ると本当にあれでよかったかと思うこともないわけではありませんが。
Commented by saheizi-inokori at 2008-12-25 06:46
きとらさん、あなたには継続している強さを感じます。それほど具体的に伺ったわけはないけれどブログを通して底光りする力を感じます。有難いことです。
Commented by saheizi-inokori at 2008-12-25 06:48
HOOPさんはまだ戦い続けているからアラフオーなんて改めて意識しないはずですよ(いわれなくちゃ)。私もそうだったもの。60のときだって気分は30代のそのままの延長でしたから。
Commented by saheizi-inokori at 2008-12-25 06:50
高麗山さん、その充実感をこれからの若者がどれだけ得て生きていけるのか、少々悲観的です。もちろんいつだってひとさまざまではあるにせよ。総体的に。
Commented by saheizi-inokori at 2008-12-25 06:55
takoomeさん、孫のプレゼントにって古本屋に行きました。
静かな小さな店に若い女性が静かに座っていました。バッハのクリスマスオラトリオが低く流れて。
子供向けの絵本とか玩具を趣味でそろえたような古本屋の調度のようにおさまっている女性の40代、どんな40代になるんだろう。今は30代かな。
Commented by 旭のキューです。 at 2008-12-25 20:52 x
私、50になったばかりですけど、まだ「ひよこ」だな~と感じています。
Commented by お茶好き at 2008-12-25 22:52 x
40をちょっと過ぎましたが、親になりきれていない、ひよっこ、です。自分の親はこんなだったっけ?もっと「親」だったぞ!!私の子どもたちは私のことをどう見ているのだろう・・・
Commented by saheizi-inokori at 2008-12-26 00:14
旭のキューです。さん、私もひよこです。一生ひよこ。
Commented by saheizi-inokori at 2008-12-26 00:15
お茶好きさん、ほんとに親って大きく見えましたね。
でもあなたも子供から見たら全世界かも。
Commented by m.yam at 2008-12-26 02:17 x
わ!私の名前を登場させてくれていたんですね。びっくり、ありがとう。いつまでたってもどう生きるべきか迷ってばかり。ジタバタジタバタもがいている私にとって、saheiziさんというセンパイがいてくれる事、とても心強くてうれしいです。肩の力を抜いて穏やかに、が憧れだけど、当分は鼻息荒い40代になってしまいそう。。間違いを忘れる、それ私が今一番欲しい力かも。saheiziさんアリガト(日頃の感謝)♪
Commented by saheizi-inokori at 2008-12-26 07:10
m.yam さん、勝手に登場させてごめんなさいね。
120まできっと旺盛な芸術活動ができますよ。
ジタバタしてもキチンと大事な所を見ている人だもの。
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by saheizi-inokori | 2008-12-24 21:55 | よしなしごと | Trackback(1) | Comments(16)

ホン、映画・寄席・芝居、食べ物、旅、悲憤慷慨、よしなしごと・・


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