お役所が作るお役所のための日本の法律 コリンP.A.ジョーンズ「アメリカ人弁護士が見た裁判員制度」
2008年 11月 30日
だから法律ごとに役所の縄張りがある。
役所は権限を持って国民に強制したり命じたりいろいろできるけれど、それは役所の裁量にゆだねられていることが多く、法律の定め通り実行しなくても役所が罰則を受けるなどの責任がないことがほとんどだ。
英米法では「人身保護令状」がその典型であるように、法律は権力の乱用から国民を守るために作られているものが多いが、日本の場合は「民対民」の関係を「官」が律するための法律が多い。
人権という場合にもっとも人権を侵害する恐れのある検察や警察が国民に向かって「子どもの人権を守ろう」とか「差別をなくそう」などと人権保護を呼び掛けている。
自らは「人質司法」という人権侵害を平気でやっている。
憲法第12条及び13条で人権は「公共の福祉」によって制限されることが決められている。
そうして公務員が「公共の福祉」のために仕事をしているという建前がある。
すると公務員が日常行っている逮捕監禁を始めとする国民の人権に何らかの制限を加える行為はすべからく合憲とみなされがちである。
憲法上の国民の権利をどこまで制限できるかを、お役所が「公共の福祉」の判断次第で決められるならば、憲法そのものが、お役所から国民への「贈り物」のような存在になる。さあ、「贈り物」に参加する人はいったい誰でしょう?
したがって、「裁判員制度は人権を侵害する違憲の制度だ!」といった主張は、私のこのような考えからすれば間違いで、憲法上の問題はまったくないはずだ。裁判員制度も憲法と同じように、お役人からの贈り物であるからだ。
辛辣にして目から鱗的な指摘が多く愉快な本だ。
平凡社新書
確かに受け止める国民の側の心理がお上意識が強ければそういう側面はあるかもしれない。
「お役所が作るお役所のための日本の法律」というのは、「転び公妨」もそうだったよなと再認識させられたところです。「お上」意識も日本人の悪いところだと思います。2ちゃんねるなどを見ていると、自分がそのお上の側にあることが立脚点になっていると思われる人が多く存在し、もう少し想像力を働かせろよと思いたくなります。
議員立法と云う言葉もやり玉にあげられています。
法律はお上からのお達しなんですね。
この処写真がきれいだし…効果的ですね~♪
特に景色がステキですヽ('-'*)~♪
裁判員制度…いよいよですね(^^;
早速ブログなどで「来た~!」とか(^O^)発表されているそうで…
個人が特定できる人もあるようなのですが…(>_<)
隠したくったって…配達する人は判る訳ですよね(・・?)職場の上司には言っても良いとか(・・?)
守秘義務って何なんでしょうね(*^m^*)
私は「断る権利(親の介護)」を持っているのですが…\(^0^)/
滅多に経験できないことだから(^O^)断るのは惜しいかな(・・?)
とか(*^m^*)本気で迷っています…(^^;
まぁ、通知が来ても全員が選ばれる訳ではないし~♪来てから考えても良いか(^O^)
なぜ,手ぐすね引いていた思惑は「ひ・み・つ」です。」
内緒にしとけと法律では言ってますが会社に断ったり同僚や仕事の相手に云わなければお見舞いに来られちゃう^^。から結局ばれますよね。
私には来ないですよ。
前科のある人は資格がないってなぜでしょうかね。
議員や法曹関係者が除かれるってのもわけわかです。