過ちを認めるに憚ることなかれ

自分が間違っているのを認めて謝る。
勇気がいることかもしれないが尊敬できる態度だ。
子育てなんてろくにできなかった俺だが子どもたちにはそういう人間に育って欲しかった。

たとえ動機において間違っていなかったかもしれないけれど、自分のしたことで多くの人が傷つき人生をめちゃくちゃにされてしまったとする。
私は貝になりたい!
と、ごくごく普通の市民にこう言わせるほどに。
それはやはりどこか自分が間違っていたのかもしれない。
少なくともそのことについては謝るべきじゃないか。
もともと、そういう市民を守ることが目的で起こした戦争だったはず(大義名分は)なのに目的を達するどころか塗炭の苦しみの末に独立の維持すらできず保護領に等しい扱いを受け続けているんだから。

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(みんなフエアな子に育てよ)

俺たちの家族だから、俺たちの会社だから、俺たちの国だから、、そう考えるならどうしてもう一歩、俺たちの世界、俺たちの地球と考えられないのか?

会社生活でもしばしば経験した、身びいきと不公平な、いや公正を欠いた物の見方。 
嫌いな奴のやることは認めまい。
主流派に膝を曲げているやつは少々ダメでも救ってやろう。
仲間のことは大目に見よう。、、、
教育を受けるということは物事を客観的にみて、たとえ都合の悪いことでも自分たちが悪かったらそれを認めるということのはずなのになあ。
そういうのを馬鹿正直って言うんですよ。
マゾですか、あなたは?
又始まった、梟美学!
すみませんですよ~、ツムジ曲がりで。

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そういえば映画「レッドクリフ」では農民の水牛を奪った兵隊がいるという訴えがあって、それを大将が兵隊たちに言うと、口々に「それは我々の恥だ、許せない!」の叫びがあがりましたよ。
三国志の話、大昔のしかもフイクション、でも見ていて気持ちがよかったぜ。
Commented by 近所 at 2008-11-19 00:16 x
saheijiさん、「私は貝に・・・」は、今回ので4回目でしょうかね?最近の日本の戦争映画の締めくくりは、「決してあってはいけない、戦争の悲劇・・・」となっていて、至極当たり前のことで締めくくっていますが・・
Commented by kaorise at 2008-11-19 00:43
そんな〜バカ正直でもツムジ曲がりでもありませんよー
間違いを認め、改善していける前向きな心なくしては良い環境は作れませんよね。
日頃は身内びいきして不公平して贅沢して、なのにヒューマニストぶって
ラブだのピースだのを語る男のツラなんかみたくもないわ!
って少なくとも私は思ってますわ。
Commented by 74mimi at 2008-11-19 06:24
「バカ正直」でいいと思いますが・・・
ただ正直すぎて相手を傷つけないようにしないと。
「私は貝になりたい」という映画を随分昔観たように思いますが。
Commented by saheizi-inokori at 2008-11-19 09:37
近所さん、決してないようにするにはどうするか?
ドウセ戦争なんて人ごとだ見たいな気楽な”危機感”がきになります。
Commented by saheizi-inokori at 2008-11-19 09:41
kaoriseさん、ありがとう。
会社などの身の回りのことと国レベルのこととは別問題と言う人がいます。
私にはそう思えないのです。同じ根っこがあるように思えます。
身内だと許しあう。企業同士だと許しあう。角を立てたくないと言う心理もあるのでしょう。
定額給付金などもさすがに変だと思っている自民党議員は多いと思います。
しかし、なんとなくズルズルと引っ張られて2兆円もの金を使うことになってしまった。
軍部の独走なんかも似たような経過があったように感じますよ。
Commented by saheizi-inokori at 2008-11-19 09:43
74mimiさん、私はその点は落第かもしれません。随分多くの人が傷ついたかも。
でもそれを気にしていると言うべき事を言えなくなってしまうような気がします。
出来るだけ不必要な摩擦は避けたいけれど。
Commented by 散歩好き at 2008-11-19 09:53 x
私は貝に成りたいの原作では同じ刑務所に入った将官級は英語で都合の良い話を作り話術で米兵を丸め込み無罪になった事が実話として書いてありました。
中国にあった石井細菌部隊の上層部の研究者は米軍との取引で戦後大学教授になったり役所のお偉いさんになったりしたそうです。
庶民と上流階級は違うようです。
Commented by saheizi-inokori at 2008-11-19 10:02
散歩好き さん、そういうことはタモガミさんも知っているはずなのに、それは戦争である以上はその程度のことはしょうがないとくくってしまうのでしょうか。
確かに平時でも悪い奴はいるし善人がとんでもない目に会うこともあるけれど、戦争の場合は度外れているように思います。
命が消耗品、命をより多く奪った方が立派だというわけですから。
Commented by 近所 at 2008-11-19 22:48 x
オウムの時もそうだったが、あの空幕長のひどい論文に、歴史的事実を突きつけて委員会でとっちめる議員がいなかったことの方が問題で、「政府見解と異なった論文」・・・というだけでは、なんとも言いようがないですね。ただ、長い間憲法の使いまわし、解釈論で戦後60年以上、明治憲法以上の改正無し憲法・「不磨の大典」にしてしまった・・・こんな空幕長の出現にも関係あるのかも・・・
Commented by saheizi-inokori at 2008-11-19 23:06
tonaさん、ごめんなさい!
間違えて全文削除してしまいました。
ホントにこういう床屋か銭湯で気炎をあげている程度の男がこともあろうにトップについていることは驚くばかりか恐ろしいです。
氷山の一角でしょうから。
Commented by saheizi-inokori at 2008-11-19 23:11
近所さん、おっしゃるように民主党や自民党内部の見識が疑われます。
国民の中にもなんとなく好いことを云ったという受け取り方があるのも怖い。
世界史を勉強しないで大学に入ることが話題になったことがありますね。
ナチスもその内アフリカ諸国の独立を助けたなどと評価する手合いが出てくるかもしれません。
Commented by antsuan at 2008-11-22 10:13
朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争の人殺しに加担して手に入れた六十三年間の平和。この平和は血塗られた平和なんだと叫んでみても、反省せず正そうともしない日本人を見ると、私も貝になりたいと思うこと頻りです。
Commented by saheizi-inokori at 2008-11-22 20:40
antsuan、自分自身の手を汚してないつもりでもそうは問屋がおろさないですね。
反省しなくてはなりません。
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by saheizi-inokori | 2008-11-18 23:47 | 責任者を出せ! | Trackback | Comments(13)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori