世襲で悪いか 花緑開き直った? 第483回落語研究会(国立小劇場)(その1)
2008年 10月 01日
開口一番に三遊亭王楽。
倒れた円楽の27番目にして最後の弟子。
父親の好楽も円楽の弟子。
明るく爽やかに落語会初出場を終えた。
柳家一琴、小三治の弟子。俺は初めて。
息子と孫(次に出る、先代小さんの孫・花緑のこと)に挟まれてやりにくい、とワケワカなことを云う。
なんでやり難いのかってン。
「鬼の面」という初めて聴く噺。
そういう噺を聴いたという満足感。

(笹野観音の仁王門、履物が一杯ぶらさがっている。どういういわれか)
花緑が祖父の噺を始める。
又か、ウンザリだな、と思ったら
小さんがやった墓地の宣伝に続いて今秋から永谷園のCFにも出ると言う。
その話をマネージャーから聞いた前の晩に祖父が現れて「”二人会”をやろう」と云った夢をみたそうだ。
年をとった刀屋の主人が若い徳三郎に懇々と不心得を諭すところが聴かせ所だが
今まで聴いた花緑の中で一番良かった。
シンミリにやられたか。
いや、そうではない。
花緑、腹を据えた。

俺は麻生内閣に世襲のお坊ちゃまが多いことを冷やかして書いた。
でも退化していなければいいとも書いた。
嫉妬心で世襲を批判しているのではない。
力も経綸もないのに分不相応な地位につくことがハタ迷惑、いつまでも同じ地盤、利害関係の人ばかりが取り巻くことがよろしくないということだ。
落語家が名人の血をひくことをむしろ重荷に感じて頑張るならば、そして新しい境地を切り開くならば、それは立派なことだ。
がんばれ、花緑。
倒れた円楽の27番目にして最後の弟子。
父親の好楽も円楽の弟子。
オヤジをアニさんと呼びたかったと笑わせて「蔵前駕籠」。
明るく爽やかに落語会初出場を終えた。
柳家一琴、小三治の弟子。俺は初めて。
息子と孫(次に出る、先代小さんの孫・花緑のこと)に挟まれてやりにくい、とワケワカなことを云う。
なんでやり難いのかってン。
「鬼の面」という初めて聴く噺。
そういう噺を聴いたという満足感。

花緑が祖父の噺を始める。
又か、ウンザリだな、と思ったら
祖父や叔父が落語家で私も落語家って邪道なんですよね。いつもと違う、力のある、訴えるような、悲鳴とも聞こえるような言い方だ。
正道は祖父や小三治師匠のように親に反対されても落語家になるという、情熱を持って苦労してきた人たちだと思う。
隣りの人たち(国立大劇場の歌舞伎役者を指している)とは違って世襲の世界ではないんだし。
私などは何にも悩まずに着物も作ってもらって、すーっと今までやってきていつもより本気だ。
小さんがやった墓地の宣伝に続いて今秋から永谷園のCFにも出ると言う。
その話をマネージャーから聞いた前の晩に祖父が現れて「”二人会”をやろう」と云った夢をみたそうだ。
夢のことだからもう忘れてしまったけれど「禁酒番屋」とか「花見小僧」など、いろんなネタの名前をホワイトボードに書き出して嬉しそうにしていた。永谷園のCFは花緑が味噌汁を飲もうとすると湯気の中から小さんの顔が出てきて、「おじいちゃん!」とびっくりする。
いわば二人会、夢はお告げだったと思いますと笑わせながらシンミリさせて「刀屋」、これも祖父・小さんに教えてもらった噺。
年をとった刀屋の主人が若い徳三郎に懇々と不心得を諭すところが聴かせ所だが
これをやっていると祖父と私が話しているような気になります。共演をしているような気分です。ずるいぜ、花緑、二度もシンミリさせて、本題に入った。
今まで聴いた花緑の中で一番良かった。
シンミリにやられたか。
いや、そうではない。
花緑、腹を据えた。

俺は麻生内閣に世襲のお坊ちゃまが多いことを冷やかして書いた。
でも退化していなければいいとも書いた。
嫉妬心で世襲を批判しているのではない。
力も経綸もないのに分不相応な地位につくことがハタ迷惑、いつまでも同じ地盤、利害関係の人ばかりが取り巻くことがよろしくないということだ。
落語家が名人の血をひくことをむしろ重荷に感じて頑張るならば、そして新しい境地を切り開くならば、それは立派なことだ。
がんばれ、花緑。
初めて花禄を聴いた時、早口でなにをしゃべっているのか分からなかった。2、3年後に見たらぐっと男らしくなっていてどっきり。やっぱり本物と思ったのだが、若旦那をやると全て同じで、バカ旦那になってしまうので最近は敬遠していました。
年をとったらきっといい噺家になるような気はするのですが。
しかし彼の二人会で談春を知ったのですから恩人です。そろそろ聴きにいこうかな。
年をとったらきっといい噺家になるような気はするのですが。
しかし彼の二人会で談春を知ったのですから恩人です。そろそろ聴きにいこうかな。
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世襲故の苦しみと努力、世襲でないがための苦しさ歯がゆさ・・大変ですね~、やっぱり。花禄さん、そこがわかっているがゆえの歯軋りもあるんでしょうね。大きく化けるかも、いつか。それにしても文楽は世襲でないんですよね、すごいなー。
lotus さん、“息子たち”の中では、と思います。
聴いてみてください、って私が何の関係がある^^。
聴いてみてください、って私が何の関係がある^^。
ginsuisenさん、そうなんですか、文楽まで手が広げられない。一度観てよかったんだけど。
by saheizi-inokori
| 2008-10-01 22:14
| 落語・寄席
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Comments(4)