環境にやさしいトヨタだと? DVD「誰が電気自動車を殺したか」
2008年 09月 22日
「実験的に作られたけれどいろいろ難点があって普及に至らなかった」
こんな感じを漠然と抱いていた。
どうも事実は違うようだ。
加速も航続距離もコストも保守も、、まして環境には絶対やさしいスグレタ車だった。
それなのにあえなく葬り去られたのには関係業界の陰謀があった。
1996年にGMが発売した「EVI」は画期的な電気自動車としてトム・ハンクスやメル・ギブソンなどセレブから一般市民にいたるまで人気を博して好調な売れ行き5000名を超える納車待ちのリストがあったくらい。
カリフオルニア州もガス排出量の少ない車(電気自動車)を一定割合生産することをメーカーに義務付けるなどやる気満々だった。
ホンダ、トヨタ、フォード、、他の自動車メーカーもおずおずと電気自動車を売り出すが本音は「規制反対」だった。
内燃機関のない車って部品の販売や整備で食っている傘下の会社の食い上げになる。
電気自動車は薄利だとの思い込みもあった。
及び腰のキャンペーン(マイナス面の説明に重点をおいた)のせいもあって消費者の理解も広がらない。
せっかく改良された電池が開発されても使おうとしない。
それどころかその電池会社の株を石油会社が買い取って改良電池をつぶしてしまう。
やっぱりアメリカ人は大きな力のある車じゃなくっちゃ、と大々的に売り出したのが戦車のような大型車「ハマー」だ。
こうなると「EV1」は内部にあって競合・障害物となる。
石油会社は?それは当然、猛烈な反撃、なりふり構わない。
政治家に圧力をかける。
広告会社を買い取って世論操作を行う。
レーガンは太陽熱の集電装置を撤去させる。
規制緩和とは石油会社や自動車業界にやりたい放題を認めることなのだ。
既存の巨大資本優遇なのだ。
ブッシュ政権のチエイニー、ライス、カード、、みんな前身は石油会社や自動車メーカーの大立者ばっかり。
電気自動車より水素燃料電池の方がいいと決める。
ブッシュが水素燃料車のデモンストレーションで実に馬鹿げたやりとりをしている映像をみるとこれが俺の住む世界の出来事かと情けなくなる。
カリフオルニア州も規制緩和に方向転換をする。
それを決定する委員会の長が水素燃料電池の会社出身という、お粗末極まりない茶番。
10年足らずで実用化されると喧伝され莫大な開発援助や補助金が投入された水素自動車、あれから10年以上経って、30年先でも心許ないって誰が責任を取るのだ?
政府は超大型車の購入に対して巨額の税免除を行なう。
レーガンの大型減税で浮いた金が石油がぶ飲みの大型車購入資金になる。
電気自動車「EV1」はリース契約で販売されていたからGMが契約解除してしまえばいくら乗り続けたくとも返さなければならない。窃盗罪だぞ。
出回っていた「EV1」は全て回収される。
新車同然の車が集められスクラップにされる。
トヨタの関連施設でも車が裁断される。
もうもうたる煙や埃をあげて。
トヨタは環境にやさしい企業じゃなかったのか回収された「EV1」を追跡していたEV1廃車反対運動のメンバーが驚く。
アメリカではどのように物事が決まっていくかが分かったと嘆く市民たち。
草の根、市民の中に反対運動が起きる。
ゴリアテに対する小さなダビデたち。
当面はGMと石油資本の勝利に終わったかのようだが本当の勝負はこれからだ。
クリス・ペイン監督のドキュメンタリー映画。
関係者の証言を主体に驚くべき・呆れたアメリカの実態が暴かれる。
「まだ使えてもエコの車に買い替えよう」というトヨタのコマーシャルを思い出した。
他人事じゃない。
ホントは、その毒々しい果実の様をいうのではなくて、春先に若芽を伸ばしたときの茎の模様がまさに「マムシ」の表皮の模様なのです。ずいぶん前に栃木の山奥の路傍から「盗掘」した我が家のそれもしっかり健在なれど、九州の「両子寺」(ふたごじ:国東半島中央に位置する両子山の山寺)の参道から移植した、同属の「ウラシマソウ」(浦島草:釣り糸を垂れるように苞から長く伸びる1本のヒゲが特徴)は、残念ながら「浦島の玉手箱」でした。
①持続性がない。
②バッテリー重量が大で熱効率が悪い。
大きくこの2点を聞かされてきて、信用していたのですが。。。
最近の、ハイブリッドカーを見て多少の疑問は持ち続けていましたが。。。
ここの高速を走るにはある程度の大きさ(車)がないと怖いです。
4か5車線を65マイルの速度で走りますから。
制限速度を守らないでビュンビュン飛ばしている車もあり
「CHPーカリフォルニア・ハイウェー・パトロールは何しているの」と思うことも。ハマーや大きなUVは必要ありませんが。
現在一番多く見られるのはハイブリッド車、日本車が殆どです。
燃料電池車は未来の車には成り得ないのです。
ヤマハが開発した排気ガスゼロの電動バイク、Passol-Lもバッテリーに不具合が見つかって生産中止になってしまいましたが、ヤマハは今後もEV事業は引き続き開発を進めていくそうで、期待してます。
この映画によれば克服されているようです。
当初は航続距離が100キロ~200キロと云うこと、充電に時間がかかることなどが問題視されたのですが、それとても通勤用とか買い物用のセカンドカーとしたら問題なしと云う声が強く人気もあったといいます。
燃料電池の開発で生活している人(役人や政治家を含め)、電気自動車に引導を渡すという政治的な目的のためにいまだに開発が続けられているのではないでしょうか。
本当ですか?まだ使えるクルマをつぶすのにどれだけのエネルギーが必要なのでしょうね。トヨタ信奉も怪しくなりました。
EV1は知りませんでした。日本でも三菱が近く電気自動車を市販すると聞きました。でも電気も多くは化石エネルギーで作られるのでしょう?原発も問題あるし電気は足りるのかなあ?
たしかに原発推進派の動きはあるのでしょうね。
後期高齢者の想い出話し・・そりゃ~ものすごい昔の話ですからねぇ~
電気自動車について初めて色々詳しく知りました。
"Who killed the electric car ?"ですよね。
EV1のドライバーにメル・ギブソンの名がありましたが・・・
DVDのくるのが楽しみで~す。
今の気持ちは、やはり副業だったらと考えています。
その頃は贅沢なものだったのでしょうね。
やれる範囲でやったらいいですが両立も大変?ゴルフ減らす^^?
ブログ、ボチボチ再開しようと思っています。今日のところは「生存証明」だけですが・・・。
愛車はカローラですがトヨタには何も期待していません… と言うかこの頃ホントに自動車なんか捨てたい! と叫んでみても現実には踏み出せないんですよね。電気自動車にはどっこいこれから逆転があるんじゃないかという期待も捨てきれず。
しばらくブログめぐりから遠ざかっていたので、saheiziさんのエントリに追いつけていません(更新多すぎです!)が、がんばってこれからも時々コメントさせていただきますね。不尽。