生きていく、年を取るって
2008年 08月 30日
あるロビーで。
オジサン一人67・8、オバサンA、60デコボコとオバサンB、65・6?
もっぱらオバサンたちがしゃべってオジサンは頷いたりアイズチ程度だ。
テーブルを挟んでオジサンとオバサンたちが向かい合う。
オバサンBはバッグの中を覗いたりストローの紙を丸めたり常に何かをしている。
しゃべるときには上目遣いで誰ともあまり目を合わさない。笑顔ではある。
オバサンAが半分B、半分オジサンの方を向いてしゃべっている。こっちも笑顔。
さかんに悪口雑言を云うんだけどそれがダンツクのことなのか、親のことなのか判然しない。
俺だって本を読んでいたンだから、邪魔だなあ、ルッセーナーと思いながら聞いてたんだから。
俺は突然やだでねーかやオイ!と云いたくなった。
長野の方言で「嫌じゃありませんか、ねえ」と言うほどの意味、やや間投詞的なニュアンスがある。
そんなに強い意味じゃないんだ。
オバサンたちも終始笑顔で余裕のある”ヤダナア”会話だったし。
もうひとつ。
先日書いた「金明竹」、桃中庵白酒のを聴いた。
ブログに全文書いて半分くらいは頭に入っている俺でも聞き取りにくいほどのスピードだ。
しかし大うけ。
拍手がくる。
やはりこの噺の面白さは早口言葉にあるみたいだ。
後半のおかみさんの旦那への報告も白酒なりの工夫があって爆笑だった。
ただあまりに早口で「金明竹」という言葉が聞こえなかったような気もする。
まぁネタの名前は符丁のようなもので、そんなもの知らないで噺を楽しんでいる人が大半かも知れないのだが。
オジサン一人67・8、オバサンA、60デコボコとオバサンB、65・6?
もっぱらオバサンたちがしゃべってオジサンは頷いたりアイズチ程度だ。
テーブルを挟んでオジサンとオバサンたちが向かい合う。
オバサンBはバッグの中を覗いたりストローの紙を丸めたり常に何かをしている。
しゃべるときには上目遣いで誰ともあまり目を合わさない。笑顔ではある。
オバサンAが半分B、半分オジサンの方を向いてしゃべっている。こっちも笑顔。
B:私はもういい!もうタ・ク・サ・ン。ひとりがいい。今は旦那がいるのか、それとも既にひとりなのか、ちょっと分からない。
さかんに悪口雑言を云うんだけどそれがダンツクのことなのか、親のことなのか判然しない。
俺だって本を読んでいたンだから、邪魔だなあ、ルッセーナーと思いながら聞いてたんだから。
A:友だちがお見合いパーテイに行ったんだって。そうしたらいろいろ言ってくる男がいて、良く聞いたら、三畳一間みたいな貸家に住んでて収入も殆どないんだって。ヤアねえ。会費が安いパーテイ、さえぎって
B:うん、女の人ってそういうの会費安いんじゃないの?
A:そーなのよねー。だけど会費が安いパーテイってヤッパリそれだけの人しか来ないみたい。その内、話題は転々していたようだが、声が小さくなったので俺もソ連の国家保安省・捜査員の追撃から逃げる医者に感情移入しかかった、ら、突然大きな声で
A:私は平気!ぜ~んぶ、どこ見てもいい。あ、仕事の机だけは触らないで欲しいけれど、あとはどこ触ろうとひっくり返そうと、、
B:それがね、どうも見てるみたいなの。メガネが、朝、なかったメガネが置いてあったの。うんうん、それで?
云ってやったのよ。メガネ知ってる?どこに置いたか知ってるって。・・・
知らないって云うのよね。ゼンゼン覚えてないって。
だから云ったのよ、メガネがひとりで歩いてくるのかしらって。それも分からなくなったって、ボケが始まったということ?ってね。、、とぼけるのよ。ッたく、ずぶといというか、、。
俺は突然やだでねーかやオイ!と云いたくなった。
長野の方言で「嫌じゃありませんか、ねえ」と言うほどの意味、やや間投詞的なニュアンスがある。
そんなに強い意味じゃないんだ。
オバサンたちも終始笑顔で余裕のある”ヤダナア”会話だったし。
もうひとつ。
先日書いた「金明竹」、桃中庵白酒のを聴いた。
ブログに全文書いて半分くらいは頭に入っている俺でも聞き取りにくいほどのスピードだ。
しかし大うけ。
拍手がくる。
やはりこの噺の面白さは早口言葉にあるみたいだ。
後半のおかみさんの旦那への報告も白酒なりの工夫があって爆笑だった。
ただあまりに早口で「金明竹」という言葉が聞こえなかったような気もする。
まぁネタの名前は符丁のようなもので、そんなもの知らないで噺を楽しんでいる人が大半かも知れないのだが。
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74mimi at 2008-08-30 03:32
あハハ~ッ・・・思わず笑ってしまいました。ゴメンなさい!
その場の様子が目に見えるよう。
綺麗なラベンダーのお花ですね。何でしょう・・・
その場の様子が目に見えるよう。
綺麗なラベンダーのお花ですね。何でしょう・・・
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saheizi-inokori at 2008-08-30 08:24
74mimiさん、笑ってしまうよね。
芙蓉かと思うけれど八重ですね。
芙蓉かと思うけれど八重ですね。
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旭のキューです。
at 2008-08-30 09:23
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実にリアルです。状況が見えます。
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henry66 at 2008-08-30 09:31
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たま
at 2008-08-30 09:49
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一見、「村崎芙蓉子」(「カイワレ族」の提唱者?)ならぬ、きれいなムラサキの「フヨウ」(芙蓉)の八重咲き・・・のようですが、背景の葉の形、直立した枝の様子を伺えば、「ムクゲ」(槿)の八重咲きと思います。
1日咲いたら夜には閉じて散って(落ちて)しまいますが、夏の間中次々に「お出迎え」してくれる嬉しい花です。交配が進んで、歩いていると方々の庭先でいろんな花柄に出会えます。
そういえば、下草の「シュウカイドウ」(秋海棠)のピンクや、「ヤブラン」(藪蘭/別名:吉祥草)の薄ムラサキも今が盛りです。雨上がりのコオロギの音に似つかわしく・・・。
1日咲いたら夜には閉じて散って(落ちて)しまいますが、夏の間中次々に「お出迎え」してくれる嬉しい花です。交配が進んで、歩いていると方々の庭先でいろんな花柄に出会えます。
そういえば、下草の「シュウカイドウ」(秋海棠)のピンクや、「ヤブラン」(藪蘭/別名:吉祥草)の薄ムラサキも今が盛りです。雨上がりのコオロギの音に似つかわしく・・・。
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saheizi-inokori at 2008-08-30 10:19
旭のキューです。さん、三人の顔がまだはっきりと思い出せます。
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saheizi-inokori at 2008-08-30 10:20
henry66さん、今朝はうたう元気も出ない。
あ~あ、やだやだ、やだでね~かや、おい。
あ~あ、やだやだ、やだでね~かや、おい。
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saheizi-inokori at 2008-08-30 10:22
たま さん、芙蓉と槿、菖蒲と杜若、区別がつかないのですよ。
御徒町の先の路地に咲いていました。
御徒町の先の路地に咲いていました。
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takoome
at 2008-08-30 12:26
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どんどん「やだでねーかやオイ!」に近づいて行くようで恐ろしい・・・
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saheizi-inokori at 2008-08-30 14:44
takoome さん、タイの情勢?
それとも、?、大丈夫ですよ、そっちは。
それとも、?、大丈夫ですよ、そっちは。
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hiranuma-nasubi at 2008-08-30 16:07
私が絶対なりたくないものは、オバサン。絶対ヤダ。
なりたいものは、めんこいおばあちゃん。
佐平次さま、お酒を控えるって、私と約束しませんでしたか?
なぬ?オバサンとの約束は、おぼえていないのね<`~´>
なりたいものは、めんこいおばあちゃん。
佐平次さま、お酒を控えるって、私と約束しませんでしたか?
なぬ?オバサンとの約束は、おぼえていないのね<`~´>
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saheizi-inokori at 2008-08-30 16:22
hiranuma-nasubiさん、若者たちと、、6年前にNYに勉強旅行に行った若者たち、年に一度は集まっているんです。
皆会社は違うけれど一期一会を大事にしている楽しい集い、、弁解、ですね。反省。
皆会社は違うけれど一期一会を大事にしている楽しい集い、、弁解、ですね。反省。
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sakura
at 2008-08-31 15:58
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saheizi-inokori at 2008-08-31 21:33
sakura さん、壁に耳あり障子に目あり、ですよ。
お気をつけあそばせ^^。
でも気をつけないでしゃべるから楽しいんですよね。
そういうときはほんとの話より少々オーバーにはなすこともあるんじゃないでしょうか。
お気をつけあそばせ^^。
でも気をつけないでしゃべるから楽しいんですよね。
そういうときはほんとの話より少々オーバーにはなすこともあるんじゃないでしょうか。
by saheizi-inokori
| 2008-08-30 00:16
| トナリの会話
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Comments(14)