社長!お言葉ですが
2008年 05月 28日
今はもう悠々自適、
海外旅行などを愉しんでいる。もう仕事のことは一切考えたくもないと言う割りに社長時代の話を延々と(裁判員制度のことなんか気にもしてない)。
自分の使った部下の悪口が多い。
あれもやってないしこれもやってないしかし、聞いているとその「あれこれ」は社長がちゃんと結論を出せば出来ることばかりなのだ。
トップの方針、決断の問題、決断すればアチコチから反発・抵抗も食らうだろうが。
「上手く処理しろ」と部下に丸投げして済むような問題ではない。
部下の役員には荷が重過ぎる。
最初は相槌をうったりして敬老精神を発揮する俺だったが、あまりの長広舌に我慢の限界。
デモ、そういうことは甘木さん、社長の貴方がやるべき仕事じゃないですか。貴方がこうしろとはっきり言えばそれでオシマイでしょと言ってしまった。
無益な殺生?死にゃァしないさ。
それどころか、どこかで俺の悪口をいい回るだけ。
アホな俺。
彼が罵倒(陰で)した部下は、たまたま俺も知っている男だった。
たしかに優柔不断、狡猾な立ち回りのゴマすり人間。
だが、そういう男が役員にまでなったというのも元社長のような男がいたからだ。
自業自得?
いや、実のところ、元社長は
あれもやってくれるな、これもやってくれるなが本心だったのだろう。
やはり”愛いヤツ”だったのだ。
その証拠に部下君はマスマス偉くなっている。
今頃になってアリバイつくりのためにあんなことをアッチこっちでいい回っているのだ。
これもまた社員諸君やお客様が最終のツケをまわされてバカをみている。
久しぶりに大笑いしました。
笑いごとじゃないんですけど。
ところで,びっくりしました。「甘木」は私の専売特許と思っていましたのに。
異なる意見への対応が悪口というのも、なさけないもんで、地蔵か空気のモノマネでもして、適当に「あーそうですよねぇ」とか言っとけばいいんですけど、気がつきゃなんか言っちゃうんですよねー。
縁無き衆生です。
方向性を示さずに部下からの提案待ち、「自分はものわかりのいい上司だから、うまくつかって仕事をしてくれ。部下がのびのび仕事をできるのが大事」なんて、ものわかりのいいふりをして、自分の責務を果たしていないのじゃ。という人、結構多いです。
本人が気づかないから大問題です。
提案さえも受け付けない、変化嫌い!という人よりは、ましなんでしょうかね。甘木さんみたいに。
困ったものです。
私が50歳でフリーターに転向すると言ったら皆大喜びで門出を祝ってくれ、そして順番に社長や副社長になりました。
やがて彼らの座には銀行から出稿してき若い衆たちが就き、売上も従業員数も往時の10分の1。
そして私への年賀状には「よいときにやめたね」
良くも悪くも我が人生の登場人物たちだもの。