ホラであってくれ 柴田明夫「日本が食料を買えなくなる日」
2008年 05月 10日
人類は、コメ、小麦、トウモロコシ、ジャガイモ、大豆のわずか五種類の作物に食料供給の半分を依存している。
今、それらの穀物市場が供給不足へと構造転換して打開のメドは立たないばかりか急激に悪化しつつある。
爆発的な人口増加。
地球温暖化の影響なのか異常気象の襲来。
農地面積の減少。
水資源の不足。
どの要因を取っても一時的なものではなく今後一層深刻化すると思われる。
日本の食料自給率四割。
輸入に頼っている六割の食料生産に必要な水は他国に依存している。
水戦争が起きようかと言うのに、日本の河川などからの水の利用は二割程度にとどまっている。
農地についても休耕田がある上に用途転換が進んでいる。
地球規模で食料確保が深刻な課題になっている時に今の日本の能天気なグルメ飽食天国が許されなくなるのは時間の問題だ。
「農業者戸別所得補償制度」なる選挙目当ての民主党の政策が事態の解決に役立つとも思えない。
中央公論6月号に載った論文はこのまま政府が無策を続けているとコメ一揆、小麦一揆すら起きかねないと警鐘を鳴らす。
食べるの大好き、美味しいもの大好きの俺としてもエライこっちゃ。
しかし俺は有難いことに余命いくばくもないし昔のようにモリモリ食えなくなって来たからそんなに困りはしない。
問題は子どもたち。
特に人生の一歩を踏み出したばかりの孫たち。
頼むぜ、エライさん、アンタガタにも孫とかいるんでしょうに!
補助金はこっち持ちだ。
蓄財に一生懸命でしょう。
石油も心配ですね。今、銭湯410円ですよ。
次の南海大地震、超大型が来るそうです。
推定死者のうちに私も含まれているようです。
そうそう、「なんとか風邪」も忘れちゃいかん。
今日明日か 待つ平成の 枯れすすき
世界中で食料分取り合戦が始まったらまず自国民の食料確保が優先するから日本に回す余裕なんてなくなってしまうかもしれません。
もちろん、遺伝子組み換え関係なし。むしろ積極的です。
現在、遺伝子組み換えの大豆ととうもろこしの、世界最大の輸入国なんです。
日本は何を考えているのか、と笑ってましたよ<中国農業大学学長
地方も田畑が減少していますよ。急激に。若い人は農作業しなくなったしね。これから先どうなってしまうのでしょうね・・・。
肉骨粉の飼料だってBSEの原因になると判るまでは安全と思われていた。
添加物と同じように本来人間が食べるように定められていないものは何だか怖いです。
戦中戦後を乗り切ったじゃないか、という我々世代得意の台詞はここでは通用しません。人口は2倍近くに増えているのに耕作面積は減っています。
ケータイ電話1個で世界と通信できる世の中で昔ながらの農作業に若者が従事するわけがないのに、日本政府は農地の保有と利用を厳重に制限して「工場生産型」農業を禁じ、その鎖国政策を野党が支える。
EUが農畜産物の自給を達成し、輸出に転じていることを農水省自身がホームページに記載していながら、それに学ぼうとしていない。
ここでも官僚は国民の敵ですな。
官僚世界を破壊しなければ国民は殺されます。
また、バイオエタノールにするのであれば、全く関係ないのですが、
そもそも組換え作物の存在そのものが許せないという議論になると
どうにも話のしようがなくなってしまいます。
そうですねぇ、米中両国が壮大な人体実験をやっているのかも(笑)
中国で消費された遺伝子組み換え食品はどういう形で日本に巡って来ることやら。
BSEも羊の風土病が肉骨粉を通じて牛に感染したのですがそんなことを想像していた人はいなかった。
生物がそのように作られている枠組みをはみ出すと何が起きるか分からないと思います。
学生時代からのマルサス信者としては確信したくなります。
「マルサス」(1766 ー 1834)の人口論をご存じない方のために:
*物資の増大が人口の増大に追いつかない以上、過剰人口による貧困の増大は避けられない
*疫病・戦争・飢饉などが過剰人口への自然による救済である。これらの苦難こそが人間の精神をより高くする
「奇禍」を「奇貨」として利用しようとしているのか。
天災による被害の規模は基礎的な国力によることを考慮すると、彼の腹の中が見えるようにも思います。