かぐわしき五月がやってきた!
2008年 05月 01日
卯の花の匂う垣根に 美しき五月!
橘香る朝風に 風薫る五月だ。
薫り高き五月にちなんで
前にショッピングセンターをつくっていたとき、トイレをどうするかをかなりマジメに考えた。
ある駅ビルの調査によれば女性のトイレ利用の動機・目的は「排泄」とほぼ拮抗して「身だしなみを整える」「一息入れる」と言うような項目が多く、そういう観点からよく出来たトイレのある店は集客力もある、というより昔ながらの汚い・くさいトイレのある店はそれで嫌われてしまう。
いまでこそ当たり前のように受け取られる考えがその頃はまず社内のおじさんたちの理解を得るのが大変だったな。
そのときトイレデザイナーで有名なゴンドラの小林さんが男性の小便所を個室にする案を出してきたのには驚いた。
聞くと最近の若い男の子の中には他人と並んでションをすることに抵抗がある人がいる。
ズボン(パンツっていうんだ)をはいたまま”つまみ出して”スルことが出来なくて大をするようにずるっと下げてする癖がついているとか、もっと驚いたのは男性用小便器のない家庭が殆どだからしゃがんで小もするんだと。
さすがに経費の問題もあり小便器は従来型にしたけれど面白い議論だったね。
子どもの頃の大には男の子は悩んだ人もいるでしょう。
なんか恥ずかしいんだよね。
今でも若い女性(知っている人)がいる目の前で大のほうに入るのはちょっとコッパズカシイ。
分かるわけないけれど滞空時間でばれちゃうかとか^^。
小学校のガキ大将のアンドーケンチャンと放課後のグランドで相撲をとっていたら急に止めたと思ったら妙にマジメな顔をして「いいものをやるから鼻紙をくれ、その中に包んで持ってきてやる」という。
モヨオシタんですね。でも紙がない。
ガキ大将でも恥ずかしいからそんなバカなことを言って急を凌ごうとしたんだ。
汽車に乗って向かいの席に楚々たる麗人が座っていた。
精一杯気どっていい印象を与え旅のハプニングが起きることすら想像してワクワクしていた。
好事魔多し、モヨオシテきた。
我慢できなくなって席を立ち入室する。
彼の麗人の席から個室のドアがまともに見えるではないか。
背に腹は替えられないから済ますものは済ます。
おお!見事なるものが。
色、艶、大きさ、どれをとってもお菓子の三冠王ならぬクモフルの三冠王だ。
さっぱりして、サア、流そうと鎖を引っ張ると故障している。
(このあたりは当時の汽車の便器が和式であったこと、水は目の前に垂れている鎖を引っ張って流し、モノは外に垂れ流される方式であったことを理解して玩味せよ。なんともいえない俳味が増すであろう)。
止むを得ず我が分身をそのままに別れをつげて席に戻ると、、
おお!なんと言うことか、彼女がにっこり笑って席を立ち彼の個室に入っていったではないか!
俺は席を替えたくなった。
これは中学の頃読んだ玉川一郎の随筆にあった話だが似たようなことは俺も経験した。
風薫る五月にふさわしい芳しいお話、好きだからいくらでも出てくる。
性芳醇にして上品な人ほどこういうお話を好むんですね。
でもキリがないから同じ玉川さんのエピソードひとつ披露して打ち止めにします。
玉川さんが何方かと宴席で上のような馥郁たる話題に興じていたらその人が
人がウンコ食べてるときにご飯の噺は止めてくれと云った。
ぷ~っ、アッチこっちに飯粒が飛び散ったそうだ。
風流だねえ~。
なんの薫りかと思ったら。
うーん。食事の後でよかったわ。
しかし、悩み多き内容ですね~
消臭剤を持ち歩かないくては、以前そのようなことがありました。どなたかの後で入ったらもう、私はこれで
後は長くないなと本気で思ったくらい鼻が曲がりそうな経験をしたことがあります。
んー。このコメント恥ずかしいな。
でも温室に行けばすぐにほんとに芳しい花たちが癒してくれるのでしょうから勘弁ね。
しゃがんでいるとトントンガバッ、とやられました。普通、トントン、とノックされれば、トントン、と応えますね。ところが、間髪入れず、トントンガバッ、ですよ。応える余裕がない。
どうも女性はしゃがみながら、手を延ばして、間髪入れず応える体制を取っているようですね。また、女性はトイレに関しては、超ファースト・ライフのようですね。男はスローです。
トントンガバッ、キャーッ。
こっちは、オイオイ、ですよ。
今は子供だけでなく大人の男性でも、座って用を足す人が増えているようです。
掃除がしやすくて、私はありがたいですけど。(うちは頑なに立ってしていますが)
小・中学校時代は、トイレから出てくるところを目撃されると「やーい、○○、う○こしてきたー!」とはやし立てられたものです。
今もそれが嫌で、学校で大ができない便秘の子供が増えているそうですね。
電車のトイレは、昔も今も、よほど切羽詰らないと行きたくありません。
人前に、「私、これからう○こしに行くのよ」「今、してきたのよ」という姿をさらすのが恥ずかしいのです。
そんなこと言ってられない場合もありますけど。
そうして切羽詰って行くものだから、入ってから故障しているとか鍵が閉まらないとかに気づいても、もう遅いんです。
するしかない。
それともうひとつ、鍵が開かなくなったらどうしよう、と恐怖が未だにあって、どうも落ち着いてできません。
上品なもので、再現がなくなるのでこのあたりで。
せっぱつまって座ってやれやれ間に合ったと深く吐息をもらしたらドアをあけっぱなしていたことに気づいたこともあります。
>掃除がしやすくて、私はありがたいですけど
最近は奥方が旦那に座ってしなさいと命令する家庭もあるとか。セクハラではないか!
昔の社宅にはあったんだけどなあ、とっくに廃屋になっているはずですが。
近年の、私も愛用しているカジュアルパンツには「社会の窓」がないものが多いんです。
「社会の窓」を付ける場合には裁断縫製に相当な手間が掛かります。だから価格を抑えるために省いているんですね。
しかし私がメーカーだったら年配者向け商品は「シニア・カジュアル」とか何とか品名を変え、しっかりコストを転嫁します。
>フランスの某市役所で朝顔の形にほれ込んだ
まだフランス語を聞き取ることができた昔、「料理と便器は我がフランスとシノワだ」という主張を聞いたことがあります。いずれも現物は見たことありませんけど。