冬の名残にすっぽん鍋 豪勢だぜ 新井薬師「日本料理 喜むら」

早いところアップしないと季節はずれになってしまう。新井薬師の「日本料理　喜むら」。
なんとすっぽんだ。
さぞかし高いんだろう？と思ったが６４００円のコースがあるってこととちょいとした事情もあって半信半疑で行ってみた。


入り口からして面白いでしょ。
腰をかがめて入ると小さな清潔なお店のテーブル席がひとつ、見えないけれど奥にももうひとつあるらしい。全部で１４席という。

生き血のワイン割から始まって椀や小鉢、刺身とどれもきちんとしている。
「〆張鶴」のいい燗と同行三人のおしゃべりを楽しんでいると肝心のすっぽんの前にお腹がいっぱいになってくるほどだ。

鍋の中にはすっぽんがぐつぐつ煮えている。
上の写真の臓物がとても新鮮だから生でもいいくらいなのを鍋の中でしゃぶしゃぶしていただく。
こんなにすっぽんを食いつくすのは初体験ですよ、まったく。

最後はパンパンのお腹をゆすって隙間を作って雑炊。
そろそろ春のおとづれという、それでもこの日は寒い風が吹きまくって俺たちの御馳走にお誂えの天候だった。


世田谷「弦巻湯」