スローフーズの代表 沖縄の島料理 石垣島「こっかーら」
2008年 01月 03日
つくづくヘルシーだなあと思った。
油や調味料の使い方が控え目で食材の良さをそのまま活かす。
手を加えていないほうが美味しくて、そういう意味では普通のおばさんがサッサとつくったような料理がおいしい。
食材や味だけでなく食べ方や味わう空気がヘルシーなのだ。
素朴な皿にざっかけなく盛り付けられて箸で食ってスプーンで食って、、手づかみだっていいんじゃないかと思わせる。
大きめの皿や鉢に出てきてみんなでシエアするほうが、それもワイワイ言いながら直接箸をつけるのが似合う。
と言いながら最初に紹介するのは、少し格調の高い八重山膳符料理。
石垣島・「こっかーら」。こっかーら、とは琉球アカショウビンのこと、コッカル~と鳴くそうだ。
八重山群島で最高の格を誇る役人の家・宮良殿内(みやらどんち・国重要文化財)に伝わる料理を小高い丘の上にある赤レンガの家で昼食をいただく。
どっしりした座敷におおたか静流の歌声がいい気持に流れている。
「長命草のお浸し」、「ジーマミ汁」(右)。
「もずく、ういきょう、よもぎのてんぷら」、「あだん、おおたにわたり、などの炊き合わせ」。
「五穀米のごはん」、右は「青豆のぜんざい」。
いくら食べてもまだ食べられそうだ。
それでいてたった一口食べても十分に満たされるような静かな滋味をたたえた料理だ。
美味しそうです。今年も美味しいお話ではじまりですね。
見ているだけで、豊かな気分にあります。ありがたいです。
東京で食べるとまた感じが違うかもしれません。
地元の店で方言を聞いたり店の人といろんな話をするのが楽しい。
旅の魅力の半分はそこにあると思うのです。