徒労の歳月だったか なんだかがっかり
2007年 11月 29日
久しぶりに、昔手がけた飲食店街を歩いてたまげた。
メチャクチャ汚くなっている。
これでもかとばかりセンスの悪いポスターが張り巡らされている。
壁という壁、デベロッパーが真っ先かけてやるから、お店もベタベタと貼りまくる。
作り手が期待するほど通行人は丁寧にポスターを読みやしない。
たくさん貼ったから読むというものでもない。
”連張り”といって何枚も並べてインパクトを強めるやリ方もあるけれど、それはポスターが連張りに耐えるだけの美しさがあること、その場所が何もない通路などそれに適していることが条件だ。
ここに揃っている店はこの程度の”安っぽい”店ばかりですと言うメッセージしか伝わらない。
何よりも、統一感のある清潔なファサードを連ねて差別化を図ろうとした開発コンセプトが台なしだ。
サンプルケースや立て看板を店毎にやらないと言う前提のデザインなのだ。
床や壁の材質・色まで現物を張って、あァでもないこゥでもないと検討を重ねたのに。
どこのショッピングセンターでもお店の方は少しでも目立ちたがってワゴンは出す、ポスターは貼る、安売りはする。
それをほっておくと全体が安っぽくなって目の利くお客さまは来ない。
だからそういう所を毎日根比べのように指導するのがデベロッパーの基本の基。心あるテナント経営者はそういうデベロッパーを期待する。
どこにも無いような良心的な専門店を揃えるために、そぐわない既存店に退店をお願いして文字通り命がけの交渉もしたのに、これではせっかく出店した店にレベルを落とせと言ってるようなものだ。
働くスタッフだって環境によって背筋が伸びもする。
社員たちの教育研修にもエネルギーとお金を随分つぎ込んだ。
”お客様第一”とはお客様からみて快い空間を造ることでもあると教えてきた。
それが無意味だったのか!
よしんば勘違いをした社員がいても気がついた社員が意見を言うこと。
それもお客様第一を実現するための大事な要件だ、と口が酸っぱくなるほど言ったのもー。
根気強く、焦らず、何度でも、繰り返し。
自ら率先垂範して。
教育指導とはそういうものだ。
人にはそう言ってきた。
それが正しいと言うことが証明された。
でもちっとも嬉しくないなあ。
メチャクチャ汚くなっている。
これでもかとばかりセンスの悪いポスターが張り巡らされている。
壁という壁、デベロッパーが真っ先かけてやるから、お店もベタベタと貼りまくる。
作り手が期待するほど通行人は丁寧にポスターを読みやしない。
たくさん貼ったから読むというものでもない。
”連張り”といって何枚も並べてインパクトを強めるやリ方もあるけれど、それはポスターが連張りに耐えるだけの美しさがあること、その場所が何もない通路などそれに適していることが条件だ。
ここに揃っている店はこの程度の”安っぽい”店ばかりですと言うメッセージしか伝わらない。
何よりも、統一感のある清潔なファサードを連ねて差別化を図ろうとした開発コンセプトが台なしだ。
サンプルケースや立て看板を店毎にやらないと言う前提のデザインなのだ。
床や壁の材質・色まで現物を張って、あァでもないこゥでもないと検討を重ねたのに。
どこのショッピングセンターでもお店の方は少しでも目立ちたがってワゴンは出す、ポスターは貼る、安売りはする。
それをほっておくと全体が安っぽくなって目の利くお客さまは来ない。
だからそういう所を毎日根比べのように指導するのがデベロッパーの基本の基。心あるテナント経営者はそういうデベロッパーを期待する。
どこにも無いような良心的な専門店を揃えるために、そぐわない既存店に退店をお願いして文字通り命がけの交渉もしたのに、これではせっかく出店した店にレベルを落とせと言ってるようなものだ。
働くスタッフだって環境によって背筋が伸びもする。
社員たちの教育研修にもエネルギーとお金を随分つぎ込んだ。
”お客様第一”とはお客様からみて快い空間を造ることでもあると教えてきた。
それが無意味だったのか!
よしんば勘違いをした社員がいても気がついた社員が意見を言うこと。
それもお客様第一を実現するための大事な要件だ、と口が酸っぱくなるほど言ったのもー。
根気強く、焦らず、何度でも、繰り返し。
自ら率先垂範して。
教育指導とはそういうものだ。
人にはそう言ってきた。
それが正しいと言うことが証明された。
でもちっとも嬉しくないなあ。
なんだかがッかり>
私は志の輔に感動でした。落語の高座は初体験で、演目が何であったのか分からなかったのですが、腕利きの彫り物師の父親が亡くなって息子が跡を継ぐ、あまりにひどい作品ばかりで贔屓にしていた道具屋が「死ね!」と最後通告。ところが、母親のために彫った「観音様」で大化けという人情ものでした。なんだか前座に出た弟子の春の輔のために選んだ演し物野のような気がしました。。
私は志の輔に感動でした。落語の高座は初体験で、演目が何であったのか分からなかったのですが、腕利きの彫り物師の父親が亡くなって息子が跡を継ぐ、あまりにひどい作品ばかりで贔屓にしていた道具屋が「死ね!」と最後通告。ところが、母親のために彫った「観音様」で大化けという人情ものでした。なんだか前座に出た弟子の春の輔のために選んだ演し物野のような気がしました。。
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gakis-room at 2007-11-30 08:11
今晩,飲みに行きませんか,と言う以外に言葉もありません。哀しい話です。
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saheizi-inokori at 2007-11-30 08:25
ume さん、私も夕べは扇橋と小三治でした。
「三井の大黒」、やはり左甚五郎が出てくる大ねたを扇橋がたっぷりきかせてくれて少しは気が晴れました。
「三井の大黒」、やはり左甚五郎が出てくる大ねたを扇橋がたっぷりきかせてくれて少しは気が晴れました。
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saheizi-inokori at 2007-11-30 08:26
gakis-roomさん、有難うございます。上のコメントRESにかいたように少し気が晴れました。
飲む方を節制しているものですから^^。
飲む方を節制しているものですから^^。
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みい
at 2007-11-30 13:37
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saheizi-inokori at 2007-11-30 14:00
みいさん、みんなが気がついてくれればいいなあ、と思いますが。
リーダーのせいかもしれません。
リーダーのせいかもしれません。
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waku59 at 2007-11-30 19:56
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saheizi-inokori at 2007-11-30 22:52
waku59さん、続く人がいてくれれば!と切実に思います。
by saheizi-inokori
| 2007-11-29 23:04
| 梟のゴタク
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Comments(8)