ウヲツーリネンコに聞きました 教えてよ グヲーの呪いを解く方法 （梟物語 １２）

グヲーの呪いで魚に変えられているお姫様を救うのには、嫉妬に狂った女の生き血を・・妹背山の物語では、愛する女をわざと嫉妬させて殺したのだそうです。僕たちにそんなことできない！一人を救うのにひとりを殺すなんて。

困り果てていたら、スージカエルが、道を「スージ、スージ」とつぶやきながらやってきました。背中に筋が何本もできているカエルです。おじさんが、魔法を使うカエルなのでその方面の知識も少しはあるようです。「それなら、ウヲツーリネンコに聞いてみたらどうだろう。俺にはわからんじゃ。スージ」親切にスージカエルはウヲツーリネンコのところまで連れて行ってくれたのです。「スージ、スージ」と言いながら。

でも、話しを聞いたウヲツーリネンコは、・・黙ったまんま。「ねえ、ウヲツリさん！教えてあげてよ。スージ」見かねたスージカエルも、口添えしてくれます。







今日もどこからか梟が飛んできて見守っている。