手賀沼に流れるモダンジャズ あやちゃんおめでとう!
2007年 10月 08日
我孫子にある「相島芸術文化村」井上邸。
今日は姪の結婚式。
普段は式場でも宴会場でもない古い庄屋屋敷。
ここは姪が偶然知って会場にお借りしたようだ。
若い二人が手づくりのお祝い。
座敷で式と昼食がすんで2時間、間をおいて宴会が始まる。
新婦の仲間が料理を作るのだ。
彼女一応料理研究家、食えてるかどうかは分からないが。
屋敷の主である井上さんと隣りあった。
享保の改革の時に手賀沼干拓のために江戸から此処に来て以来と言うこの屋敷を維持して行くのは大変なので行政などと連携して観光の対象にしている。
古い建物の公開もさることながら貝合わせの道具が揃っているのでこの遊びを紹介したり地域の文化活動の場ともなっている。
今日は見ることが出来なかったが神楽舞にも観るべきものがあるそうだ。
観光開発と言ってもなかなか楽じゃないとおっしゃる。
行政など協力してくれるのは有り難いけれど直ぐに数字を気にするとのことだ。
「伝統文化など今知られていない価値を知って貰うのにはゼロを1にする辛抱が必要だ。いっぺんにワアっと数字になるようなものはたいした価値とは言えない。ナントカビルのオープンとは違うのだ。」
テナ事をお話して俺としては慰めたつもりだったがー余り役には立たない話だ。
バークレイに居たと言う新郎は蔵を改造したホールで仲間とJAZZ演奏ーベースを弾いてくれた。
俺はこんなに凄いとは知らずに「ボストンでやってたの。じやあプロみたいなもんだね」
などと調子合わせていたんだが聴いてビックリ!
そんじょそこらのプロ真っ青だ。
たまげて聞いたら青山六本木あちこちに出演しているそうだ。
でもそれだけでは食べていけないからコンピューターの何とかをやっているんだって。
古い屋敷もJAZZも価値があるからといって簡単に食ってはいけないんだなあ。
雨上がりの庭に蝋燭を点し友人のギターデュオ(これもプロ)に新婦がオクラホマミキサをリクエスト。
皆で踊ろうと新郎新婦が先頭をきったが友人たち若すぎて分かんない。
新婦の親父(俺の弟)も知らん顔。
しょうがないから俺は四つの孫の手を引いて後に続いた。
後で弟に「お前がやらないから」と文句を言ったら「自分がやりたかったくせに」だと。
昔から嫌な奴だ。
「オクラホマミキサー」は懐かしいです。年に一回運動会の時にテレながら踊りました。憧れの彼女の手を握ることのできる唯一のチャンスでした。あのどきどき感が蘇ります。
少しだけほっとしていたのが我ながらイジラシイ。
オクラホマミキサ、は代表的なフオークダンスの曲。
男と女が二重の輪になって次々にパートナーを変えながら踊っていくのです。
男子校に近所の女子高の人たちが来て参加してくれる。制服で。
あの彼女の手を握れる!umeさんじゃないけれどドキドキしました。
今の人たちはそんなまどろっこしいことはしないのでしょう。
それも我孫子でとは、びっくりしました。!
地元なのに「相島芸術村」のこと、知らなくて恥ずかしいです。
相島、という地名も初です。
調べたら我が家から少し離れたところです。
今度行ってみますね~☆
今も周辺に「相島六軒」「東相島」「西相島」などという地名があるそうです。
夜空に鰯雲が一杯に広がって星も見えると言う不思議な光景の中を帰りましたよ。
思い出に残るでしょうね。
商業化されていない文化施設をもっと大切にしなければと思いますが、ヨーロッパの古城も維持が大変だとか聞いています。地元の行政の腕の見せ所なんでしょうが。
フォークソングの年代なんですが、オクラホマミキサーって知りませんでした。最も名前だけ知らないのかも。
若いお二人が手づくりでのお祝いとは素晴らしいですね。
ご新婦のお仲間のお料理作り・・・
姪御さんはお料理研究!
よきハズバンドとのお出会い!
前途あるお二人に乾杯!心からお祝い申し上げます。
saheiziさんは結婚をなさる様な姪御さんがおられるとは
やはりお若いですね。4歳のお孫ちゃんの手を引いて
踊られたsaheiziさん 楽しかった事でしょう・・
私もこういう時は後に続いて踊りたいです。
それで終わった(小さい子がいるので先に失礼した)のが七時過ぎ、家に帰ったら9時を随分回っていました。
やれやれの1日ですが思いでは一生のこるような印象の強い1日でした。
「あや!お前は困難大好き症候軍だ。こんな結婚披露、みんな頭にきているに違いない」などと面と向かって悪口を言われてニコニコしている姪も大したものだと恐れ入りました。
心が通じる人なんだから思いっきりやりたいようにやったほうがいいと腹を決めたのでしょうね。
自分の結婚式なんて因習に凝り固まったような緊張の披露宴でしたよ。
お孫さんと踊っている姿想像しています^^
素敵な式だったようですね。我孫子にそんなところがあったとは、住んでもう20数年たつのに知りませんでした。江戸時代中期に手賀沼干拓の事業があったのは聞いていましたが。
しかし、手賀沼に流れるジャズ、いいなあ
3時間で終わっても感動のない半日より一日付き合っていろいろ考えるのも楽しいものです。
楽器といえばハーモニカしか出来ない私にはああいうことが出来るのはみんな天才に見えてしまいます。羨ましい。若さも。