日本は子どもの楽園だった 「逝きし世の面影」(3) そしてムコ多糖症のバトンのお願い
2007年 09月 15日
私は日本が子供の天国であることをくりかえさざるを得ない。世界中で日本ほど、子供が親切に取り扱われ、そして子供のために深い注意が払われる国はない。ニコニコしている所から判断すると、子供達は朝から晩まで幸福であるらしい。前に書いた「逝きし世の面影」は「子供の楽園」という章立てをして幕末から明治初期に来日した外国人たちの多くが日本の子供たちが鞭で打たれることも無く可愛がられているサマに驚いていることを紹介している。
上記の記事にも登場するメアリ・フレイザー夫人の言。
(日本の子どもは)怒鳴られたり、罰を受けたり、くどくど小言を聞かされたりせずとも、好ましい態度を身につけてゆく。著者はこうした子どもたちやそういう子供たちを育てた親たちが消えてしまった、と言う。
彼らにそそがれる愛情は、ただただ温かさと平和で彼らを包みこみ、その性格の悪いところを抑え、あらゆる良いところを伸ばすように思われます。日本の子どもはけっしておびえから嘘を言ったり過ちを隠したりはしません。青天白日のごとく、嬉しいことも悲しいことも隠さず父や母に話し、一緒に喜んだり癒してもらったりするのです。
多くの日本人が自分の子どもばかりか異人の子どもであってもいとしがり可愛がった。
いとしがり可愛がるというのはひとつの能力である。しかしそれは個人の能力ではなく、今は消え去ったひとつの文明が培った万人の能力であった。とも言う。
今朝tonaさんのブログ「365連休の日々」を読んでいたら「石神井公園 ムコ多糖症」と題してムコ多糖症の子どもたちを支援する記事のバトンのことが書いてあった。
そういう病気があることを知らなかったので調べてみた。
患者の数こそ少ないけれど子どもの難病で有効な薬が認可されないと大人になる前に亡くなってしまうのだ。
ムコ多糖症支援ネットワーク(ムコネット) http://www.muconet.jp/のことも。
その中にバンドネオン奏者・小松亮太がこのネットワークの主要メンバーであることも書いてある。そうして昼間ぼけっとテレビを見ていたら、なんと小松さんが演奏しているじゃないか。
花緑の司会している番組、コンナン見たこともないのに初めて見たら小松。
不思議な繋がりを感じながらバトンを回します。
とりあえず病気のことを知ること。
そうしたらまた何かの縁が生じるかも知れない。
知らなきゃ何にも始まらないから。
どうぞ、受けて回してください。
この記事まんま、またはムコ多糖症支援ネットワーク(ムコネット) http://www.muconet.jp/をバトンしていただければ幸いです。
左平次さんのブログでムコ多糖症という病気で苦しむ子供達が紹介されています。 薬がないと成人になる前に死に至る病で、その薬がなかなか得られないそうです。 左平次さんの記事は知られていない病気を世に知らせる方法の一つとしてブログでバトンを回そうという試みに参加されたものです。 病気というと、手厚い看護体制が出来上がっているもの(○○とか)とそうでないもの(□□とか)の違いに心が痛みます。○○や□□は、いろんな病名が入ると思います。 国や地域差、経済格差もあります。 先日観た映画「シッコ」を...... more
ムコ多糖症、バトンしますね。
外国では子どもが鞭でぶたれたんですね。
そういえば、関係はないですが、ブリューゲルなどの絵画を見ていると、子どもが全然可愛く描かれていないのですね。子どもらしさがないんです。実際には白人もとても可愛い顔をしているのに。鞭打たれ可愛がられないと、絵にあるような顔つきになってしまうのかなあと、この文章を読んで考えたりしました。
ムコ多糖症のバトン、どうも有難うございました。
小松亮太さんのことも見つけられたのですね。おまけにTVで偶然ご覧になられたとか。まさしく不思議な繋がりです。
greenageinさんにも感謝します。
不思議な繋がりが広がるといいですね。