祈るばかりが俺の仕事だ

台風一過、気持ちの良い休日。
朝息子がやってくる。
オーストラリアに転勤になったのでコマゴマとしたものを預かってくれと。
俺んとこも収納一杯だから大丈夫かと案じていたら蜜柑箱ひとつなのには拍子抜けするやら可笑しいやら。
上がってゆっくりする間もなく次の用件に急いで行ってしまった。
大学に入った年に母親に死なれ一人で生きて来た。
先日は結婚相手も連れて来た。

こんな時に普通の家では母親が一生懸命になるのだろうが俺には何にもしてやれない。
”しょうがない。”
無事を祈るのみだ。


写真は長野の友人丹精のタマネギ。
風にあててくれ、と言われて窓際に並べた。
旨いのなんの！
サラダはもとよりアッサリ醤油で炊いたら、その優しい甘さ、あまり好きな言葉じやないが、”癒され”ますなあ。
今日の地震ー大丈夫だろうな。
電話をしてもつながらない。
無事を祈るのみだ。

午後は国立能楽堂へ。
素晴らしい「翁」と「石橋」をみて祈りが俺に通じちゃったかと、ちょっと申し訳ない気持ちだ。
能については追って。