お疲れさまでした 半世紀のお仕事 どうぞごゆっくり休んでください

大きな会社で現場から勤め上げて結構エラクナリ、関連の会社で役員として働きこの度辞めて悠々自適の生活に入る人の送別パーテイがあった。

お疲れさまでした 半世紀のお仕事 どうぞごゆっくり休んでください_e0016828_02923.jpg
彼の挨拶の中で
今度辞めたら、今までの夢を果たしたい。
それは女房に頼んで20万円貰って一人で10日間旅行をする。
一度でいいからそういうことをしたかった。
と言ったので後から個人的に聞いてみた。
「もう行き先は決まってるのかな」
「東北の名前も知らないような温泉を行き当たりばったりで。宿の予約をしない。泊まってみて気に入ったら二泊でも三泊でもするんだ。」
「それで20万円て足りないんじゃないの?」
「いや、安い宿を探すし大丈夫」
温泉は好きで今までも奥様を連れて車であちこち行かれたようだが今回は電車とバスと歩きにするんだって。
今までそんなに長い間続けて休めない人生だったし、休みでもいつも会社のことが気になるような仕事をしてきた人なのだ。
いつ夜中に呼び出されるかも分からないような。

そういう夢を持つってことはモノスゴク夫婦仲がいいんだと思う。
今までの人生に満ち足りているんだと思う。
これからの夫婦の人生も素晴らしい人生になると思う。
どうしてかって?
俺の勘だよ。
Commented by 高麗山 at 2007-06-26 16:45 x
私は、リタイア後の人生に自信が無かったので、定年の七年くらい前から、妻を誘って、闇雲に体力で日本国中を自動車で徘徊しまくりました。
あちらの温泉、こちらのお料理、マタマタ、ニセコのスキー場ほぼ行き尽くして、現在は、本当に良かったと感じたところを、二順目です。最初とは、又違った趣に浸ってゆっくりと巡っています。(殆ど、車内泊で)
Commented by saheizi-inokori at 2007-06-26 16:53
高麗山さん、一度だけ独りでじっくり心を遊ばせてみたい、とは思いませんでしたか?
ここに書いた男はいつも奥様のことを考えているんだと思いますよ。
「10日も持たずに奥さんに会いたくなるんじゃないの?」と言ったら「そうかもしれない」と笑っていました。
高麗山さんの旅行記を読みたいですね。
Commented by gakis-room at 2007-06-26 19:13
独り身の私ですが,それでも家事も雑事も何もない「非日常」的空間は好きです。1人客を宿泊させるいい宿が,そして素敵な女将がいる宿が見つかりますように。
Commented by 高麗山 at 2007-06-26 21:45 x
実は、先のコメントを出す前に、このブログの内容を話して、一人旅の重要性を説いたのですが「駄目よ!」の一言で却下されてのコメントだったのです。

《傘のお題の川柳》

 女房と同じくらい邪魔になり

        お分かり頂けましたでしょうか?
Commented by ume at 2007-06-26 22:26 x
gakis-roomさん風に言うならば、資金繰りも、工程も、携帯電話もない、妻旅行中の非日常的空間があるなば、1ヶ月のうち10日はほしい。でも、それってあの世?
今夜は、妻旅行中で、半日常的時間を楽しんでいます。
Commented by fuku(ginsuisen) at 2007-06-27 00:31 x
一人旅・・そうですよね、必要な気がします、男だけでなく、女にも。何もかも捨てて、アー、自由って。今日、そんな芝居を見てきました。年齢が重なるほど、しがらみも多い。一人になる必要もあるのではないでしょうか、一人になってこそ、二人の大切さもわかるのでは・・高麗山さん、奥様を一人に羽根を伸ばさせてあげてますか?奥様の箍をはずしてあげれば、許してくれるのでは。それとも、ふらっと出かけてしまうことを提案します。もちろんオミヤを持って帰ること!いつかフラッと出かけて帰らないかもしれない不安を抱えて○十年の妻からの提案です。まだ知らなかった部分のある互いであることを知るのも新鮮ではないかしら。
Commented by Count_Basie_Band at 2007-06-27 04:19
「XXへ行ってくる」といって荷物を成田へ送り、1ヶ月は帰ってこないウチのババアは何だろう。
「YYへ行ってくる」といってアロハに草履で新幹線に乗ってしまうオレは何だろう。

44年間、二人で旅行したのは冠婚葬祭と会社命令の「リフレッシュ旅行」だけ。
最近2年間、徒歩10分の居酒屋へは月1回程度同行するようになったけど、他の買い物や外食は常に別行動。
「何時に帰ってくるか?」とも訊かない。

炊事と洗濯は、それぞれ、自分の分だけ。

ガキどもが独立つしてからはずーっとこの生活。

やがて「あー、死んだのか」で完全に一人になれる。
その順番は、まだ決まっていない。相談もしていない。
しかし、その日は確実に来る。
Commented by tona at 2007-06-27 08:43 x
ふくろうちゃんは雪の中のですか。なかなかいいですね。
働きづめの方のやめてから、最初になさることは100人100様でいつも興味があります。
この方のこのような旅から得たことを後ほど伺いたいほどです。
しかしながら男性と女性では随分違いますね。男性にはロマンがあるような。
Commented by saheizi-inokori at 2007-06-27 10:14
gakis-roomさん、気をつけてください。あまり出来すぎは後が怖い。出刃包丁を研いでいたり、油をなめていたり、、。
Commented by saheizi-inokori at 2007-06-27 10:16
高麗山さん、それもお天気次第、雨が降ったら「おーい!母ちゃん、助けてくれ~」。
Commented by saheizi-inokori at 2007-06-27 10:18
ume さん、妻生存中、妻がいないか、こっちが一人旅かで独りになると妙にそわそわしました。
でも結局何も起きずにインスタントラーメンを食ったりカレーライスとオンザロックで夜になるのでした。
Commented by saheizi-inokori at 2007-06-27 10:25
fuku(ginsuisen)さん、umeさんへのコメントにも書いたように独りで旅に出てそわそわワクワクしても結局枕元に水差しがない、スタンドも置いてない、朝いつも食べるもが出ない、、つまらないような日常の再確認をして家がいいなあと思うことが多かったです。
妻を亡くしてからは独り旅が面白いのですが、それは楽しむ術を覚えてきたことと経済的に余裕が出来たことも大きいようです。
貧乏旅も若さがあれば楽しいけれど、ジサマひとりの貧乏旅はちょっとミジメ。贅沢旅行をしたいということでもないけれど。そこそこにね。
Commented by saheizi-inokori at 2007-06-27 10:28
Count_Basie_Bandさん、傑作ですね。
亭主元気で留守がいい、の上をいく。亭主いるのか居ないのか知りもせん。
確かに相談してもどっちが先かは分かりませんなあ。
Commented by saheizi-inokori at 2007-06-27 10:30
tonaさんの旅もロマンがありますよ。
スケールが違う。もっとも東北の秘湯で独り酒もロマンですね。
Commented by sakura at 2007-06-27 21:51 x
一杯書きたい気持ちですが、、
夫婦色々・・・人生色々・・・
Commented by saheizi-inokori at 2007-06-28 01:47
sakura さん、今晩は。お宅はもしかすると片時も離れない旅行かも。羨ましいなあ^^。
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by saheizi-inokori | 2007-06-25 23:58 | よしなしごと | Trackback | Comments(16)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
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