時には浮気も 大塚・「ＧＯＴＯＯ」で美女をしのび、やがて何故かお祖母ちゃんをしのぶ

takibi-libraryさんがトンカツで刺激する。
mmiizzz さんがインドカレーに誘う。
ＢＧＭが東海林さだお。
なぜかこの人はトンカツ、カレー、それにラーメン、立ち食いソバ、、そういったものの空気を濃厚に感じさせる。シズル感があるんだね。
食いたくなる。


迷いつつ大塚に行って覗いたのが「ＧＯＴＯＯ」、前にカキフライを食べた店だ。
美味しかったが、それきりになっている。
実は大塚には「岩舟」という蕎麦屋がこの店の手前にある。
「岩舟」と「ＧＯＴＯＯ」で俺を引っ張り合うのだがいつも岩舟が勝ってしまう。
いつも悔し涙にくれていた「ＧＯＴＯＯ」。
今日の「ＧＯＴＯＯ」は昨夜の雨に打たれて深く期するところがあったのか、見違えるほどの迫力で俺の袖を掴んで離さなかった。
これには流石の「岩舟」もなす術もなくズルズルと土俵を割ってしまったのだ（まだ準備中というハンデイはあったが）。

決まり手は「トンカツカレー」！二人の美女のどちらにもいい顔が出来る。栄養だって満点。ホクソエム梟。ほーほー。

店に入ると、明るい気合の入った声が俺を迎える。
なんと口開けじゃないか。
『トンカツカレー』、こんなモノを食ったのは何年ぶりだろう。
みれば観るほど不思議なモノだ。
インドカレーだったものがトンカツを乗せた途端に非インドカレーになってしまった。
トンカツだってカレーをかけられると知ってジュージュー言ってたのだろうか。ソース、せめて醤油、芥子くらいを夢見ていただろうに。カレーとはね。


昨日書いたように生々流転が世の定め、食べ物の定めも誠に油断ならない。
サスガのインドカレーだって、泣く子も黙るトンカツにしても、その身分に甘んじてはいられない。
王者・白いご飯！ふかふかと湯気を上げて炊き上がってくる瞬間にマサカ自分がこんな茶黒の液体にまみえるとは思いもしなかっただろう。
一寸先は闇ってか。
ふと横を見ると、、味噌汁！
完璧なグローバル料理である。
定番の漬物は葉唐辛子とキュウリ。

これから後はお食事中につき失礼します（さだおムードもここまでにしないと、ネ）。
大層うまかった、とだけ報告します。

そんな訳で今回は食べるお祖母ちゃん。
改めて見ると食べ物の歌、多いなあ。食いしん坊だったもの。

魚屋に鰹を買へば若い衆が青葉ですねと笑ひ顔する

瓜はめば昔の人の言ひしごと照る日曇る日我も子を思ふ

老ひの舌になじむ鯛味噌なめながら子を養ひし遠き日思ふ

無理強いに鼻をつまんで食べたりしトマト今では日毎欠かさず

色がよく出たかと時々覗き見る自分で紫蘇を入れたる梅を

吾が喜寿をほぐてふ席にふさわしき加賀の名菓のこの長生殿


それにしてもエクサイト、まだ変だ。
今日のアクセス数が1000件を軽く超えている。今まで200件を超えることだってめったになかったというのに。アリエン！

写真は浄瑠璃寺への道筋にあった無人スタンドで。