東京農大・「食と農」博物館は面白い
2007年 05月 02日
有難いことだ。
心筋梗塞のCT検査、造影剤やら負荷をかける薬やら注射して午前中一杯やる。痛くも痒くもないが楽しくはない。
検査の部屋にBGMがずっと流れている。
「ムーン・リバー」「悲しき雨音」「魅惑の宵」「砂に書いたラブレター」「鉄道員のテーマ」、、次から次へと懐かしい曲ばっかりだ。
検査技師のような女性に「そうか、検査を受けるのは年輩の人が多いからこういう曲を選んでるんだね」と言ったらニッコリ笑った。美人。
検査の合間、廊下で本を読んでいるとお年寄りのカップルが多い。
かつてはエライさんだったような顔つきのお爺さんがお婆さんに世話を焼かれている。
お婆さんの手をしっかり握って歩いてきたお爺さんが受付で「どうぞ、掛けてお待ちください」と言われて労わるような眼差しでお婆さんをみながら「ありがとう。でも座ったり、と言うのがなかなかひと苦労なんで」と答える。
なんだか俺は急に若く・健康な壮年になったような気がしてくる。
夕方もう一つの用があるまでの間、manbowさんが教えてくれた東京農大の”「食と農」の博物館”に行った。
大正解!
登山者たちの歩き方の悪さですっかり荒れてしまった巻機山(まきはたやま)の景観と植生を30年かけて復元した学生たちのボランテイア活動をまとめた展示。
「農大生、やったね!」と心の中で拍手。
「食と農」とどう関わるのか分からないがイロンナ動植物の展示があって愉快な驚き。
「ヤエヤマアオガエル」、小指の先より小さいのがガラス箱の中に沢山いる。
可愛い「スナネズミ」。本館(というんだろうか)に付設して「バイオリウム」にはオセアニア、マダガスカル、中南米、アフリカなどの動植物が生きて展示してある。
その中で異臭を放ち圧巻がマダガスカルの原猿類、4種のうち、これは「ワオレムール」。レムールとはキツネザルのこと。
「マダガスカルヒルヤモリ」日本のヤモリの倍くらい、作り物のような色合い。
バオバブの木の下でリクガメとじっとしているトカゲたち。
小さい男の子がパパに「何してるの?」
パパ「さあ、何もしてないんだね。ただじっとしてるんだ」
ボク「ふーん」。
なんだかやたらに大きなラン。名前を控えるのを忘れた!
右は「クリオネ」、”流氷の天使”これが巻貝の仲間とはね。拡大鏡が水槽の外にぶら下がっていた。
本館2階には鶏の剥製、鶏を模った世界の置物、酒にちなんだ道具の数々などもある。日本の蔵元の8割は農大出身者だと書いてあったが本当か?それって独占禁止法に触れないかい?
左は盃の3点セット。左のサイコロをふって、オカメ、ひょっとこ、天狗のどれかの盃で飲み干す。ヒョットコと天狗は下に置けない。天狗は一合入るのを一気飲みするというわけだ。
一階にはカフエもあって休日は大ニギワイだという。
俺は何とか言うジュースとこの「生どら」310円を食べた。生クリームと餡がおいしい。
これ本当に「エミュ」の玉子で作ってんの?
隣接する馬事公苑。明日から3日間開かれる「ホース・ショー」の準備に関係者が忙しそうに立ち働いていた。
「明日はお祭りだ~」みたいなワクワクする気持ちが伝わってきた。
右下は昔の脱穀機。使い道、分かるかなあ?お若いの。
とっても身軽で素早いですね。これも健康じゃないとかないませんから、体だけには気配りを!
「食」は今世紀は重大な政治問題になるでしょうね。早く手を打ってほしい。若い人達に頑張ってほしいですね。
検査の部屋のBGM良いですね。私も知ってる曲ばかり・・・
おかめ、ひょっとこ、天狗の杯って勢いをかんじますね。
ホースショウも見たいなぁ。新婚旅行は北海道の牧場(馬の・競馬)めぐりしました。Gぱんはいて・・・
この博物館面白そうですね。私も一時生まれ変わったら農大に行ってみたいと憧れたこともあります。
農大生どらの美味しそうなこと、いつか絶対に食べたいと思いました。
検査の結果は随分後なのですか。忙しい合間を縫って出かけて見習わなくてはね。
ほんとに農大に行ってれば良かったと思いますよ。
たしか、小泉教授の実家は造り酒屋でしたよね。
久しぶりに、教授の『中国怪食紀行(?)』を読み返したくなりました。
でも、どこにあるのか見当たりません。
すこし片付けなければ。
ははは。
エミューのどら焼き美味しかった〜