左遷もええがねェ~ 楽しかった名古屋および贔屓のプロ野球のこと
2007年 04月 09日
俺は方言が好きでタクシーに乗ると運転士さんの出身地を当てては得意になっている。
仙台、秋田、会津、栃木、茨城、千葉、山梨、長野、岡山、山口、博多、佐賀、熊本、沖縄、、土地鑑のあるところも無いところもチッタア分かるんだ。
中でも名古屋は懐かしいベスト3に入るかもしれない。
赴任したときは結構”エライさん”だった。
最初はなんだかサバケナイつまらない土地だった。
遠くからじっと見つめているくせに話しかけると「いやいや、お宅さんには別に用はありません」と遠ざかっていくような。
松山に行った坊っちゃんの心境?
あることがあって左遷された。その後何回も経験する左遷の第一回目だ。
坊っちゃんのように鉄拳制裁をしたわけじゃないが、俺なりに筋を通したところは少しは似ているかも。
もっとも土地の人と喧嘩したんじゃない。上司・本社に楯突いた、ことになった(おれは当たり前のことをしたと思っているのだが、今でも)。
それまで俺の部屋に入ってくることすら出来なかったような下っ端の人に頭を下げてお願いをする立場になったのだ。
廊下であっても気がつかない振りをする人も多かった。
その反面、親しくなった人も沢山いて、その人たちが俺の名古屋観を大きく変えてくれた。
垣根が取れたように近づいてくる人がいたのだ。
元々俺は現場が好きだし肩書きだけ偉くなろうなんて考えていなかったから左遷は全然コタエなかった。
今まで知らなかった名古屋を知ったようで嬉しかった。
「とろくせーこといやーすな」「名古屋だがねえ~」「いっとらっせるデ」、、分かるかな?
衣カツギを生姜醤油で、シメサバ(酢鯖という人が多かった)を和芥子で、などちょっとした食べ方で風味が変わるのも楽しかった。
東京のお店で教えてあげることもある。
野球は”どちらかといえば”ジャイアンツという程度だったのが、へそ曲がりで”かなりの”ジャイアンツファンになっていた(ふりをした?)。
ところが近藤監督率いる中日と巨人が最後まで争って最後にリーグ優勝をした82年(左遷されるちょっと前だった)に、中日が優勝することを前提にしたイベントを企画し、走り出してしまったものだから、”仮に”中日ファンになったのだ。
そうしてみてびっくりした。
名古屋の空気が変わったように感じた。
タクシーに乗って「どう、勝ってる?」と聞く。
「勝ってまっせ~」。中日が勝ってるわけだから今までは「そう」と受けながら内心「チエっ」だった。
それが仮であれ中日フアンになったから「そうか!ピッチャーは?」。弾んだ声が出る。
車内が明るくなるのだ。
俺もいちいち翻訳しないで素直に受け止めるって楽なんだネ。
なるほどなあ、である。
こんなことの積み重ねで人との気持ちが不思議なくらい通い合い名古屋が好きになった。
こっちが変わることで相手も変わるんだ。
先日、行きつけの飲み屋で厨房の板さんが声をヒソメテ「憂鬱な季節が始まりました」という。
なんで?と聞くと、店主がベイスターズの熱狂的親父で負けると機嫌が悪くてしょうがないんだって(そりゃ、大変だ年中機嫌が悪いだろう)。
どうか横浜勝ちますように、と祈りながら刺身を切っている。
今はロッテ、商売に関係なく、だ。
勝つとちょっと嬉しいが負けても腹は立たないという程度だが。
名古屋の話が千葉に行ってしまった。
デエりゃ~遠いとこまで来てまったがね。
写真上は浅草・待乳山聖天の巾着をかたどった甕。大根と巾着がここのシンボル。商売繁盛と健康と夫婦和合のご利益。
下はnaoさんの展覧会出品作品。
まだ勤め人だったから20年以上昔でしょうか。タクシーに乗ったらラジオでプロ野球の中継をやっていました。運転手は「勝ってますよ」と言いました。「どっちが?」と訊いたら「決まってっじゃねぇか。それともお客さんは巨人、嫌いなのか」というので「ウン」と答えました。車は既に首都高を走っていました。運転手は強引に左側のレーンに入り、車を止めました。「降りろ。カネはいらねぇ。巨人嫌いの客を乗せたら車が穢れる」 代々木のカーブのあたりでした。私は壁伝いにソロソロと新宿出口の方へ歩きました。いま思い出してもゾーっ...... more
ナマの西武ファンにほとんど会った事がないです…。
強いんだけどなあ。
「どえらあ、うまいがね」「あつうてかんわ」・・。
庭続で3軒(両親、長兄)同じ屋敷内に住んでいましたので
結婚して初めての自由を味わったのです。ヤッホー!
でも人間あまりにも自由と言う事は我が儘になる。と
言う事が分かった4年間でした。
山本屋のおうどんは今も主人や子供が大好きですが
私はどうしてもあの固いのが駄目。
名古屋は美味しい和菓子がありますね。
聖天さまは象頭人身のふたりが抱きあっている別名歓喜天。
聖天さまは油と縁が深く、祈願する時に米の粉に胡麻を混ぜ合わせ、なかに餡を入れて油で揚げた団子を奉納し、「香油をわかして尊像に注ぐ」慣わしがあるとか・
だから・・・
“聖天を天麩羅にして 願をかけ”
“聖天は天麩羅 釈迦は茶漬けなり”(甘茶)
“大罪の賊 天麩羅におこなわれ”
(石川五右衛門は京で油で天麩羅にされた)
“聖天の曰く 五右衛門は弱いやつ”
(聖天様はたびたび熱い香油をかけられているが、それに比べて五右衛門たった一回であの世行き・・・)
もう、殆ど忘れてまって自分からは出てきません。だれかが話してくれればでてくるんでしょうが。
ハハ、憎しみ、恨みの表現には自信が持てるようになりました(^^;)。
敵はみな故人ですから化けてくるかな。本当に足がないかどうか、足払いを掛けてみましょう。
「聖天を天麩羅にして 願をかけ」のことだと思います。
秘仏の歓喜天像も抱き合ってるだけじゃなく、然るべき所に然るべき物がちゃんと収まってるそうです。
私は、愛地球博を観に行った時、駅のボランティアの案内係りの方に
「この辺で、美味しいひまつぶし食べれる所ありませんか?」
(ひつまぶしをひまつぶしと言ってしまっていたらしいε=( ̄。 ̄;)
回りは大爆笑でしたよ~♪本当に、美味しいものが沢山ある所で好きな街です♪
何気に saheiziさんと、家の相方は性格が似ているような・・・・(笑)
地下鉄で名古屋弁のオバちゃんの会話を聞いてるのも楽しいです。
エロチックではありました。歓喜天像は外からはよく見えませんでした。残念ながら。
味噌煮込み、あれはおかずだでね。白いご飯と召し上がってちょうでゃ~よ。土鍋の蓋が取り皿だでかんわ。
衣かつぎに生姜醤油、しめ鯖に和辛子、、の他にどんな食べ方があるんでしょう。(あ、だめ。もう戻った^^;)わかれせんがね。
佐平次さんのターニングポイント(?)ともなった思い出の土地が、名古屋だったなんて。なんだかとっても嬉しいです。
ここにいらっしゃる皆様が、名古屋を温かく見てくださっているのも嬉しい~~。
あまり好きじゃないな・・・と思うことも多かったけれど、私も改めて名古屋の良いところを見つけていきたい・・と思いました。^^
言葉も優しい感じがしとってね~まった行きとうなったでよ。