経営とはリスクだ まだ横並びをするのか
2005年 08月 17日
リスクが怖ければ何もしないでサラリーマンしていればいい。いや、今はサラリーマンだっていつ会社がつぶれるか、わかったもんじゃない。静かに生きていこうと思ってもアスベストにやられる。
右肩上がりの時代ならいざ知らず、今はお客様に選んで頂こうと思ったら、どこにもない新しい価値を提案しなければならない。飽和状態にある市場で、目の肥えたお客様に新しい価値を提供していくことには、最初からうまくいくという保障などない。リスクだらけ。でも、生き残るためには、そういうチャレンジが必要だ。そのために全身全霊を傾けて社内をリードしていくのが経営というものだ。”リスク管理"とはそういう意味も含めて考えなければなるまい。
なのに未だに「リスクがあるから」と新しいことにチャレンジしない経営が結構まかり通っている。それは市場に通用しているのではなく社内にのみ通用している、いわば経営者・管理者組合の申し合わせみたいなものだ。事業的にはうまくいかなくても「みんなやってることだから」とか「みんなが賛成したことだから」と許される。保身が全て。不要なリスクは避けなければならないけれど、”経営”の本質としてのリスクまで避けてどうする!会社をつぶしかねないのだ。そのくせ
そういう経営者は、社内的には特権享受・威張りたがりだ。自分の言っていることが正しいとしておきたいから部下のチャレンジや改革案には難癖をつけて却下する。
会社経営だけでなく政治も同じではなかろうか?リーダーとしての経営者や政治家にあるべきリスクへの挑戦を期待するなら社員・国民も相応のリスクは覚悟すべきだ。そして、そういう覚悟をさせる説得力・リーダーシップがない人には退場してもらおう。
さて、誰が本当のライオンになるのだろう?
by saheizi-inokori
| 2005-08-17 19:41
| 梟のゴタク
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