ちょいと一杯どうだい?クマさん 安藤鶴夫・文、金子桂三・写真の「寄席はるあき」(河出文庫)
2007年 03月 28日
不機嫌な人が多い。
今日などは出かけると落ち込み中に会い、じっとしていると訪ねてきた人が不機嫌で、、家に帰ってほっとしてメールをチエックしたら「今パニ栗中」だと。
そんな栗はいらないぜ。
世は春だ!元気出して、桜を見に行こう。どこへ?お勧めは隅田川下り。浅草墨堤を遠望しつつ(霞たなびくが如き桜が一番、近寄ると人混みの方が多いから)船に乗る。40分も快い川風を楽しんで800円くらい。日の出桟橋でもお台場でも浜離宮でも好きな行き先を選んでどうぞ。
安藤鶴夫に言わせれば「刑務所の塀」のような根栗の土手ができてしまったしビルばっかりになったけれど、それでも吾妻橋、両国橋、清洲橋、永代橋、佃大橋、勝鬨橋、、12の橋をくぐるのは楽しい。
駒形、柳橋、向島、蔵前、佃島、神田川、、懐かしい地名のそれぞれに落語の題名や登場人物を重ねて見るのも一興だ。
混雑した道路や地下鉄では見えないお江戸が見えてこようってもんだ。
アンツルさんついでにちょっと古いけれど、一冊ふところ、っても無理だな、バッグにしのばせていくといいのが、この本だ。
古典落語入門と言っても良いくらい、落語の主人公や舞台となった地名が出てくるエッセイと写真がとてもいいのだ。
浅草演芸ホールあたりで寄席を聞いてから船下りなんてのが気が利いているかも知れない。
浅草「蛇骨湯」あたりでヒトップロ浴びて川風に吹かれるなんてのがもっと乙だね。
もし日の出桟橋に上陸したなら、そしてそれが夕焼け空に東京タワーを見る頃だったら大門の「秋田屋」で焼き鳥(トン)をつまみに高清水をグイッとやるなんざ、もう乙を通り越して塀の向こうに行っちゃうってェ・・。
花見は下町の専有じゃない。
下北沢から池尻まで北沢川緑道、ほんとの川じゃないのはチト情けないけれど下水再生だしなんであれ水が流れるっちゅうのはいい気持ちだ。
池尻まで行ったら今度はあの目黒川が始まる。
下北沢から中目黒までずっと川沿いに桜を楽しんで二時間近く、いい運動にもなります。
どうです?ちったあ気が晴れましたか?
沢庵を玉子焼きに見立て、お茶けを飲んで「酒柱が立った!」なんつって騒いでいた長屋の連中が見たらさぞかし羨むように、ドーンと豪勢にモノホンの酒でもやろうじゃありませんか。
さあ、皆さん!遠慮なくどんどんやってくれえ(但し手銭で)。
なまえ聞くだけ、懐かしい!
”三木助”サンもお出ましか?
亡妻は最後をあそこで送りました。6月にガン研から移って8月でなくなるまでしょっちゅう車椅子で小金井公園に連れて行きました。「ここに花が咲いたらどんなにきれいだろう」といい交わしながら、お互いにそれを観るときはないと知っていました。
でもあの病院に無理やり滑り込まなかったらきっと私は狂い死にしていたかもしれません。疼痛管理も出来ない人間と対峙するのではない”ガンを叩く”ことのみしか頭にない病院のことを思い出すと吐き気がします。
その北沢川、昭和の50年代にはすでにドブ川だったけど、墨田川では当時まだ泳いでた。
いまも花見をしてるけど、泳げてた当時の土手を知るものには、行きたい川ではない。北沢川はその逆なんですよ。
近県や東京でも別の区にいくと世田谷や目黒が随分良い方だと思います。家の近くの児童公園なんて毎年土木工事をして使える遊具も取替え、名園みたいな池を造って、それは必ず今頃です。
少しは地方に回してやったら、と思います。
あ、もちろん、私が「寄席にデビュー」ではなく、生寄席デビューです。
それにしても、こんなフルコース、贅沢ですねーー。
それから、「秋田屋」。気になります。
秋田出身の日本酒好きには^^
ところで、江戸弁、又は、落語で聞く、「てやんでー。」は秋田弁では「何しゃべってるってがーー。」ってところでしょうか^^
今日落語を読みながら代々木上原まで行きましたが桜が8分咲きでした。
梟さん、池尻あたりにも行かれるの?そしたら、ぜひ自衛隊の駐屯地(だったっけ?三宿病院の近く)にも日曜日にお出かけください。それは見事な桜を公開しています(これもン十年前の話だから、今はど~だか分かんないけど^^;)
秋田屋も。
以前立ち読みした本に書いてあったのですが、
「落ち込んだ」状態を、気侭に(という表現が面白い)続けていると、脳内から物質が出て本当の鬱を誘発するらしいです。
心のセルフコントロールって大事なんだなぁと思いました。
俯かず、シャンと前を向いていたいですね。^^
なんと、隅田川下りのお花見に、今週末行きます!
桜はちょうど散り始める頃でしょうか。それも綺麗でしょうね。
とっても楽しみです。
いろいろ写真を撮ってきますね!
はい。気を付けます。実はやらかしそうで自分でも心配なんです。^^;