今度は夜にカムジャタンだ！ 江戸川橋地蔵通り商店街「ソウル」

布茶さんのブログで教えられてランチに行った「江戸川橋地蔵通り商店街」の「ソウル」。
こういう店は入った（いや、店の前に立った）瞬間から楽しくなる。
テーブル４つ、小さいシンプルなお店、料理もそんなに多くはないけれど、どれも食べたくなる。
どのテーブルもふさがっていたが若い男性一人の前で相席。
ちょっと迷って石焼ビビンバにする。サムゲタンが対抗馬だった。

オバサンがとても気持ちよくサービスしてくれる。
ビビンバは納豆と同じで出来るだけ混ぜる。必死になって混ぜる。
そうしているとオバサンが「辛いの好きですか？」と聞いてくれるから「うん」（かき回しているからこんな答えになる）、すると辛い味噌を入れてくれる。
キムチの小鉢がついて、それがうまくて勿論ビビンバはもっとうまくてフーフー言いながら汗もかきながら食べていると若布スープも持ってくる。
前の席の男性も石焼、この方は相当できる！
ひたすらぺタッと石鍋の内側にご飯を貼り付けている。
何か茶道でもやるようにフカーイ・幽玄な顔をして賞味しておられた。
幸せそうな幽玄！



俺は小さな商店街が大好きだ。
大資本のスーパーやナショナルチエーン店が軒を並べるメインストリートだけが生き残って昔ながらの地元の店がシャッターを下ろしている町が多い中で、こういう”頑張っている”商店街を見ると嬉しくなる。
こういう商店街のある町に住みたいなと思う。
下駄を履いて歩いていくとみんな顔なじみでおはよう、と言い合うような。
入り口に名前の由来、お地蔵様がいらっしゃる。



一歩裏道に入ると昔が残っている。
町の情報交換の場所だった井戸、その後を襲った水道、どちらも今は仲良く御用済みだ。
行き止まりかと思うと何とか通り抜けられる。



と、思ったらアレアレ人様の軒先を抜けてさっきの商店街に出たのだった。

いつもの定食屋、大塚・「岩舟」、池袋・「華湘」・・ランチの定番コースに又一店増えて、嬉しいことだ。
ランチだけなら一週間に十日来い！だね。