八っつあん オメエもお参りしなきゃ 藤原采女亮さんに
2006年 10月 30日
mitsukiさんとみいさん、正解です。
すごいですね。床屋さんの関係者かしら?
でも何で善光寺の境内にこの人・藤原采女亮(うねめのすけ)の像があるのでしょうか?
彼は鎌倉時代、亀山天皇に仕えた公家さんです。鎌足の子孫とも言います。
宝剣を無くした罪で宮廷を追い出され下関で武士を客として床屋を始めたんだって。
新羅の人から髪結いの技術を学んだのだそうです。
店の床の間に天皇を祀った祭壇をおいていたので「床屋」と人が呼んだのが言葉の興り。
下関には床屋発祥の地記念碑がある由。
彼の子孫たちが仕事を継承、江戸幕府にも召しだされて活躍します。
やがて21代幸次郎が、江戸髪結株仲間(組合)を申請し、享保12(1727)年江戸町奉行・大岡忠相に差し出します。
この人とその子孫の話、面白いノンフイクションになりそうですね。
誰かもう書いてるのかな。
で、何で善光寺?
明治時代、長野在住の床屋さん有志20余名が「業界の団結と発展に寄与せんものと・・東奔西走し・・」創ったそうです。明治30年10月竣工。
以後、毎年錦秋の頃、例祭を行なっているそうです(碑のところにあった由来書から)。
長野の人って義理堅いと言うかエライね。
落語の「厩火事」という傑作はグータラな”髪結いの亭主”・八五郎の愛を信じられるかどうかについて悩む”かわゆい”お上さん・お崎の噺だ。
藤原さんがいなければ八つあんは「遊んでて 飲めねえ」(この落語のサゲのせりふ)だったんだ。
そこで又クイズ。
落語「厩火事」という題名は何に由来するのでしょうか?三択です。
間違えたらうさぎ跳び30メートル。
① 厩が火事になって競馬の予想が立てられなくなった八五郎のことが出てくるから
② 厩が火事になると馬が大騒ぎする、その様子によく似た家庭騒動の噺だから
③ 孔子様は厩が火事になって愛馬が焼け死んでも部下の身に怪我がないかとしか尋ねなかったという噺が出てくるから
写真は新宿駅南口の改札の工事中の壁に貼ってあったもの。
待ち合わせで立っていたらよけてもよけてもヘンな男が後ろにいて覗き込んでくる。
ウルセーナーと振り返ったらこいつだった!
藤原、厩とくれば、無視できません。
聖徳太子は虚構らしいですよ。大山誠一氏がそう言ってます。ところが厩戸皇子は実在という。しかし私は厩戸皇子も虚構と思います。キリスト伝説に材を採ったお話でしょう。
日本書紀。藤原不比等主導と言われてますが、不比等の子の、武智麻呂、宇合が関わったらしいですね。
「きとら」のURLは別のブログのものにしました。
八五郎さんの照れてる科白いいわね。
チッ、またおじさんに騙された。
見る目が甘いのかも・・・
あったかくしようと意識しすぎると、気持ちに訴えられない場合ありますね。私なら・・・何にするかなー。新宿の古い写真とかどうでしょう。
それから、クロスワードパズルとか。
ハッツアンって、どうして、八なんですか?何か意味があるのでしょうか。
八ツあんは、落語界の人気者、八五郎と言うのが亭主の名前なのです。