トイレのしつけの方が大事だぜ 映画「サムサッカー」

１７歳の男の子、勉強も出来るし愛情豊かな両親とおマセな弟に囲まれて幸せ一杯、
かと思いきや、
親指を吸う癖がある。
このままでは大人になれないかもしれない。
何とかやめたいが気にすれば気にするほど・・
歯医者（キアヌ・リーヴス）に通って怪しげな心理療法を受けたりもする。
父親から厳しく注意されるとキレてしまう。


そう、その父親も怪我で挫折経験があり、トラだか馬だかを抱えている?
母はそんな親爺にちょっと不満、このマンマ終わりたくない？

二人とも息子を愛すことでは人後に落ちない、
けど、なんせ思春期の男の子って難しいンだよね。
指吸いが原因でガールフレンドに本音の話もできない。

というようなシチュエイションで坊やの冒険物語がはじまる。
治療薬、ヤク、鬱からハイへ
自信を回復し女の子ともうまく行きそうに・・。
ママがマンマじゃなくなりそうなドタバタも。
よくよく見れば大人に問題あり！

最後に得る教訓

他人と違ってもいい。大切なのは答えのない人生を生きる力なんだ。

これ、チラシに書いてあるコピーだ。
ナンタラカンタラ深刻に捉えればいろいろ言えそうな映画だ。
病めるアメリカを風刺している、とか。

でも、まあ俺には今いち。
どこが?と言われても困るけど。

気になったのは主人公ジャステインの髪が長くて
ショッチュウ顔に垂れてくること。
実は俺の髪も張りを失ってワックス〈軽めですよ）で後ろに固めておかないと直ぐ垂れてくる。
風呂上り、休日など何もしないでいる〈気持ちがいいのだ）と垂れてくる。
ウットーシイッチャない！
いっそ、所さんのようにして金色に染めちゃおうと
我がヘアケアグループははしゃいでいるけど
短くしてスキマだらけになったらみんな吹き出すだろう？
上目遣いに聴くと
「シーン」と声に出して答えるのだ。
にくったらしい。

もうひとつ、ビローな話だが会社のトイレに座っていると
ときどき「カラカラカラ・・・」とけたたましい音で、トイレットペーパーを巻き取るやつがいる。
クシャクシャっと紙を取る音、そして又「カラカラ・・」、これでもか、これでもかと言うように４，５回はやる。
あれを聞くと猛然と哀しくなってくる。腹立たしさが根っこにある悲哀だ。卑猥じゃない。

今日もそれを聞かされた。
なぜか「サムサッカー」の長い髪が心に浮かんだ。
この子のトイレはどうなのかは知らないが。
カラカラよりも親指しゃぶっている方がまだましだぜ。