”やさしい安倍さん”からチョムスキー ヘベノレケな日々 たどり着いた中国風クサヤのぶっかけ飯
2006年 09月 29日
近所のうどん屋風居酒屋のカウンター
中年の男二人女一人、ちゃんとした感じのお客
男A「だからさ、彼は戦争責任なんて無いと思ってるんだよ」
女「えー?」
男B「そうそう、安倍さんはね、東京裁判なんて認めてないのさ、ふざけんなって」
女「えっ、じゃあみんな騙されてんだ。いかにもやさしそうじゃない」
男A「いや、彼は堂々とそういうこと言って歩いてるよ」
女「フーン、そーなんだ、じゃ、日本はこれから軍国主義になるんだ」
三人無言のまま、ビールを飲んでいる
俺、チョムスキーの言葉(『アメリカ人のほとんどはブッシュが京都議定書を拒否したとは思っていない。そんなことをするはずが無いと思っている』)を思い出しながら、うどんをすすっていました
シドニーに休職で留学する若者
65年ほどの社会人生活を引退する男
出向先から復帰した男
根津「よし房 凛」、森下「ちゃんこ板 深井」、銀座「ほんじん」(もつ鍋)
いつものように会合が多かったが今週は特に
それぞれの主役にとって大きな節目を祝う会だった
毎晩ブレーキ故障、ついついやりすぎてグロッキー
なのに最後はウエステインホテル東京「龍天門」での勉強会
左上・根津「よし房 凛」夢八さんに言わせると”まっすぐな男が喜ぶ”店だ。真っ直ぐ飲んでグデグデに酔いました。
右上・「龍天門」6番目のメニュー「特選乾燥なまこの醤油煮込み野菜添え」、陳啓明調理長の説明を聞いていると気の遠くなるような手間ひまをかけたものらしい。ちょっとしょっぱかった。
というわけで今日はいつもの大塚・「岩舟」でランチ
これまた夢八さんがおすすめの「地鶏そば」、柔らかくチャント味のある(当たり前のことが当今珍しい悲しさ)鶏がたくさん入って
ちょっと焦げ目をつけたネギがうまくて
出汁の甘さとそばのよさ
草臥れた胃に何という甘露だったろう、ありがとう岩舟さん
上のナマコ料理、真っ黒けでなんだか分からない(実際もかなり黒かった)ので、同じ陳さんの料理5番目「はるさめと秋茄子の香港路地裏風蒸し」、安い食材を使ったことが気になったわけではないと思うが「9つのメニューの真ん中に秋茄子を持ってきたのが工夫、中華料理でコースの真ん中に口直しを持ってくることは普通はやらない 私は築地・『田村』の料理をヒントにしてこういうメニュー構成をとりいれた」と強調
たしかにその前が「白空心とトントロの蝦ジャンの土鍋炒め」といういかにも香港料理風のしつこいものだったから秋茄子は清清しくてよかった
しかしこの写真もピンボケだなあ どうも昨日はいまいちノリが悪かったかも
では、これでもかと7番目の「厨房皇帝餐」、厨房の皇帝とは陳料理長のこと、すなわち厨房の賄いだ お客様の料理の風味付けなどにつかった鹹魚(ハムユイ、塩魚の意味、発酵させた魚でクサヤに似ている)の頭や骨を壷に入れておく
それにありあわせの野菜とか厚揚げをいろいろブッコンで煮て供する 白飯に汁をかけたりして食べる 匂いにビックリするがおいしい
まあ、今日のメンバーのマニアックぶりにあわせたジョークみたいなもの 普通の客用のメニューにはまずしないだろう
中年の男二人女一人、ちゃんとした感じのお客
男A「だからさ、彼は戦争責任なんて無いと思ってるんだよ」
女「えー?」
男B「そうそう、安倍さんはね、東京裁判なんて認めてないのさ、ふざけんなって」
女「えっ、じゃあみんな騙されてんだ。いかにもやさしそうじゃない」
男A「いや、彼は堂々とそういうこと言って歩いてるよ」
女「フーン、そーなんだ、じゃ、日本はこれから軍国主義になるんだ」
三人無言のまま、ビールを飲んでいる
俺、チョムスキーの言葉(『アメリカ人のほとんどはブッシュが京都議定書を拒否したとは思っていない。そんなことをするはずが無いと思っている』)を思い出しながら、うどんをすすっていました
シドニーに休職で留学する若者
65年ほどの社会人生活を引退する男
出向先から復帰した男
根津「よし房 凛」、森下「ちゃんこ板 深井」、銀座「ほんじん」(もつ鍋)
いつものように会合が多かったが今週は特に
それぞれの主役にとって大きな節目を祝う会だった
毎晩ブレーキ故障、ついついやりすぎてグロッキー
なのに最後はウエステインホテル東京「龍天門」での勉強会
左上・根津「よし房 凛」夢八さんに言わせると”まっすぐな男が喜ぶ”店だ。真っ直ぐ飲んでグデグデに酔いました。
右上・「龍天門」6番目のメニュー「特選乾燥なまこの醤油煮込み野菜添え」、陳啓明調理長の説明を聞いていると気の遠くなるような手間ひまをかけたものらしい。ちょっとしょっぱかった。
というわけで今日はいつもの大塚・「岩舟」でランチ
これまた夢八さんがおすすめの「地鶏そば」、柔らかくチャント味のある(当たり前のことが当今珍しい悲しさ)鶏がたくさん入って
ちょっと焦げ目をつけたネギがうまくて
出汁の甘さとそばのよさ
草臥れた胃に何という甘露だったろう、ありがとう岩舟さん
上のナマコ料理、真っ黒けでなんだか分からない(実際もかなり黒かった)ので、同じ陳さんの料理5番目「はるさめと秋茄子の香港路地裏風蒸し」、安い食材を使ったことが気になったわけではないと思うが「9つのメニューの真ん中に秋茄子を持ってきたのが工夫、中華料理でコースの真ん中に口直しを持ってくることは普通はやらない 私は築地・『田村』の料理をヒントにしてこういうメニュー構成をとりいれた」と強調
たしかにその前が「白空心とトントロの蝦ジャンの土鍋炒め」といういかにも香港料理風のしつこいものだったから秋茄子は清清しくてよかった
しかしこの写真もピンボケだなあ どうも昨日はいまいちノリが悪かったかも
では、これでもかと7番目の「厨房皇帝餐」、厨房の皇帝とは陳料理長のこと、すなわち厨房の賄いだ お客様の料理の風味付けなどにつかった鹹魚(ハムユイ、塩魚の意味、発酵させた魚でクサヤに似ている)の頭や骨を壷に入れておく
それにありあわせの野菜とか厚揚げをいろいろブッコンで煮て供する 白飯に汁をかけたりして食べる 匂いにビックリするがおいしい
まあ、今日のメンバーのマニアックぶりにあわせたジョークみたいなもの 普通の客用のメニューにはまずしないだろう
Tracked
from 暮し・住まい・ケンコウ・..
at 2006-11-03 09:52
佐平次さんの胃の中、きっとくじゃくじゃだと思いますよ。
なんかすごい事になっている・・胃が驚いてますな。
なんかすごい事になっている・・胃が驚いてますな。
0
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saheizi-inokori at 2006-09-29 23:10
胃も肝臓もかなり・・。今日は静かにうどんでしたよ。
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ふく
at 2006-09-29 23:13
x
本当に大丈夫ですかー。
どうぞ、お大事に。せめて1日おなかをやすませて、
お茶、りんご、黒砂糖ではいかがでしょう。
なすの蒸しもの・・・広東ならではの料理ですね。
冷たくしたものを先日、いただきました。
それから、最後のクサヤ丼・・いいですねー。
うらやましいです。コースの真ん中に口直しをもってこないのが中華というのが、なんとなく、なるほどーです。
しかし、これからの時代は、口直しだけでコースというのもいいなー。
根津のお蕎麦屋さんもおいしそう。
こちらは、頭の体操と目の保養と、おなかの刺激が多すぎます。
どうぞ、お大事に。せめて1日おなかをやすませて、
お茶、りんご、黒砂糖ではいかがでしょう。
なすの蒸しもの・・・広東ならではの料理ですね。
冷たくしたものを先日、いただきました。
それから、最後のクサヤ丼・・いいですねー。
うらやましいです。コースの真ん中に口直しをもってこないのが中華というのが、なんとなく、なるほどーです。
しかし、これからの時代は、口直しだけでコースというのもいいなー。
根津のお蕎麦屋さんもおいしそう。
こちらは、頭の体操と目の保養と、おなかの刺激が多すぎます。
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saheizi-inokori at 2006-09-29 23:18
ふくさん、たしかにこうしてもう一度書いていると胃が追体験しているようです。リンゴ食べました。
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勉強会主宰者
at 2006-09-30 05:03
x
やだァ~~、もう!!
お客様に出した魚の頭とか骨、と言うとまるで残飯。ゴミみたいではないですか? 大き言うとあってますが・・・・。 鹹魚(ハムユイ)自体が魚の塩漬けで発酵食品。 乾燥物やオイル漬けの物といろいろあります。
で、身の方は蒸して揚げてほぐし茄子と春雨の蒸し物の上に風味付けにかかっていましたよね。 そういう風につかって、使わない部分の頭と骨とを、野菜や厚揚げと一緒に炊いていたのです。 それを壷に入れて発酵させたのではありません。 それはチトやばい料理ですよ。危ない危ない!
この料理は、実は汁とか野菜とか厚揚げを味わう料理です。
この会にいらしていた方が、八丈島でも同じような料理があると言っていました。 クサヤで作るそうでよ。
陳料理長の料理はまさに香港そのもの。 日本人に合わせてへんに妥協していないのが人気の秘密。 ちなみに陳料理長の母方は梁。オオクラ「桃花梨」の梁総料理長、広東会の会長は叔父さんにあたります。まァサラブレット中のサラブレットですよ。
お客様に出した魚の頭とか骨、と言うとまるで残飯。ゴミみたいではないですか? 大き言うとあってますが・・・・。 鹹魚(ハムユイ)自体が魚の塩漬けで発酵食品。 乾燥物やオイル漬けの物といろいろあります。
で、身の方は蒸して揚げてほぐし茄子と春雨の蒸し物の上に風味付けにかかっていましたよね。 そういう風につかって、使わない部分の頭と骨とを、野菜や厚揚げと一緒に炊いていたのです。 それを壷に入れて発酵させたのではありません。 それはチトやばい料理ですよ。危ない危ない!
この料理は、実は汁とか野菜とか厚揚げを味わう料理です。
この会にいらしていた方が、八丈島でも同じような料理があると言っていました。 クサヤで作るそうでよ。
陳料理長の料理はまさに香港そのもの。 日本人に合わせてへんに妥協していないのが人気の秘密。 ちなみに陳料理長の母方は梁。オオクラ「桃花梨」の梁総料理長、広東会の会長は叔父さんにあたります。まァサラブレット中のサラブレットですよ。
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saheizi-inokori at 2006-09-30 09:03
勉強会主宰者さん、これだからシロートは困りますね。修正しましょう。
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saheizi-inokori at 2006-09-30 18:58
yukiさん、まったく同感です。紅白歌合戦の出場歌手を決めるようなノリですね。マスコミも(特にTV)ひどいです。毎朝バラエテイ番組ですもの。
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hanabi_cyu at 2006-09-30 20:45
私は、普通の主婦で 外で食べることも少ないので ここにきて「へぇ~こんな料理があるんだ~美味しそう」って感じです☆難しい話は、自分の知らないことってたくさんあるんだなぁって勉強させてもらいます。本心を言ってくれる人って少ないので とても勉強になります^^
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saheizi-inokori at 2006-09-30 21:05
hanabi_cyuさん、こんばんは。
私も知らなかったことをここに書いて復習・整理してます。
直ぐ忘れるのですが。でもこうして書いておくと後で検索して調べることが出来ます。手製の辞書みたいなものです(笑い。
私も知らなかったことをここに書いて復習・整理してます。
直ぐ忘れるのですが。でもこうして書いておくと後で検索して調べることが出来ます。手製の辞書みたいなものです(笑い。
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knaito57 at 2006-10-01 14:25
周五郎の小説など読んでいて(うまそうだな)と思うのは“ぶっかけ飯”です。どんぶり飯に芋や大根、シジミなどのみそ汁をぶっかけるだけの粗末な食事が、ふしぎと美味い。これはかつて母からきつくたしなめられたし、現在は妻に失礼だからやれないのですが、一人のときやっちゃう──私の秘密です。
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saheizi-inokori at 2006-10-01 22:11
knaitoさん、ネコ飯、名前は悪いけどうまいですよね。もっとも今はネコもこんなもの食わないらしいけれど。
ご飯が汁気に融けるというかウルムとうまいですね。
ご飯が汁気に融けるというかウルムとうまいですね。
by saheizi-inokori
| 2006-09-29 22:16
| トナリの会話
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