彼岸といえばオハギだよ おばあちゃんのオハギ食べたいなあ

昨日今日、ブログを訪ねると彼岸花、金木犀、古里、里山、稔りの田、、
などの写真や記事が多い。
お彼岸とは日本独特の行事だということをgakisさんのブログ・楽餓鬼で教わった。

彼岸といえばオハギだよ おばあちゃんのオハギ食べたいなあ_e0016828_2315553.jpg
小さい頃はお彼岸というとオハギというイメージだった。もち米をふかしてあんこを作ってゴマもすった。バットに一体いくつ出来たか、あれよあれよというまに食べてしまったなあ。
バレンタインのチョコレートはチョコレート業界の仕掛けだけれど、オハギはどうなんだろう。まさか小豆業界とか製糖業界の陰謀じゃないよね。
家中で一緒に作るのが何しろ嬉しかった。
出来上がるとご近所に配ってそちらのも頂いて味比べ。

彼岸といえばオハギだよ おばあちゃんのオハギ食べたいなあ_e0016828_23162364.jpg
年中行事とか四季っていいよね。これこそ”美しい日本”だよ。
四季といえば俳句や短歌のお出ましだ。
そういえば山梨のおばあちゃんのつくるオハギもうまかった。
まあ、誰が作ろうが甘ければうまかったんだが。

道ゆけばほのかにかほる木犀の香にしのばるる故さとの秋


絢爛と言ふに尽きたり浅草の国際劇場の東京踊り
  57年の歌。俺が修学旅行で見た頃だ。

大きいのからむしりて食へばぶどう棚に残れる房のあはれなるかな

このままに乗りて長野に降りたかり父亡き孫とその母住めば
  孫とは俺たち兄弟のこと

その日まで生きて居れるかどうかなどと先つ思ふなり年より我は
  夏休みに遊びに行くと万力の林とか笛吹川に連れて行ってくれる
  喜んでいると「来年も来ようね。」
  そこまではいいのだが 必ずもう一言
  「もしおばあちゃんが生きてたらね」、これがイヤだったなあ。
  膨らんでいた風船がしゅーっとしぼんでいくような気持ちになった。

今思うとおばあちゃんの方がしぼんでいく風船をもてあましていたことが分かる
  
尾山台、「オーボンヴュータン」・お客様が一杯。みんなオハギの代わりにお菓子を買いに来たのかも。
上の写真は金木犀、携帯ではうまく撮れなかった。匂いは尚更。
Tracked from 墓の中からコンニチワ at 2006-09-25 08:25
タイトル : テレビの楽しみ方
コメントまで全部お読みいただいているゲストの皆様はご存じでしょうが、私は↓に以下のコメントを書いています。 ********************** なお私は顔見知りではない政治家、芸能人、スポーツ選手その他の有名人には敬称を付けません。敬称を付けないのが有名人に対する礼儀だと信じております。 どこかのTV局みたいに「夏目漱石さん」「井原西鶴さん」といった表現は使いません。 ********************** これに対し、へいたらう様から質問がありました。 ***...... more
Commented by hanamaki3 at 2006-09-25 00:02
TBありがと。
金木犀の写真、ウチのも撮ってみようっかな。
Commented by poralis at 2006-09-25 03:08 x
おばあちゃまの歌、しみじみと拝見しております。saheiziさんは暑い夏もお元気で飛び回り、お疲れもみえませんね。
特攻は自発的だったか?「あの戦争になぜ負けたか」は、じっくり読もうと
プリントしました。あの戦争のこととなると、冷静さを失くしてしまうから・・・
岩手公園の名前のことを言われてましたが、なるほど、なるほど、さすがなヒラメキですね。
賢治の詩に「岩手公園」がありましたね。 
川と銀行木のみどり まちはしずかにたそがるる。  
Commented by mitsuki at 2006-09-25 06:23 x
ちょっと月日は前後しますが秋に甘いモノ食べる外国の行事といえばハロウィンですね。
季節に関係なく、一年中同じ物が食べられるようになっても、そういう行事が廃れないのは万国共通のようです。
Commented by saheizi-inokori at 2006-09-25 07:59
poralisさん、動き回っていないと・・独楽みたいです。「啄木賢治青春館」にその詩があったような。銀行ってそれかもしれないですね。
Commented by saheizi-inokori at 2006-09-25 08:01
mitsukiさん、あちらの行事は商魂に煽られているものが多いような気がします。日本人の一部のフアッションにとどまっている。
その点オハギは、多くの人の心に生きている(笑い
Commented by tona at 2006-09-25 08:38 x
自分が膨らんでいた風船がしぼんでいくという気持ちがたまらないですね。おばあさまの今回の歌、どれも季節感漂う素敵な歌です。
春のぼたもちと秋のおはぎが若い人には洋風のお菓子に替わって行くという観察、そうなんですね。
浅草のラインダンスに対して私たちは京都の祇園踊りでした。男子が舞妓さんをいろいろ比較していたのが印象的。
Commented by saheizi-inokori at 2006-09-25 11:33
tonaさん、そうですね、オハギト牡丹餅とあったのですね。私が書いたのは牡丹餅かな。怪しくなってきました。
洋風に変わるというだけではなく家庭で親子やおばあさんと作って食べて仏壇に供え近所に配る、というようなありようがお店に売っている物を手軽に会社とか恋人と食べるというように変わってきたとおもいます。
チョコレートを家庭で一緒に作るうちも増えてはきましたが。
Commented by knaito57 at 2006-09-25 18:25
誰かに「おはぎとぼたもちの違い」を教わったことがあるけれど釈然としなかった。呼び名はどうあれ「小豆のつぶつぶあんこで丸めたずんぐりとでかいやつ」こそが、それだと思っています。なにしろいつも(ことに甘味に)飢えていましたからね。
Commented by nao at 2006-09-25 19:28 x
オーボンヴュータン大好きです。お正月に帰省する時は必ずお土産にクッキーを買って帰ります。仙太郎のおはぎも好きですが、やはりおばあちゃんの味にはかないませんね!
Commented by みい at 2006-09-25 23:37 x
こんばんは。トラバありがとうございました。
 オハギ、昨日、親戚のおばさんが作って届けてくれました。子供の頃の懐かしい味でした。最近の子供達は、食べてくれないって言ってました。寂しいですね。

うちの庭にも金木犀の木があります。まだ花がさいていないような、香りも漂ってきません。もう少し先かな?
Commented by saheizi-inokori at 2006-09-26 00:05
naoさん、みいさん、いいねえ。私はオーボンのヌガーを二つ食べただけですよ。
Commented by saheizi-inokori at 2006-09-26 00:06
knaito57さん、甘いものはうまい。でも世界のことでは騙されまいよ。
Commented by sakura at 2006-09-26 20:19 x
おはぎと言えば里の母が癌末期で入院中に
『おはぎが食べたい』と申しました。
それで初めて自分で作りました。
ほんの一口でしたが『美味しい』と言って
食べてくれました。
生きている間に食べて貰えた事は幸せだったと思っています。
おはぎ と言うとあの頃の母を思い出します。
Commented by saheizi-inokori at 2006-09-26 21:01
sakuraさん、それはもしかすると暫くはオハギを食べられなかったんじゃありませんか?それとも得意料理になったのかも。
Commented by gongxifacai at 2006-09-29 22:32
TBありがとうございます。
牡丹の花の咲くころ(春のお彼岸)に食べるのがぼたもちで、
萩の花の咲く頃(秋のお彼岸)に食べるのがおはぎって教わりました。
中学の時の友人のお母さんが作るおはぎがおいしくて、季節になると重箱一杯いただいたものです。風呂敷に包んで届けてくれました。
その友人は私の従兄弟と結婚したんですけど、もう20年以上会っていません。
saheiziさんのせいでおはぎが食べたくなってしまいましたよ!
明日、買いに走ります(←作れって言わないで)
Commented by saheizi-inokori at 2006-09-29 23:09
gongxifacaiさん、そうですね。作ったり頂いたり、風呂敷、お返しがないと”お移り”なんてマッチ一箱入れて返しませんでしたか?
私も食べたくなってきちゃった!
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by saheizi-inokori | 2006-09-24 23:32 | わが母と祖母の遺したまいしうた | Trackback(1) | Comments(16)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


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