畏敬せよペルシャ７０００年 「ペルシャ文明展 煌く７０００年の至宝」上野・東京都美術館

ひた走りに走り続けてきた人生だ。考えてみればあたじけないったらありやしない！
ペルシャなんていっても、絨毯かい？くらいのキョウヨウ。
暑い中でかけてみたよ。ｔｏｎａさんのおかげだ。

身障者割引ってのがよくあるんだけれど、ここは１００パーセント、すなわち１４００円が丸々タダ、介護者も一人タダ、誰か俺と一緒に入るときソレらしい顔って別にないんだけど、一緒に入るだけでタダ。

入って直ぐ足が止まってしまう。
前５０００年紀後期の「鉢」高さ８．５センチ径３センチ。大理石をくりぬいたもの。
クリーム色で相当薄い。水平の縞模様が残って美しい。優美、繊細。
現代作家の傑作といわれても不思議ではない。

「日本」という国ができたのが壬申の乱に勝利した天武天皇が国名をそのように定めた７００年頃のことだ。
アメリカなどは高々５００年。
その新しさ、浅さはこの展覧会で言うならば”時間切れ”で見るのを省略しなければならなかった終わりの方の一枚か二枚のパネル分にしか該当しない。
ここに並べられた人類の遺産を前にして現代のわれわれはもっと謙虚にならなければならないのではないか、と思った。

２００点ほどの作品、２時間では半分みるのがようやく、「閉館ですよ」といわれて残念ながら。
タダだから又来よう。

今日はこれから桧原湖一泊の旅・囲炉裏端で高原の夜を語り合おうツアー（主催・俺）