かがやく初夏の水 命の手ごたえを感じていた母
2006年 06月 14日

母も旅行が好きだったなあ。このところ俺ばっかり楽しい思いをして留守番させてしまったぜ。
親不孝な息子だったけれど亡くなる前年に母が引揚げて以来一度も行ってなかった釜山に連れて行ってあげたこと、そのときとても親切なタクシー運転手のおかげで彼女の母校・釜山高女にドラマチックな訪問が叶ったことなどが俺の心の救いになっている。
山椒の芽摘みてサラダのよき朝
旧姓の顔で集まる初夏の駅
初燕プール満々水充てり
山の水たたへて植田かがやけり
長子五十新樹の下に我と立つ
いずれもまだわが妻が亡くなる前の年の句。別居していて時々遊びに来たりしていた。
その頃の方が同居してからより明るい句なのが切ないね。「長子」とは俺のこと。
写真は姫川源流

saheizi-iokoriさんが親不子だったなんてとても信じられません。もしそうならば、私を含め世の中の人はもっと親不孝な人ばかりになりそうです。いつぞやのブログで奥様が亡くなられたとありました。お孫さんがいらっしゃったとしても寂しいですね。それでも元気にしていらっしゃるsaheiziさんを尊敬します。
0

旅行好きも親子で似るのですね。
私の場合は、「嫌いじゃないけどダンドリがめんどくさくて、けっきょく出不精」なのが父に似ているようです。
以前は自分でダンドリしないといやだったのですが、最近はお任せする楽さに味をしめてしまっています。ほんと、こんなところが似てるなんて、おかしいです。
私の場合は、「嫌いじゃないけどダンドリがめんどくさくて、けっきょく出不精」なのが父に似ているようです。
以前は自分でダンドリしないといやだったのですが、最近はお任せする楽さに味をしめてしまっています。ほんと、こんなところが似てるなんて、おかしいです。

万物の命輝く頃、清々しい句ばかりですねえ。saheizuさんは、孝行息子だったのですよ。そう思います^^
亡くなってからは、もう少し親孝行しとけば良かった・・・誰もが想うことでしょうから。
亡くなってからは、もう少し親孝行しとけば良かった・・・誰もが想うことでしょうから。
tonaさん、今までは仕事でした。とくに若い部下たちのことが心配で無我夢中で頑張りました。一応山は越えて今は少し楽な仕事になりました。ブログでもやりながら皆さんに励まされて生きているようなものです。前の部下とか仲間としょっちゅう一杯やっているので元気を出さないとしょうがないです。
porarisuさん、我が母ながらこうして抜書きをしてみると前に読んだときより、いろんな感情がよく伝わってきます。今回はとくに”水”の出てくる句、今の季節のものを選びました。というより今の季節に母は水を強く意識していたのですね。
takibi-libraryさん、あなたは今心の旅行をしているように見えますよ。深い・キラキラ光っている旅ですね。
みいさん、本当にダメな自分のことばかりの息子だったと思っています。それがこういう風に歌や句を抜いてみるとよく分かります。
oliviaさん、そうなんだ。やってない。これじゃbecky不孝!本だけ買ってある。キットやリマする。韓国に行かないと刺激されないのかも

梟さん、留守番させてはいないんじゃないかな。私、きっとお母さんも梟さんの羽に乗っかって、一緒に旅してるんじゃないかと思うよ。だって、親って、子供が楽しそうにしている顔を見てるの、とっても幸せなものじゃない?梟さんのお母さんも、楽しそうな梟さんを見に行かないわけないじゃん♪と思うんだ。もしかしたら、梟さんが自分のことで胸を痛めているそのことが、胸痛むことなんじゃないかな~なんて。いいんだよって、私だったら言いに行きたくなっちゃうな~なんて。何だかそんなことを感じました。
そらさん、ありがとう。嬉しいです。そう思いたいです。ありがとう。
by saheizi-inokori
| 2006-06-14 20:17
| わが母と祖母の遺したまいしうた
|
Trackback
|
Comments(12)