大企業のトップは革命を起こすべきだ それは自己否定から始まる

人事の季節だ。社長の交代も多い。大企業の新社長のインタビューなどを読んで感じること。
前任社長を褒めるのは礼儀として当たり前かもしれない。しかし、どうも本気で今までの路線を踏襲する気でいるような人が多い。
そのクセに「お客様第一を徹底し・・」みたいなことを言う。

この時代、本気でお客様第一を徹底する気なら今までの路線をひっくり返し現場からもう一度創りなおす覚悟が必要だ。それは多くの先輩のみならず現職の役員・中間層を敵に回すことにもなるかもしれない。そうであってもヌカみそはひっくり返さないとまずくなるのだ。リーダーの責任とはそれほどに重いものだ。

とくに管理部門から順当に育って社長の座に着いたような人は今までいかに自分がお客様第一になろうとする”現場の良心”の足を引っ張り障害になっていたかを自覚し懺悔するような気持ちで当たらなければますます当該企業の官僚体質は強まるということを知らなければなるまい。
どこの企業ということではなくおしなべて大企業というものは大企業病とまったく無縁であるということはありえないのだ。
大企業のトップは革命を起こすべきだ それは自己否定から始まる_e0016828_22354330.jpg
今までうまくいっていた。ということ自体まやかしであったかもしれないのが大企業の実態だ。
日本の大企業が今ひとつ力強く新しい方向を打ち出していない。今なお社会に閉塞感が漂うのは政治家のせいばかりではなく企業トップの馴れ合い・順送り人事にも原因はあると思う。
Commented by antsuan at 2006-05-19 10:36
自民党も異端児小泉を総裁にして蘇りましたね。いつの世にも似たような問題が生じているようです。空海の時代も・・。
Commented by saheizi-inokori at 2006-05-19 23:43
anntuanさん、今晩は。異端児がもとめられている今ですね。
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by saheizi-inokori | 2006-05-18 22:44 | 梟のゴタク | Trackback | Comments(2)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
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