晴れ間

きのうは昼飯の前、雨がやんだので、散歩に出た。

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あちこちに、おそろいの帽子と洋服の保育園の子供たちが、遊んでいた。

「ぜんぶで何人?」と訊くと「20人くらいです」と引率の女性、ちゃんと数を知らないはずがないのだけど。
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子どもたちの真中を歩いていくと、親し気に笑いかける子もいる。
僕は手を振ってこたえる。
散歩の終わりには雨が降り出した。

帰宅して、昼飯の後、きのう読みかけの「文豪たちの妙な旅」の「二人の青木愛三郎」(宇野浩二)の残りを読む。
後半は、さほど面白いとは思えなかった。
室生犀星、堀辰雄、中島敦、萩原朔太郎の作品は冒頭数行読むだけで、本をおいた。
小説を楽しむのには、その世界に入っていかなければならないと思うけれど、そういう気分になれなかった。

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それでプルースト『失われた時を求めて』にもどる。
なんだか家に帰ってきたような気がした。

ゴモラの住人ではないかと疑いつつも、「私」はアルベルチーヌと結婚しようかと思っている。
ママンは内心、それには反対なのだが、「私」にどう思っているの、と訊かれると、こう答えるのだった。

だって私が結婚するわけじゃありませんもの。もちろんお前は、これより千倍もいい結婚ができるはずよ。でもね、たぶんお前のお祖母さまだったら、他人がお前の考えに影響を与えることは好まれなかったでしょうね。今のところわたしには、アルベルチーヌさんをどう思っているか、お前に言うわけにいかないの。わたしはべつにどうも思っていないのよ。まあ、セヴィニェ夫人みたいに、こう言ったらいいかしら。
<あのかたには、いろいろとよい点があります。少なくとも、わたしはそう思っています。でもまだおつきあいを始めたばかりで、わたしには否定の言葉でしか、あのかたを誉めることができないのです。あのかたはこうじゃない、とか、少しもレンヌのなまりがない、といったように。時がたてば、きっとわたしも、あのかたはこうだと言えるのでしょう>ってね。それにね、あのかたがお前を幸せにするんだったら、わたしはいつだって、あの人をすばらしいと思うでしょう。
「私」は、不意に自分の責任があまりにも重いのを感じるととともに
他人の命令に従うのをやめたときに私たちをおそうあのメランコリーを覚えたのだ。
セヴィニェ夫人は実在の人で、彼女の書簡集を「私」の祖母とママンは座右の書にしている。
この小説のなかでも、なんどか引用されるが、機知に富んだ”人生の叡智”を感じる。
アマゾンに中古本があるので読もうかと迷っている。

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Commented by hibiscus2022 at 2026-06-27 13:03
昨晩の地震は驚きましたね。そしてこの度の台風…一難去ってまた夕方から一難?。。しかし、何度読んでも頭に入ってこない本ってありますね。。気分の問題?そして同じ本を気づけば何冊も買ってる…これって何なんでしょうねぇ。笑。紫陽花、雨に似合いますね!
Commented by saheizi-inokori at 2026-06-27 17:12
> hibiscus2022さん、やれやれ、やっと一日が終わったか、とベッドに入ってすぐだったですね。
ぐらぐら、でもなるようになれ、でそのまま寝ました。
本を読むということはその時間魂を預けるようなものですから、相性が必要ですね、もちろん気分や環境も。
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by saheizi-inokori | 2026-06-27 11:04 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(2)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
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