カフエと僕
2026年 06月 17日
初めてカフエ、とうじは喫茶店といっていたが、に入ったのは高校の修学旅行先の京都での自由時間だった。
じゃっかん不良がかった仲間と、学生服、ダスターコート(修学旅行の定番)に、旅行に間に合うように伸ばした髪、ニキビがあちこち。
禁じられてはいなかったけれど、ちょっと不良の入口に近づいたような、くすぐったい気分。
たぶんコーヒーを飲んだのだろう、店の人に聞いて(そういうことを仲間に自慢するような感じ)かかっている曲が、カーメンキャバレロと言う人が弾いていると知る。
なんかカッコいい名前だと思った。
そのあとは、大学に入ってキャンパスの前の商店街にあった、小さな喫茶店にしばしば通った。
期末試験の前日、バイト帰りに飲み過ぎた酒を覚ますためにブラックコーヒーを何杯もお替りして、気持悪くなった18歳の夏。
それでも寝ないで教科書を読んで(それが初読)、いちおう優をとった、世の中を甘く見る、けっして良いことではなかったな。
テレビもあったと思うが、専らLPレコードでショパンを聞いていた。

(2022年6月)
渋谷百軒店のジャズ喫茶や今もある「ライオン」には一二度、むしろ歌声喫茶「ともしび」にはなんどか行って、そこで買った小さな歌集を持ち帰って寮で蛮声を張り上げた。
「ともしび」が渋谷にあったとばかり思いこんでいたが、今調べると新宿にしかなかったという。
下駄を履いて行ったんだな。
本郷の農学部の前の喫茶店も期末試験で徹夜の一夜漬けをしたあと、眠気覚ましに煙草を猛烈に吸いながら、試験時間まで教科書を読んだ。
一晩で3冊くらいの専門書に目を通して、翌日の試験で憶えていることをパッチワークして、その日のうちにぜんぶ忘れて次の科目に取り組むのだ。

(きのう)
社会人になって独身時代は喫茶店に行く暇とカネがあったら居酒屋に行った。
ただ、本社に勤務したばかりの頃、隣りのビルだったかに「アルプス」という喫茶店があって、出勤すると若い先輩たちに連れて行かれるのが日課のようになっていた。
そこで社内情報、とくに先輩たちの人事やエピソードを聞いたり、ちょっとした訓戒をうけることもあった。
いわば新人教育の場でもあったが、同期の仲間だけでも誘い合わせて行ったりした。

(おととい 用賀のカフエ)
じゃっかん不良がかった仲間と、学生服、ダスターコート(修学旅行の定番)に、旅行に間に合うように伸ばした髪、ニキビがあちこち。
禁じられてはいなかったけれど、ちょっと不良の入口に近づいたような、くすぐったい気分。
たぶんコーヒーを飲んだのだろう、店の人に聞いて(そういうことを仲間に自慢するような感じ)かかっている曲が、カーメンキャバレロと言う人が弾いていると知る。
なんかカッコいい名前だと思った。
そのあとは、大学に入ってキャンパスの前の商店街にあった、小さな喫茶店にしばしば通った。
期末試験の前日、バイト帰りに飲み過ぎた酒を覚ますためにブラックコーヒーを何杯もお替りして、気持悪くなった18歳の夏。
それでも寝ないで教科書を読んで(それが初読)、いちおう優をとった、世の中を甘く見る、けっして良いことではなかったな。
テレビもあったと思うが、専らLPレコードでショパンを聞いていた。

渋谷百軒店のジャズ喫茶や今もある「ライオン」には一二度、むしろ歌声喫茶「ともしび」にはなんどか行って、そこで買った小さな歌集を持ち帰って寮で蛮声を張り上げた。
「ともしび」が渋谷にあったとばかり思いこんでいたが、今調べると新宿にしかなかったという。
下駄を履いて行ったんだな。
本郷の農学部の前の喫茶店も期末試験で徹夜の一夜漬けをしたあと、眠気覚ましに煙草を猛烈に吸いながら、試験時間まで教科書を読んだ。
一晩で3冊くらいの専門書に目を通して、翌日の試験で憶えていることをパッチワークして、その日のうちにぜんぶ忘れて次の科目に取り組むのだ。

社会人になって独身時代は喫茶店に行く暇とカネがあったら居酒屋に行った。
ただ、本社に勤務したばかりの頃、隣りのビルだったかに「アルプス」という喫茶店があって、出勤すると若い先輩たちに連れて行かれるのが日課のようになっていた。
そこで社内情報、とくに先輩たちの人事やエピソードを聞いたり、ちょっとした訓戒をうけることもあった。
いわば新人教育の場でもあったが、同期の仲間だけでも誘い合わせて行ったりした。

そのあと、結婚して家庭を持つようになると、仕事で遅くなることが増えて、大事な時間に誰が好き好んでカネを払ってお茶を飲みになんていくもんか、と、喫茶店は縁のないものになる。
それからずつと、喫茶店がカフエと呼ばれるようになり、東京駅にそれを作ったりもしたが、自分からそんなところに行こうとは夢にも思わなかった。
コロナ禍があって、それまで、仕事ばかりだった現役時代の借りを返すがごとくに落語だ能だグルメだ映画だのに浮かれまくった日々から覚醒して、気づいてみれば長生きしすぎて経済的にも、そういうことが続けられなくなり、居酒屋にも行かなくなる。

(2022年の「はじめ」)
その代りに病院通いが増えて、イヤなことの後くらいはと帰途アチコチ探訪するようになり、唯一残された楽しみの読書の場として、カフエがまことに好適であることを発見した。
家にいればカネもかからず、静かでもあるし、好きな音楽も聞ける。
それなのに、なぜか隣に客がいたり、うるさく感じることもある音楽がかかっていて、しかもカネがかかるのに、多くの場合カフエの方が集中して読めるのだ。
カネがかかるから、元をとろうとして集中するのかもしれない。
プルーストの言葉ではないけれど、日常=習慣から抜け出すことで、眠っている感性が目覚めるのかもしれない。学生時代に必死になって教科書を読んだときの集中力が、少しは身についていて、それが蘇ったのかもしれない。
そうだとすると、読んだはしから、忘れていくってのも、、あ、これは甦りではなく、元来の本品の特徴だった。

(おととい、用賀で見つけたカフエ)





それからずつと、喫茶店がカフエと呼ばれるようになり、東京駅にそれを作ったりもしたが、自分からそんなところに行こうとは夢にも思わなかった。
コロナ禍があって、それまで、仕事ばかりだった現役時代の借りを返すがごとくに落語だ能だグルメだ映画だのに浮かれまくった日々から覚醒して、気づいてみれば長生きしすぎて経済的にも、そういうことが続けられなくなり、居酒屋にも行かなくなる。

その代りに病院通いが増えて、イヤなことの後くらいはと帰途アチコチ探訪するようになり、唯一残された楽しみの読書の場として、カフエがまことに好適であることを発見した。
家にいればカネもかからず、静かでもあるし、好きな音楽も聞ける。
それなのに、なぜか隣に客がいたり、うるさく感じることもある音楽がかかっていて、しかもカネがかかるのに、多くの場合カフエの方が集中して読めるのだ。
カネがかかるから、元をとろうとして集中するのかもしれない。
プルーストの言葉ではないけれど、日常=習慣から抜け出すことで、眠っている感性が目覚めるのかもしれない。学生時代に必死になって教科書を読んだときの集中力が、少しは身についていて、それが蘇ったのかもしれない。
そうだとすると、読んだはしから、忘れていくってのも、、あ、これは甦りではなく、元来の本品の特徴だった。


喫茶店は、今ではカフェですね。
老舗やチェーン店などいっぱいになっています。
想い出の投稿を楽しく見させていただきました。
お見事バグースです。
アラック、子供のこと、親戚の方が遊びに来ると、
チョコレートパフェを食べさせてもらいました。
高校生になっても行きませんでした。
大学生時代は、インベーダーゲームをしたんですが、
下手で100円が直ぐに消えました。
就職してからも行っていないんです。
近年、生命保険会社の方と行っただけなんです。
老舗やチェーン店などいっぱいになっています。
想い出の投稿を楽しく見させていただきました。
お見事バグースです。
アラック、子供のこと、親戚の方が遊びに来ると、
チョコレートパフェを食べさせてもらいました。
高校生になっても行きませんでした。
大学生時代は、インベーダーゲームをしたんですが、
下手で100円が直ぐに消えました。
就職してからも行っていないんです。
近年、生命保険会社の方と行っただけなんです。
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> umi_bariさん、そう、生命保険の人と!なんとなく目に浮かびます。
喫茶店という呼び名では無くなった店には、足が向きません。「喫茶店再興の会」を立ち上げたいほどですが賛同が増えるかどうか・。
saheiziさんのブログから本当にカフェがお好きなんだな~と思っていますし、お店の写真が楽しみです。
盛岡は私が若い頃は喫茶店と書店が多い街で、本を持って喫茶店に行くことが楽しみでした。
初デートも、初プロポーズも喫茶店でした^^
盛岡は私が若い頃は喫茶店と書店が多い街で、本を持って喫茶店に行くことが楽しみでした。
初デートも、初プロポーズも喫茶店でした^^
新宿のともしびには10年ほど前に一度だけ行ったことがあります
それが初ともしびでした。 へえ~こんな感じなんだ と思いながら
楽しい時間を過ごしました
今は高田馬場にも似たような歌声喫茶があるらしいです
それが初ともしびでした。 へえ~こんな感じなんだ と思いながら
楽しい時間を過ごしました
今は高田馬場にも似たような歌声喫茶があるらしいです
私も上京して、カフェにも行って来ました
盛岡の橋は、北上川が「開運橋」、「夕顔瀬橋」に「飯館橋」、そして中津川が「上の橋」に「下ノ橋」でしたっけ。
数年前、ずっと深緑色だった、盛岡駅前の「開運橋」が白粉たっぷりの白色にすっかり厚化粧されたのには興覚めです由。
数年前、ずっと深緑色だった、盛岡駅前の「開運橋」が白粉たっぷりの白色にすっかり厚化粧されたのには興覚めです由。
初めて入った喫茶店のことを思い出しました。
長年、だれと何時ここに来るのかな?と思っていた皆の憧れの喫茶店。
夏休みに帰省中の三才年上のbfと全く正当な?喫茶店デビューでした。
用賀の喫茶店は椅子もシックで素敵な雰囲気ですね。
最後の写真は黄色の照明がどことなくゴッホの夜のカフェテラスを彷彿とします。
長年、だれと何時ここに来るのかな?と思っていた皆の憧れの喫茶店。
夏休みに帰省中の三才年上のbfと全く正当な?喫茶店デビューでした。
用賀の喫茶店は椅子もシックで素敵な雰囲気ですね。
最後の写真は黄色の照明がどことなくゴッホの夜のカフェテラスを彷彿とします。
> rinrin1345さん、どこに行ったのかな。友だちと会えたのですね^^。
> sonoma0511さん、喫茶店はいろんな思い出の場所でもありますね。
私はお茶の水の「ジロー」というシャンソン喫茶でデートをしてふられました。
彼女、目が病気になっていけないと呼び出し電話をしてきたのです。
私はお茶の水の「ジロー」というシャンソン喫茶でデートをしてふられました。
彼女、目が病気になっていけないと呼び出し電話をしてきたのです。
新宿の「ともしび」地下がバーになっていて、二階?が歌声喫茶だったような
不思議で楽しい空間・・・確か新宿末広亭のすぐ角でしたね。
不思議で楽しい空間・・・確か新宿末広亭のすぐ角でしたね。
以前は西武新宿線の新宿駅すぐに。現在は高田馬場に。出張うたごえが2か月に一度近くで開かれていて参加しています。自分が平均年齢くらい、盛会です。
by saheizi-inokori
| 2026-06-17 09:36
| よしなしごと
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