人づきあい
2026年 06月 12日
きのうのプルースト。
その後、なんども担当部課を中心に交渉がつづけられ、ときにはパンク・決裂し、僕たちが修復、寝た=横になった男たちを起こして、また団交を再開する。
あいまあいまで、百人を超える集団交渉や家族組合(奥さんたち、本社本部間)交渉も入れることもある。
その長い過程のあいだ、僕たちは日夜休むことなく表で団交に出席したり裏で幹部と折衝を繰り返す。

ある段階になると、集約交渉(平場)に到達する。
多くの場合、集約交渉の前に僕たちは徹夜で幹部と最終妥結案を詰める。
その後、幹部が大勢の組合員だけを相手に、その妥結案が闘いのぎりぎりの到達点である(僕たちと詰めた最終案をすべて出さずに、最後の”トップ交渉”のためにとっておく場合も多い)ことを説明納得させたのち、当局・僕たちが交渉の場に出て、その案を確認し合う(”トップ交渉”が残された場合はそこで)。
全ての事案がこの通りに運ばれるわけではないが、僕が東京北管理局にいた頃の標準的スタイルだった。
ほかに鉄労、動労、全施設労などほかの組合とも基本同様な手順を踏む。

戦闘的先鋭的な社会主義協会派などは、なかなかこのスタイルでおさまらない。
事案によっては最終案をもって説得する組合幹部を怒号や罵詈雑言で圧倒、とても納得するものではない。
別室で成り行き如何と固唾を呑んで見守る僕たちに召集がかかり(多くは総務部長室脇の会議室)、スワとかけつけると、幹部が髪振り乱して、疲れ切った顔で現れて「ダメだった!」というではないか。
もうこちらとしてはすべて出し切っている、これ以上譲れないぞ、と僕がいう。
そんなことわかってるから、ここまでやったのだが、、と彼は掠れ声でいう。
今日のところは散会として、取りあえず仕切り直しにするしかないな、として、一呼吸して、そうなったユクタテを語る幹部・S。
そのときだ。
狂暴化する青年部のつきあげの前で、Sが孤立無援になったという。
同じ執行部にいて、Sを支えるべき面々が、無為のままSを見殺しにしたのだと。
〇〇はどうだったの?
するとSは口を極めてデレスケ〇〇の無能を罵る。
そこで、僕が「でも○○は好い奴じゃないか」と口をはさむ。
S曰く、
冒頭のプルーストの「くだらない連中が人づきあいで人を判断する」を読んで、思い出したのが半世紀前のあのセリフだ。
プルーストはとんでもないことを思い出させる。

とんでもない七面倒なことをやっていたんだ。
だから国鉄解体、というわけだ。
それはごもっとも、一言もない。
しかし、あの頃はアベ、タカイチのような嘘で固めた政権はありえなかったし、日本は先進国の一員で、アメリカに行くとものを安く買えたのだ、僕でも。




それに社交界の人たちはほとんど例外なしにくだらない連中だから、一人ひとりが仲間を判断するときに、人づきあいがよいかどうかということだけを基準にする。
これは「社交界」に限らないのではないか?
この言葉で思い出したのは、もう半世紀ほども前の労働組合との団体交渉の一場面だ。
まいとし多くの合理化事案を提案して、国労や動労のように「合理化反対」を前面に出している組合の場合は、まず団体交渉の場につかせるだけでも大変だった。
僕は管理局では総務部人事課長、本社では職員局に勤務したから、組合幹部たちにダイヤ改正やら関連工事の着工期限やら春闘やらの「関」に向けて、間に合うように交渉スケジュールを示して団交の席に着くように説得する。
合理化(その出来高)に合わせて職員の待遇改善とか、もろもろの組合側要求の解決も図るのが習わしだったし、当局がやらなければならない施策が、とうじの赤字国鉄のおかれた立場から必要であることは腹のなかでは理解していたから、組合幹部は内部に対して「合理化反対」の旗は示しつつも、然るべきタイミングでは団交を始めることを了解させるのだ。
同じ組合のなかにも社会主義協会派とか、共産党系だとか、主張や立場の異なるセクトがあって、事案によっては激しく執行部をつきあげる。

(用賀で)
とうじ組合員25万人をこえる国労には、駅、車掌、機関士、工場、保線、電気、建設、船舶、、などなど多様な職種ごとの組織があって、それぞれの要求や不満がある。
また都市部と地方によって組合組織の気風や利害も異なる。
そこに、きわめて個性豊かな闘士たちが集って、当局と闘い、組織中央を突き上げもする。
選挙で選ばれた幹部たちが、それらを一定の方向にまとめて、はじめて提案交渉というのが行われる。
まいとし多くの合理化事案を提案して、国労や動労のように「合理化反対」を前面に出している組合の場合は、まず団体交渉の場につかせるだけでも大変だった。
僕は管理局では総務部人事課長、本社では職員局に勤務したから、組合幹部たちにダイヤ改正やら関連工事の着工期限やら春闘やらの「関」に向けて、間に合うように交渉スケジュールを示して団交の席に着くように説得する。
合理化(その出来高)に合わせて職員の待遇改善とか、もろもろの組合側要求の解決も図るのが習わしだったし、当局がやらなければならない施策が、とうじの赤字国鉄のおかれた立場から必要であることは腹のなかでは理解していたから、組合幹部は内部に対して「合理化反対」の旗は示しつつも、然るべきタイミングでは団交を始めることを了解させるのだ。
同じ組合のなかにも社会主義協会派とか、共産党系だとか、主張や立場の異なるセクトがあって、事案によっては激しく執行部をつきあげる。

とうじ組合員25万人をこえる国労には、駅、車掌、機関士、工場、保線、電気、建設、船舶、、などなど多様な職種ごとの組織があって、それぞれの要求や不満がある。
また都市部と地方によって組合組織の気風や利害も異なる。
そこに、きわめて個性豊かな闘士たちが集って、当局と闘い、組織中央を突き上げもする。
選挙で選ばれた幹部たちが、それらを一定の方向にまとめて、はじめて提案交渉というのが行われる。
合理化交渉をめぐる当局側のエネルギーのかなりの部分がここまでに費やされた。
管理局の場合は、人事課長が当局側の真中にすわる「晴れの(小心者の僕には出たくない)」場だ。

管理局の場合は、人事課長が当局側の真中にすわる「晴れの(小心者の僕には出たくない)」場だ。

その後、なんども担当部課を中心に交渉がつづけられ、ときにはパンク・決裂し、僕たちが修復、寝た=横になった男たちを起こして、また団交を再開する。
あいまあいまで、百人を超える集団交渉や家族組合(奥さんたち、本社本部間)交渉も入れることもある。
その長い過程のあいだ、僕たちは日夜休むことなく表で団交に出席したり裏で幹部と折衝を繰り返す。

ある段階になると、集約交渉(平場)に到達する。
多くの場合、集約交渉の前に僕たちは徹夜で幹部と最終妥結案を詰める。
その後、幹部が大勢の組合員だけを相手に、その妥結案が闘いのぎりぎりの到達点である(僕たちと詰めた最終案をすべて出さずに、最後の”トップ交渉”のためにとっておく場合も多い)ことを説明納得させたのち、当局・僕たちが交渉の場に出て、その案を確認し合う(”トップ交渉”が残された場合はそこで)。
全ての事案がこの通りに運ばれるわけではないが、僕が東京北管理局にいた頃の標準的スタイルだった。
ほかに鉄労、動労、全施設労などほかの組合とも基本同様な手順を踏む。

戦闘的先鋭的な社会主義協会派などは、なかなかこのスタイルでおさまらない。
事案によっては最終案をもって説得する組合幹部を怒号や罵詈雑言で圧倒、とても納得するものではない。
別室で成り行き如何と固唾を呑んで見守る僕たちに召集がかかり(多くは総務部長室脇の会議室)、スワとかけつけると、幹部が髪振り乱して、疲れ切った顔で現れて「ダメだった!」というではないか。
もうこちらとしてはすべて出し切っている、これ以上譲れないぞ、と僕がいう。
そんなことわかってるから、ここまでやったのだが、、と彼は掠れ声でいう。
そのときだ。
狂暴化する青年部のつきあげの前で、Sが孤立無援になったという。
同じ執行部にいて、Sを支えるべき面々が、無為のままSを見殺しにしたのだと。
〇〇はどうだったの?
するとSは口を極めてデレスケ〇〇の無能を罵る。
そこで、僕が「でも○○は好い奴じゃないか」と口をはさむ。
S曰く、
あれで、あいつが好い奴じゃなかったら、、その後は、たしか「人間じゃない」だったかな。
冒頭のプルーストの「くだらない連中が人づきあいで人を判断する」を読んで、思い出したのが半世紀前のあのセリフだ。
プルーストはとんでもないことを思い出させる。

とんでもない七面倒なことをやっていたんだ。
だから国鉄解体、というわけだ。
それはごもっとも、一言もない。
しかし、あの頃はアベ、タカイチのような嘘で固めた政権はありえなかったし、日本は先進国の一員で、アメリカに行くとものを安く買えたのだ、僕でも。

友人が国鉄に努めていました、いろんな組合があって
大変だと言っていました。
今は嘱託で子会社勤務だそうですが、家のローンが
500万円あると言っていました。
まあ、お子さんがいるから大丈夫なんでしょうがね。
我が家は子供はいませんが謝金はありません、家は妻のもの
固定資産税や修繕は妻が払ってくれます。
さて、妻はいくらお金を持っているのかな?
アラック、6月5日でやっと公的年金が満額になります。
でもね、日本年金機構&共立共済から通知が来ていますが、
全く意味が分かりません。
まあ、月額65万円の収入にはならないので減らされことは
ないはずなんです。
季節の花をいっぱいありがとうございます。
お見事バグースです。
プーチン・習近平・金柾恩は馬鹿ですが、
民主主義&西側諸国をぶっ壊す、トランプはさらに
狂っていますし、それを世界の平和を守る人物と
宣った高市も同罪者に間違いなしです。
大変だと言っていました。
今は嘱託で子会社勤務だそうですが、家のローンが
500万円あると言っていました。
まあ、お子さんがいるから大丈夫なんでしょうがね。
我が家は子供はいませんが謝金はありません、家は妻のもの
固定資産税や修繕は妻が払ってくれます。
さて、妻はいくらお金を持っているのかな?
アラック、6月5日でやっと公的年金が満額になります。
でもね、日本年金機構&共立共済から通知が来ていますが、
全く意味が分かりません。
まあ、月額65万円の収入にはならないので減らされことは
ないはずなんです。
季節の花をいっぱいありがとうございます。
お見事バグースです。
プーチン・習近平・金柾恩は馬鹿ですが、
民主主義&西側諸国をぶっ壊す、トランプはさらに
狂っていますし、それを世界の平和を守る人物と
宣った高市も同罪者に間違いなしです。
0
[同じ執行部にいて、Sを支えるべき面々が、無為のままSを見殺しにしたのだと。]、それに向かい合うsaheijiさん側の組織の中でも起こったことでしょう。判断するのは人間ですか、最後は人間性が出ます。
小者の私なんぞはメンタルもたない。
小者の私なんぞはメンタルもたない。
> umi_bariさん、日々やることがあつて元気に暮らす、それが一番ですね。
by saheizi-inokori
| 2026-06-12 09:44
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
Trackback
|
Comments(6)