『註』もおもろい

きのうは早起きして循環器内科へ。
雨の降る日はバスが満員になる、座れてほっとする。
バスに乗りこむとすぐに物欲しげに車内を見まわす爺さんになってしまった。

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いつものように、一番に診てもらって、9時ちょっと過ぎには薬も終わり、小止みになった雨のなかを馬事公苑前のカフエをめざす。

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がらがら、前と同じところにリクルートスタイルの女性がなにか勉強している、その後ろに席をとった。
あとは、真中の大きなテーブルに若い男がパソコンを開いているだけ。

うまいデカフエのラテをのみながら『失われた時を求めて6』第三篇ゲルマントの方Ⅱを読み終える。
全14巻の五合目が目に見えてきた。

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註(小さい活字)まで全部682頁丁寧に読んだ。
本文に登場するおびただしい人名や芸術作品などに加え、とうじの世相や事件など、さらに作家プルーストの間違いと思われる事実なども教えてくれるし、ときどき、プルーストの芸術(とくに文学)に対する考え方が反映されている箇所で読者の注意を促してくれる。

リュクサンブルグ若夫人の祖父(小麦粉や麺類で莫大な財産を築いた人物)がリュクサンブルグ氏を昼食に招いたところ、相手が封筒の表に「粉ひき、、様」と記して断ってきた。
それに対して祖父の方が「ごく内輪の少人数の集まりのはずだったのに、残念です。粉ひきと息子とあなたしかいないはずでしたから」と書いてきた。
このアンダーラインの部分に註があって、ラ・フォンテーヌの寓話に「粉ひき、その息子、ロバ」という題名のものがある、と教えてくれた。
註がなければ話の肝心のところがわからない。
もっとも、本文では「私」が、リュクサンブルグ氏がそんな失礼なことをするはずがないと不快感をあらわにしている。
話したトルコ大使夫人が、ラ・フォンテーヌの寓話を引き出すために「粉ひき」という言葉を使ったフエイクニュースだと。
フォーブール・サン・ジェルマン(パリの最高貴族たちの居住区)にはこうした愚行がはびこっており、悪意がそれを一段とひどいものにしているので、人びとは誰もがこの返答を見事だと思い、彼を信頼して素晴らしい人だと言い切った由。

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昼飯は三軒茶屋で、前から気になっていた薬膳カレーの店で。

いろんな種類のカレーのなかで、最も安い方の「10種類の野菜スープカレー」ソフトドリンク付き1280円を選んだ。
野菜スープカレーだけでも、野菜10種15種20種とあって、それにつれて値段も高くなる。

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撮ったつもりの写真が撮れてなかったので、食べかけで失礼。
久しぶりにカレーを食った、味はまあまあ。
ソフトドリンクは「ザクロ酢ジュース」。

カレーを食って歯科医の洗面所で、歯を磨いて、永遠に続く治療をうけた。
7558歩。

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けさは昨日できなかった分、ストレッチと筋トレを丁寧にやった。
どこのテレビでも、ちょっとした体操を教えていて、そのかなりをすでに実行しているのが、えへんえへんだ。
それなのに、座りたがりの爺さんなのだ。

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Commented by hibiscus2022 at 2026-06-09 21:21
薬膳カレーも良いですね。毎日歩いて動いてかなり健康には気をつけてらっしゃいますね。
最近は、私は『有働由美子の健康案内人」がお気に入りです(^^)
Commented by shinn-lily at 2026-06-10 07:45
私は、kindleで読んでいるので6巻までしか、まだ翻訳されていないのです。kindleでは文字をタップすると註がすぐでますが、これなしにはやはり理解不能な部分が多いです。7巻からは誰の翻訳に乗り換えようかと思案中。見せていただいている表紙の絵が好きなので、集英社文庫かな。
Commented at 2026-06-10 08:42
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by saheizi-inokori at 2026-06-10 10:42
> hibiscus2022さん、有働さん、いい感じになりましたね。
見ていて明るい気持になります、音楽も。
Commented by saheizi-inokori at 2026-06-10 10:45
> shinn-lilyさん、表紙の絵は原書の挿絵、キース・ヴァン・ドンゲンだそうです。
鈴木道彦の訳は私に合っているようです。
Commented by saheizi-inokori at 2026-06-10 10:46
> 鍵コメさん、どういたしまして、ドンドンお願いします^^、
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by saheizi-inokori | 2026-06-09 09:53 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(6)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
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