目が覚めた一日
2026年 06月 05日
老人性嗜眠症、調べてみたらあるんだね、「傾眠傾向」というらしい。
「高齢者特有の日中の異常な間抜け、じゃなく眠気」、原因には薬の副作用、脱水、認知症や脳梗塞のサイン、老衰、。
おととい役場でうたたね、うちで昼寝、夜も10時20分に寝て7時起床(いつもより夜中のトイレ多く3回)、さすがにきのうの日中は眠気を感じなかった。

(一瞬、白い虹!かと 駒沢公園で)

(いつもの木)
ひと気の少ない公園の緑が濃くなって、梅雨を待つようなどんよりした雲だけど、気温は涼しかった。

若者たちの歓声に導かれてグランドの方に行ってみると、サッカーのペナルティーキック合戦の最中、網の目から覗いているうちに赤色ユニフォームの方が勝利した。
アナウンスのナントカ高校のナントカが聞こえなかった。

公園を突っ切って、なんどか行ったカフエにはいる。
アメリカンスタイルで、ポテトチップスが人気だけれど、カフエラテを頼む。
呑むと、あらま、珈琲の味がしない、色つきの薄味のミルクだ。
ここのウエイトレスはみんな明るい笑顔でとてもチャーミング、そのチャーミングに水を頼んだついでに薄味のことを云ってみたが、「ここは半分半分をちゃんと守っているからそんなことはないはず」としか言わない。
いつもの味と違う、とも言ってみたけれど。
旅先で、もっとずっと無愛想に見えた人たちが、じつは心のこもった応対をしてくれたのを思い返して、ちいとばかり残念、この味がいつもの味だったらこの店になんども来やしない。

(地下室になるのか、深く四角くな穴を掘っている。面白そう、やつてみたい。でも穴に突っ転げることはないのだろうか)
飲物はうまくなかったが、プルースト『失われた時を求めて』は、いつものように面白い。
ゲルマント公爵夫人(オリヤーヌ)の家柄、知性と才気に社交界はひれ伏し、彼女の逆説や奇矯とも見える(けれど道理もある)言動、フアッションを認め真似をしようとする、これらをプルーストは「法令」と呼ぶ。

「オリヤーヌの一番新しい名文句を知ってらっしゃる?」「最近のオリヤーヌを知ってらっしゃる?」という言葉の聞かれない日はない。
夫のゲルマント公爵は、つぎつぎに愛人を変える。
捨てられた女はオリヤーヌに愚痴を聞いてもらう。
公爵夫人のサロンによんでほしくて公爵の欲望に屈服する夫人が多かった。
オリヤーヌは、彼女たちが自分の同盟軍になってくれて、おかげで自分の欲しかったたくさんのものを手に入れもしたこともわかつていた。
公爵は愛してもいないオリヤーヌではあるが、才気あふれる美人を妻に得たことを自慢もしたく、サロンでは彼女が才気あふれる言葉を披露するパートナー役を巧みに演じる。

(おととい 北沢川緑道)
まるでかつての東宝映画の社長シリーズのように滑稽な貴族たちの虚栄や無知。
アベ夫人とか、どこやらの大企業の社長夫人などが、同じ世界の夫人社交界でも似たような役割を果たしているのではなかろうか。

(名古屋栄で)
会話の流れが、ヴィクトル・ユゴーのことに及ぶや、ユゴーの詩の一節を暗誦して見せるオリヤーヌ。(清少納言とプルースト!)
詩を暗誦するオリヤーヌの「明るく美しい瞳の夢見るような視線」と「重く引きずるような、刺激的な味わいの声」に「私」は多くの(長く彼女の一家が住んでいた)コンブレ―の自然が含まれているのを見出す。
それは、オリヤーヌよりも聡明でなく、ほとんどブルジョア的な結婚をした姉妹たちが修正し、やわらげてしまった特性だ。
それは、




「高齢者特有の日中の異常な間抜け、じゃなく眠気」、原因には薬の副作用、脱水、認知症や脳梗塞のサイン、老衰、。
おととい役場でうたたね、うちで昼寝、夜も10時20分に寝て7時起床(いつもより夜中のトイレ多く3回)、さすがにきのうの日中は眠気を感じなかった。

昼食後、駒沢公園に向かう。
とちゅう、サンチのお世話になった動物病院の前を通る。
3か月ほどまえ、すっかり軽くなって(一キロを切った)ぐったりした、それでもたまに尻尾をふってくれたアイツを抱いてなんどか注射を打ってもらいに行ったことが、胸にささる。
ドアのところに「手術中」の札がかかっていた。
とちゅう、サンチのお世話になった動物病院の前を通る。
3か月ほどまえ、すっかり軽くなって(一キロを切った)ぐったりした、それでもたまに尻尾をふってくれたアイツを抱いてなんどか注射を打ってもらいに行ったことが、胸にささる。
ドアのところに「手術中」の札がかかっていた。

ひと気の少ない公園の緑が濃くなって、梅雨を待つようなどんよりした雲だけど、気温は涼しかった。

若者たちの歓声に導かれてグランドの方に行ってみると、サッカーのペナルティーキック合戦の最中、網の目から覗いているうちに赤色ユニフォームの方が勝利した。
アナウンスのナントカ高校のナントカが聞こえなかった。

公園を突っ切って、なんどか行ったカフエにはいる。
アメリカンスタイルで、ポテトチップスが人気だけれど、カフエラテを頼む。
呑むと、あらま、珈琲の味がしない、色つきの薄味のミルクだ。
ここのウエイトレスはみんな明るい笑顔でとてもチャーミング、そのチャーミングに水を頼んだついでに薄味のことを云ってみたが、「ここは半分半分をちゃんと守っているからそんなことはないはず」としか言わない。
いつもの味と違う、とも言ってみたけれど。
旅先で、もっとずっと無愛想に見えた人たちが、じつは心のこもった応対をしてくれたのを思い返して、ちいとばかり残念、この味がいつもの味だったらこの店になんども来やしない。

飲物はうまくなかったが、プルースト『失われた時を求めて』は、いつものように面白い。
ゲルマント公爵夫人(オリヤーヌ)の家柄、知性と才気に社交界はひれ伏し、彼女の逆説や奇矯とも見える(けれど道理もある)言動、フアッションを認め真似をしようとする、これらをプルーストは「法令」と呼ぶ。

「オリヤーヌの一番新しい名文句を知ってらっしゃる?」「最近のオリヤーヌを知ってらっしゃる?」という言葉の聞かれない日はない。
夫のゲルマント公爵は、つぎつぎに愛人を変える。
捨てられた女はオリヤーヌに愚痴を聞いてもらう。
公爵夫人のサロンによんでほしくて公爵の欲望に屈服する夫人が多かった。
オリヤーヌは、彼女たちが自分の同盟軍になってくれて、おかげで自分の欲しかったたくさんのものを手に入れもしたこともわかつていた。
公爵は愛してもいないオリヤーヌではあるが、才気あふれる美人を妻に得たことを自慢もしたく、サロンでは彼女が才気あふれる言葉を披露するパートナー役を巧みに演じる。
ツッコミとボケ?

まるでかつての東宝映画の社長シリーズのように滑稽な貴族たちの虚栄や無知。
アベ夫人とか、どこやらの大企業の社長夫人などが、同じ世界の夫人社交界でも似たような役割を果たしているのではなかろうか。

会話の流れが、ヴィクトル・ユゴーのことに及ぶや、ユゴーの詩の一節を暗誦して見せるオリヤーヌ。(清少納言とプルースト!)
詩を暗誦するオリヤーヌの「明るく美しい瞳の夢見るような視線」と「重く引きずるような、刺激的な味わいの声」に「私」は多くの(長く彼女の一家が住んでいた)コンブレ―の自然が含まれているのを見出す。
それは、オリヤーヌよりも聡明でなく、ほとんどブルジョア的な結婚をした姉妹たちが修正し、やわらげてしまった特性だ。
それは、
本当に卓越した気品のある人びとの習慣、けっして口先だけでしゃべるのが気品ではないと心得ている才気ある人びとの習慣、そしてさらに、好んでブルジョアよりも自分の領地の農民たちと親しくしようとする貴族たちの習慣がある。つまりゲルマント夫人の女王のような地位のために、彼女がやすやすとさらけ出し、余すところなく人前に示し得た、すべての特性そういうオリヤーヌの「鼻持ちならない俗物ぶり」(僕の感想)も鋭くえぐり出す。

私も傾眠傾向があるなぁ。
眠気が押し寄せてきたらもう後戻りできない。
そのくせ、電車の中や飛行機の長いフライトでは、決して眠れない。
本を読みながら、決してつまらないわけではないのに無性に眠くなる。
そうか・・これが老化なのか。
まぁ、もっとも学生時代の昼ご飯のあと、5時間目はもう眠気との空しい闘い。
中学生の時にやはり5時間目には眠くなり、ウトウトしていると
先生からご指名が来る。寝落ちはしていないから、質問の意味も分かる。
で、シャァシャァと答える。「まったく憎たらしい奴だ!」とお褒めの言葉をもらうことになる。
きっとその罰だな。今、不眠に悩まされているのは。
眠気が押し寄せてきたらもう後戻りできない。
そのくせ、電車の中や飛行機の長いフライトでは、決して眠れない。
本を読みながら、決してつまらないわけではないのに無性に眠くなる。
そうか・・これが老化なのか。
まぁ、もっとも学生時代の昼ご飯のあと、5時間目はもう眠気との空しい闘い。
中学生の時にやはり5時間目には眠くなり、ウトウトしていると
先生からご指名が来る。寝落ちはしていないから、質問の意味も分かる。
で、シャァシャァと答える。「まったく憎たらしい奴だ!」とお褒めの言葉をもらうことになる。
きっとその罰だな。今、不眠に悩まされているのは。
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<好んでブルジョアよりも自分の領地の農民たちと親しくしようとする貴族たちの習慣>、
それは気取りを見せまいとするスノビスムですね?
それは気取りを見せまいとするスノビスムですね?
> unjakuさん、私が大学の授業にほとんど出席しなかったのは、アルバイトのせいよりも、睡魔との闘いに負けて構内の寮に戻ったからでした。
それでいてブロバリンといったかな、今は禁じられている睡眠薬を危ない量まで飲んでも眠れない日々でした。
居眠りはしません。せんじつの往来での傾眠は突然でした。
中学や高校では教室で眠くなった記憶はないなあ。
それでいてブロバリンといったかな、今は禁じられている睡眠薬を危ない量まで飲んでも眠れない日々でした。
居眠りはしません。せんじつの往来での傾眠は突然でした。
中学や高校では教室で眠くなった記憶はないなあ。
by saheizi-inokori
| 2026-06-05 10:20
| 今週の1冊、又は2・3冊
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