入院第5日目(28日)退院

二月尽の富士は春霞。

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久しぶりに寝が足りて、病室暮らしにも適応できた(眠剤のたすけもこれありだが)と思つたら明日は退院だ。

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けさから、五分がゆ、ナスの煮付け、山盛りのはんぺん、具なし味噌汁、牛乳とようやく飯らしいものに近づいた。
感謝して食べればなんでも美味しいのよ、と教えたのは母だったか叔母だつたか、仏壇がないので心のなかで手を合わす。
カミさんが仏壇清掃してくれたとライン、感謝。

昨夜の担当看護師が朝分の薬(持参)十種を飲むのを見守ってひとつ足りないのを特定してくれる。
ありがとう、お世話になりました、と意識してはつきりいうと、どういたしまして、こちらこそ、と明るく返す。
それにつられたかのように、同室の3人それぞれもいつもより明るく応答している。
これも、院内感染だ。

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午後、点滴の管から解放されるが、尻のダツコちやんの痛さは変わらない。

「失われた時を求めて」

蝿の音楽が、人間の夏を思い出させる音楽とどこが違うか?

「よく晴れた日々に生まれ、そのような日々とともにでなければ誕生することのない音楽、そのような日々の本質をいくぶんか内に潜めているこの音楽は、ただ単に私たちの記憶のなかに夏の晴れた日々のイメージを呼びさますだけではない、その日々がたち戻ってきたこと、それが実際に目の前にあり、私たちをとりまき、直接近づけるものになっていることを保証しているのである」

蝿の音をウルサイと聞かず、音楽ときき、記憶のなかの夏と今目の前の夏をつなぐ時の架け橋と聞く。
まるで僕が孫たちとスイカをがぶつとやった時に、山梨の祖母と過ごした夏の日を思い出し、眼前に祖母の笑顔が現れるかのように。

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夕方、シャワーの終わったころ、カミさんが来て明日の荷物を持って行ってくれる。
おりしも日没。

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刻々と変化する景色に見入っていたら,背中に聞こえる看護師同士の囁き、「今日はコロナがあちこち」。
いよいよここともお別れどきだ。

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こちらは朝日、退院だ。
この景色ともお別れだ。

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Commented by Hana3131H at 2026-03-01 07:23
明るさの院内感染は良いけれど、いよいよの退院はやはり嬉しいですね。この数日の温かさ(暑さ)で、きっと百花繚乱。サンチが首を長くして待っています。目は見えなくてもわんこは鼻が良いからね。
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-01 07:50
> Hana3131Hさん、今すっかり荷物を整理整頓、服を着替えて最後にして最初のふつうの朝飯を待っています。
富士山も姿を見せて青空が広がっています。
百花繚乱も楽しみだなあ。
Commented by ikuohasegawa at 2026-03-01 09:05
先ずは、退院おめでとうございます。

毎日心配しながら読んでいました。
Commented by maya653 at 2026-03-01 10:05
え?おしりも日没? と読んでしまい(;^ω^) しつれいm(__)m
退院うれしいですね(*^-^*)
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-01 11:26
> ikuohasegawaさん、ありがとう。
大腸ポリープの切除なんて大騒ぎする話しじゃないんですがね、場所が場所だけに入院の憂き目となって、多くの方にご心配を頂きました。
夜の撮影のアドバイス、おもえばペースメーカーの入れ替えで入院したときも頂いたような気がします。
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-01 11:27
> maya653さん、わはは、たしかにお尻も沈没しそうでした。
Commented by open-mind1109 at 2026-03-01 12:39
退院おめでとうございます。
私も「おしりも日没」と読んでしまいました、笑
おしり界隈の話題はMさんも参加できると思います。
とにもかくにも、お家でゆっくりしてください。
Commented by yukiusagi_syakuna at 2026-03-01 15:20
退院おめでとうございます。
暖かい家で、思う存分癒されていますか!
どうぞお大事になさって下さいね。
Commented by sonoma0511 at 2026-03-01 17:29
お早い退院でおめでとうございます。
私もそう読み違えして、今確認してきました(笑)
それにしても何かしら?と思ったのははんぺんでしたかΣ(・□・;)?
とても優しい奥様ですね。それを思うと私は誰からも「もっとご主人に優しく
してあげてね」と言われず筈です。
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-01 18:42
> open-mind1109さん、ありがとう。
おりしも、なんて死語に近いかもね。
Mさんとはopenさん経由で「おしりあい」ですから^^。
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-01 18:43
> yukiusagi_syakunaさん、ありがとう。
調神社まではまだ無理かな。
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-01 18:45
> sonoma0511さん、病気になればお優しくなるのでは^^。
ありがとう。
Commented by marrone-marrone at 2026-03-01 19:41
退院、おめでとうございます!
長引くことなく順調な経過のようでよかったです。
それにしても、私も山盛りのはんぺんが気になります。
あれは、消化にも良い良質のタンパク源なのでしょうね?
滅多に買わないはんぺん、ちょっと見直してみようかなあ。
引き続き、お大事になさってください。
Commented by amamsan at 2026-03-01 20:59
無事退院おめでとうございます。
私も「おしりも日没」と読んでしまいました(汗)
Commented by miyabiflower at 2026-03-01 22:38
退院おめでとうございます。
不思議な切り方のりんごだなぁと思ったら
はんぺんでした^^
サンチちゃん、待っていますね。
おうちでどうぞゆっくりと
身も心もお休みしてくださいね。
Commented by Tadachika at 2026-03-01 23:15
もう3年くらい前のことです。佐平次さんのブログに出会い、初めてコメントしたのはペースメーカーの電池交換の手術が終わった時でした。病院風景は同じですね。オーラルヒストリーとして客観的に記録されるのは、そのような価値ある人生を生きた証です。佐平次さんが元気なら、みんなが元気になります。
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-02 10:17
> marrone-marroneさん、ありがとう。
ああやってみるとすごい大盛りにみえますね。
でも膨れたハンペンを小さく切ると、あれで一つの半分くらいかもしれない。
きのう、我家のおでんを食べながら発見しました^^。
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-02 10:18
> amamsanさん、ありがとう。
知っている言葉が先になってしまう、ときどきある読み間違いですね。
好例がでてこないのですか。
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-02 10:20
> miyabiflowerさん、ありがとう。
注射で生き続けているようなサンチですが、きのうは食欲が増したようでした。
Commented by saheizi-inokori at 2026-03-02 10:23
> Tadachikaさん、過大なお言葉ありがとう。
あの時の病院より近いところに入院しました。
価値ある、というより激動の時代だった、今から思うとそういうことだったのですね。
あれから日本は奈落の底にむかって走り出したのかもしれないですね。
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by saheizi-inokori | 2026-03-01 06:43 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(20)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


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