お山の大将
2026年 02月 14日
きのうは、昼飯を食わずに神保町に向かった。

ふたつの大学の教授と准教授が、僕からオーラルヒストリーの聴取をしたいというのだ。
その一人が昨年から僕の家にあった、引っ越してきて納戸に突っ込んだままの国鉄やJRの6つもあっただろうか、段ボールを持っていって、研究室で開梱して、目録をつくって保管もしてくれた。

少し早めについて古本屋でソシュールの入門書を買う。
店をでたら、レジの男が追いかけてきて、肝心の本をおき忘れていたと、、今日もまたやっちまった。
こんな調子だと、記憶もどんどん薄れてくるから、今年あたりがギリギリセーフかもしれないな。
腹ごしらえに、花まるうどんに入る。

僕はかき揚げとかけうどんの中(多かった)あわせて690円を頼んだが完食(うまかった)。
隣りをみれば、どこやらの国の若者は、肉、天ぷらいろいろどっさりを平然と食っている。

(学士会館が解体か)
だけど、それなりに、自分としても、公共企業体・国鉄で大学出・エリートとしての使命は果たそうと思っていた。
その気持だけはJRになるときも、その後、鉄道会館にいるときも、一貫して持ちつづけたと思う。
そう話しながら、日和見、自己保身に走ることもあったじゃないか、と内心が咎めた。
これから毎月一回、一年ほど続くから、率直に懺悔する機会はなんどもあるはずだ、と内心をなだめた。

2時間半ほど、よくしゃべった。
子供のころや学生の頃の貧しくも楽しかった懐かしい話は、ブログにもしょっちゅう書いているから、スラスラと、楽しく話せた。
若者が二人、反論もせずに、熱心に聞いてくれるのは、爺には嬉しいことだ。






ふたつの大学の教授と准教授が、僕からオーラルヒストリーの聴取をしたいというのだ。
その一人が昨年から僕の家にあった、引っ越してきて納戸に突っ込んだままの国鉄やJRの6つもあっただろうか、段ボールを持っていって、研究室で開梱して、目録をつくって保管もしてくれた。

少し早めについて古本屋でソシュールの入門書を買う。
店をでたら、レジの男が追いかけてきて、肝心の本をおき忘れていたと、、今日もまたやっちまった。
こんな調子だと、記憶もどんどん薄れてくるから、今年あたりがギリギリセーフかもしれないな。
腹ごしらえに、花まるうどんに入る。

僕はかき揚げとかけうどんの中(多かった)あわせて690円を頼んだが完食(うまかった)。
隣りをみれば、どこやらの国の若者は、肉、天ぷらいろいろどっさりを平然と食っている。

小会議室みたいなところで、僕をはさんで今日初めてあった教授の方が、中心になって、生い立ちから順番にいろいろ尋ねる。
母親が女手ひとつで兄弟二人を育て上げて、その後どうされていたか、と尋ねられて、改めて自分の親不孝を白状する。
早く母を楽にしたい、そう思いながら、一緒に住むどころか、仕送りを始めたのはようやく38歳のころ、それも雀の涙だった(赤字国鉄の安月給で育ち盛り3人の子供を育てていたといえ)。
「国鉄に就職するときにお母さんはどうおつしやっていましたか」
「親方日の丸で、大学出が若くして偉くなるからお山の大将になる」とあまりいい顔をしなかった、と答える。
「それであなたは」「お山の大将にはならない、と答えました」
大学3年のとき、同志会というキリスト教の寮で、年報編集委員をやって、「あなたの職業観は」という特集を組んだ。
そのときの卒業生に、キリスト教でいう使命感(神からの召命)と民間企業の利潤追求をどのように調和させるつもりか、みたいな青臭い、シニカルな質問をいくつかアンケートしたのだ。
自分は信仰をもてなかったくせに、嫌味なアンケートだったと思う。
母親が女手ひとつで兄弟二人を育て上げて、その後どうされていたか、と尋ねられて、改めて自分の親不孝を白状する。
早く母を楽にしたい、そう思いながら、一緒に住むどころか、仕送りを始めたのはようやく38歳のころ、それも雀の涙だった(赤字国鉄の安月給で育ち盛り3人の子供を育てていたといえ)。
「国鉄に就職するときにお母さんはどうおつしやっていましたか」
「親方日の丸で、大学出が若くして偉くなるからお山の大将になる」とあまりいい顔をしなかった、と答える。
「それであなたは」「お山の大将にはならない、と答えました」
大学3年のとき、同志会というキリスト教の寮で、年報編集委員をやって、「あなたの職業観は」という特集を組んだ。
そのときの卒業生に、キリスト教でいう使命感(神からの召命)と民間企業の利潤追求をどのように調和させるつもりか、みたいな青臭い、シニカルな質問をいくつかアンケートしたのだ。
自分は信仰をもてなかったくせに、嫌味なアンケートだったと思う。
その時の卒業生に、のちの伊達判決で米軍駐留を違憲として、一生地方裁判所まわりになった陪席判事の下沢悦夫さんもいたのに。
だけど、それなりに、自分としても、公共企業体・国鉄で大学出・エリートとしての使命は果たそうと思っていた。
その気持だけはJRになるときも、その後、鉄道会館にいるときも、一貫して持ちつづけたと思う。
そう話しながら、日和見、自己保身に走ることもあったじゃないか、と内心が咎めた。
これから毎月一回、一年ほど続くから、率直に懺悔する機会はなんどもあるはずだ、と内心をなだめた。

2時間半ほど、よくしゃべった。
子供のころや学生の頃の貧しくも楽しかった懐かしい話は、ブログにもしょっちゅう書いているから、スラスラと、楽しく話せた。
若者が二人、反論もせずに、熱心に聞いてくれるのは、爺には嬉しいことだ。

オーラル・ヒストリーの聴取、良い機会を持つことがで出来たと思います。
ふと、読んでいて思ったことは、上野千鶴子さんが東大の入学生、あれ?卒業生に対してかな、「あなたたちは優秀な人材ですから、世の中のために尽くすよう努力して下さい。。。」と言うような主旨の、祝辞を述べたことを思い出しました。(間違っているかもしれません)何れにしても、これまで長い間ブログを書いてきて良かったのではないでしょうか。聞かれることにより、新たな気づきもありますから。
ふと、読んでいて思ったことは、上野千鶴子さんが東大の入学生、あれ?卒業生に対してかな、「あなたたちは優秀な人材ですから、世の中のために尽くすよう努力して下さい。。。」と言うような主旨の、祝辞を述べたことを思い出しました。(間違っているかもしれません)何れにしても、これまで長い間ブログを書いてきて良かったのではないでしょうか。聞かれることにより、新たな気づきもありますから。
8
ああ、よかったです! 聴き取りとともに、ずっと保存されてきた資料が活かされますね。
ひとりで思い出すだけでなく、聴かれることで浮上してくる記憶も、多々あると思います。
ひとりで思い出すだけでなく、聴かれることで浮上してくる記憶も、多々あると思います。
> oteboxさん、一年もつかな^_^
> byogakudoさん、よく勉強している先生で、忘れていたことをうまく思い出させてくれそうです。
佐平治師匠
「花も嵐も…」を拝読しましたが、先生ともなると別の視点から、刑事のような突っ込がありそう予感が・・・。(笑)くれぐれもご自愛ください。
「花も嵐も…」を拝読しましたが、先生ともなると別の視点から、刑事のような突っ込がありそう予感が・・・。(笑)くれぐれもご自愛ください。
by saheizi-inokori
| 2026-02-14 11:43
| よしなしごと
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Comments(14)