「不潔な学問」と「清潔な学問」

きのうも都立大学にパンを買いに行った。
インターバル速歩で2時過ぎに着くと、商品棚はガラガラ、顔なじみのスタッフに「凄いね、もう売り切れ」、嬉しそうに笑う、二日前から予約する人もいる。

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いつものカフェで遅いランチと読書。

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「差別語からはいる言語学入門」(田中克彦)読了。
おとといの記事で、田中のいうことに、それは一般市民には難しい、などとイチャモンをつけたら、あとがきにこんなことが書いてあった。
田中の言語学、生きかたの基本である、その指摘のなかには、まもなく83歳になる今頃になって、はっとするものがあった。
長くなるけれど、その部分を紹介する。

言語学といわずとも、ことばをテーマとする学問は、あまり多くの知識は必要でない。きちんとすじ道をたてて考えればいいから、大衆的な基盤をもっている。その反対側にはたとえば歴史学がある。これは何よりも、たくさんの人の名前やできごとの年代をおぼえておかなければならないので、ほとんど働かなくていい、ひまのある人たちの手ににぎられていて、しろうとには口の出せない世界だ。
それに対して、ソシュールはかれの『講義』の冒頭で、近代言語学の特徴を次のように言い表している。

文字の知識はことばを見る目をくもらせ、
歴史の知識の介入は話す人の判断をゆがめる

このソシュールの気持をうけついで、私は、いろいろな知識をためこんでおかないと人前で何も意見を言うことができないような学問を「不潔な学問」と呼び、そうではない、知識ではなく、ものごとのことわりだけをひたすら扱う、風通しのいい学問を「清潔な学問」と呼ぶ分類にたどり着いたのである(岩波新書『名前と人間』まえがき)。
言語学は、ものごとのことわり本気で考える人なら誰でも参加できる学問であるはずだから、知識で人をおどしつける罪から最も遠い学問のはずだ。だから、方言の話し手とかブラクの人たちとか、要するにことばの問題でつらい思いをしている人たちには、この学問のさし出している考えかたを何とか身につけて、これからさきうまくたたかってほしいという思いがあった。

岩波新書「名前と人間」、図書館にあるかな、ぜひ読まなくちゃ。
ソシュールの「講義」も。

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(チーズとベーコンのサンドイッチ)

カフエ備え付けの週刊文春を読んで、高市のダメさをますます確信した。
こんなだらしのない人に国家情報局だのスパイ防止法だの作られたらたまったもんじゃない!
菅野完の説明が分かりやすい↓。



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Commented by umi_bari at 2026-02-01 12:23
差別用語とは全く分かりません。
本は苦手なんです。
漫画は一回も読んでいないんです。
アラック、中学校の教員時代は
良かったか悪かったのかも分かりません。
大学での「健康科学実践」講座=体育では、
楽しむ・努力する(無理はしない)・感謝する。
この三つを、教える立場ですが、学生さんと一緒に
実践しました。
今でも、学生さんに、「先生!」と呼んでもらえます。
Commented by saheizi-inokori at 2026-02-01 19:15
> umi_bariさん、田中克彦によればあなたのような人がジビキを作るなかにはいるべきかもしれないです。
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by saheizi-inokori | 2026-02-01 10:49 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(2)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
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