しょっつる鍋
2026年 01月 19日
夕方の散歩で、うす桃色に霞んだ富士を撮ろうとスマホを構えていたら、通りがかりのお父さんと、小さな自転車を引いた四つくらいの女の子、その子が僕の方をみながら「きれいだから(撮るの)?」とお父さんに尋ねる。
「そうだよ」と父。
女の子が僕に向かってにっこり笑ったから、僕も笑い返した。
すると、「バイバイ」と手を振るではないか。
僕も手を振り返す。
ところが、僕の後の方に誰か彼女の知り合いがいる気配がして、女の子はそっちに向かってバイバイをしたのだ。
大きな声で「バイバ~イ」ともう一度いったかと思うと、自転車にまたがり坂道を下る。
お父さんは競争するように、その脇を走っていった。

きのうは、もう一人、こんどは僕の前を歩くお父さんが抱っこした赤ちゃん(男の子)が、お父さんの肩越しに、ず~っと僕を見つめていた。
うしろを振り向いたけれど、それらしき人も車も犬もいないし、視線からみても明らかに僕を見ている。
あのとき、なんで手を振らなかったのか、今おもうと損したような気がする。

祖母の歌から。
ましてしょっつる鍋もいっしょに食べなかったよ。
「ねまれ」なんて言われて雪見酒をしながらしょっつる鍋を食いたいなあ。

母の句からも。
八年かと思って調べてみたら、九年だった。
雪達磨さんは、アンテナに囲まれて、何年かかるのか。
悟る前に溶けちゃうね。





「そうだよ」と父。
女の子が僕に向かってにっこり笑ったから、僕も笑い返した。
すると、「バイバイ」と手を振るではないか。
僕も手を振り返す。
ところが、僕の後の方に誰か彼女の知り合いがいる気配がして、女の子はそっちに向かってバイバイをしたのだ。
大きな声で「バイバ~イ」ともう一度いったかと思うと、自転車にまたがり坂道を下る。
お父さんは競争するように、その脇を走っていった。

きのうは、もう一人、こんどは僕の前を歩くお父さんが抱っこした赤ちゃん(男の子)が、お父さんの肩越しに、ず~っと僕を見つめていた。
うしろを振り向いたけれど、それらしき人も車も犬もいないし、視線からみても明らかに僕を見ている。
あのとき、なんで手を振らなかったのか、今おもうと損したような気がする。

祖母の歌から。
川ばたに夫と囲みししょつる鍋秋田は酒も名どころにしてああ、お祖母ちゃん良かったね、不肖の孫は母も亡妻も秋田に連れていってあげなかった。
ましてしょっつる鍋もいっしょに食べなかったよ。
「ねまれ」なんて言われて雪見酒をしながらしょっつる鍋を食いたいなあ。

母の句からも。
アンテナの屋根に囲まる雪達磨達磨大師が少林寺で悟りを開いたのは、面壁何年だったか。
八年かと思って調べてみたら、九年だった。
雪達磨さんは、アンテナに囲まれて、何年かかるのか。
悟る前に溶けちゃうね。

変なお爺さん・お婆さんと思われても、にっこりしましょう。私もよく微笑み、時にはバイバイをします。
お母様の「雪達磨」の句、光景が浮かびます。
お母様の「雪達磨」の句、光景が浮かびます。
0
4歳の女の子の「きれいだから撮るの?」の言葉にじわっと感動して鼻の奥がつんとしました。
幼子の言葉にウルウルするのは年を取った証拠ですね。
その後の落ちもなかなか、笑
私の田舎でも「ねまれ」って言います。
久しぶりに思い出しました。
今は田舎でも言葉がキレイになって田舎訛りをあまり聞きません。
温泉でお風呂に入りながらおばあちゃんたちの訛った会話を聞くととても嬉しいです^^
幼子の言葉にウルウルするのは年を取った証拠ですね。
その後の落ちもなかなか、笑
私の田舎でも「ねまれ」って言います。
久しぶりに思い出しました。
今は田舎でも言葉がキレイになって田舎訛りをあまり聞きません。
温泉でお風呂に入りながらおばあちゃんたちの訛った会話を聞くととても嬉しいです^^
> Hana3131Hさん、写真はだめなんですね、いぜんお母さんに追いかけられて懲りました。
by saheizi-inokori
| 2026-01-19 06:46
| わが母と祖母の遺したまいしうた
|
Trackback
|
Comments(6)