免疫について再び
2025年 12月 01日
ゆうべはカイカイがひどくて、三時頃まで、かきむしったり(我慢の末に)、撫でさすったり、最後は保冷剤で冷やした。
自律訓練法やらヨガニドラやら、いつもだとすぐに寝落ちする動画をききながら、いろんな深呼吸をやっても駄目、春風亭柳昇の落語を二席きいたり、日本昔話を四話聞いたりしても駄目、最後の保冷剤が効いたのか、三時という時間が限界だったのか、ようやくうとうと、ぐっすり寝たと思ったらアサァー!
ルーテイン家事やルーテインながら体操をしているうちに身体が目覚めた。
曇っていた空が、きらきら輝く冬の青空になって、ベランダの洗濯物が湯気をあげている。

日めくりの一日の言葉は、「たとえ雨でも雲の上にはいつも太陽がいてくれる! 太陽ってありがたいよー」。
太陽に感謝して師走をすごしていこう。
けさのスポティファイは「気持ちが落ち着くクラシック名曲集」、いま「ユーモレスク」をやっている。

ノーベル賞受賞の坂口志文の5年前に出版された啓蒙書。
ノーベル賞受賞のせいだろう、だいぶ待たされて順番がきた。
きのうは、第一章「ヒトはなぜ病気になるのか」と第二章「『胸腺』に潜む未知なるT細胞」を読んだ。

自身の来歴や、制御性T細胞の研究にのめりこむようになったときの考え方や、その後の研究の具体的方法、苦心なども書かれている。
実験方法は僕にはしちめんどくさくて、ときどきスルーした。
文科系に進みたかったが、在学した県立長浜北高校の校長でもあった父は、自分は京都学派の哲学者でもあったのに、これからは理系の時代と考えていたようで、母方には医師が多く、田舎で患者に尽くすのもいいかと思うようになった。
高校時代の愛読書が、精神科医のフランクルの「夜と霧」で、哲学者で精神科医でもあるヤスパースの精神病理学にもひかれて、文系と医学の折衷案として精神医学を学んでもいいかと思い、京大の医学部をめざすことにした。
これという愛読書もなく、漫然と法学部を選んだ僕とは大違いだ。
一浪の末(東大紛争で東大の入試が中止になって京都に受験生が押し寄せた)医学部に入り、その授業で自己免疫疾患について知り、免疫が自分を攻撃することもあることに衝撃をうける。
「自己」と「非自己」の区別は免疫学的に重要なだけでなく、哲学的にも極めて深遠なテーマである。
免疫のもつ二律背反性が哲学好きな坂口を、一気に科学の面白さに引きずりこむ。
臨床医学か基礎医学の研究か迷ったあげく、もう少しゆっくり考えてみようと、病理学への道に進んで一年くらいは、人体解剖と動物実験に明け暮れたが、そういう古色蒼然としたやり方ではいつまでたっても埒が明かないとも思って、初心に戻って、自己免疫疾患の勉強を始める。

たまたま目にした「Science」に掲載されていた、愛知県がんセンター研究所の西塚泰章と坂倉照好の、胸腺を摘出したマウスが自己免疫疾患を発症するという論文、とうじあまり注目されていなかった論文を読んで、免疫学的には重大な発見ではないかと直感する。
そのころ、胸腺は謎の臓器だったのだ。
坂口は、大学院を一年半で中退して、愛知県がんセンター研究所実験病理部門の研究生となる。

ちなみに、志文(しもん)という名前から、僕はご両親がクリスチャンかと思ったのだが、父は「文に志す」、学問の道に進んで欲しいという意味で命名したそうだ。
その通りになったということだ。
自律訓練法やらヨガニドラやら、いつもだとすぐに寝落ちする動画をききながら、いろんな深呼吸をやっても駄目、春風亭柳昇の落語を二席きいたり、日本昔話を四話聞いたりしても駄目、最後の保冷剤が効いたのか、三時という時間が限界だったのか、ようやくうとうと、ぐっすり寝たと思ったらアサァー!
ルーテイン家事やルーテインながら体操をしているうちに身体が目覚めた。
曇っていた空が、きらきら輝く冬の青空になって、ベランダの洗濯物が湯気をあげている。

日めくりの一日の言葉は、「たとえ雨でも雲の上にはいつも太陽がいてくれる! 太陽ってありがたいよー」。
太陽に感謝して師走をすごしていこう。
けさのスポティファイは「気持ちが落ち着くクラシック名曲集」、いま「ユーモレスク」をやっている。

ノーベル賞受賞の坂口志文の5年前に出版された啓蒙書。
ノーベル賞受賞のせいだろう、だいぶ待たされて順番がきた。
きのうは、第一章「ヒトはなぜ病気になるのか」と第二章「『胸腺』に潜む未知なるT細胞」を読んだ。

自身の来歴や、制御性T細胞の研究にのめりこむようになったときの考え方や、その後の研究の具体的方法、苦心なども書かれている。
実験方法は僕にはしちめんどくさくて、ときどきスルーした。
文科系に進みたかったが、在学した県立長浜北高校の校長でもあった父は、自分は京都学派の哲学者でもあったのに、これからは理系の時代と考えていたようで、母方には医師が多く、田舎で患者に尽くすのもいいかと思うようになった。
高校時代の愛読書が、精神科医のフランクルの「夜と霧」で、哲学者で精神科医でもあるヤスパースの精神病理学にもひかれて、文系と医学の折衷案として精神医学を学んでもいいかと思い、京大の医学部をめざすことにした。
これという愛読書もなく、漫然と法学部を選んだ僕とは大違いだ。
一浪の末(東大紛争で東大の入試が中止になって京都に受験生が押し寄せた)医学部に入り、その授業で自己免疫疾患について知り、免疫が自分を攻撃することもあることに衝撃をうける。
「自己」と「非自己」の区別は免疫学的に重要なだけでなく、哲学的にも極めて深遠なテーマである。
免疫のもつ二律背反性が哲学好きな坂口を、一気に科学の面白さに引きずりこむ。
臨床医学か基礎医学の研究か迷ったあげく、もう少しゆっくり考えてみようと、病理学への道に進んで一年くらいは、人体解剖と動物実験に明け暮れたが、そういう古色蒼然としたやり方ではいつまでたっても埒が明かないとも思って、初心に戻って、自己免疫疾患の勉強を始める。

たまたま目にした「Science」に掲載されていた、愛知県がんセンター研究所の西塚泰章と坂倉照好の、胸腺を摘出したマウスが自己免疫疾患を発症するという論文、とうじあまり注目されていなかった論文を読んで、免疫学的には重大な発見ではないかと直感する。
そのころ、胸腺は謎の臓器だったのだ。
坂口は、大学院を一年半で中退して、愛知県がんセンター研究所実験病理部門の研究生となる。

ちなみに、志文(しもん)という名前から、僕はご両親がクリスチャンかと思ったのだが、父は「文に志す」、学問の道に進んで欲しいという意味で命名したそうだ。
その通りになったということだ。
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
> 鍵こめさん、治ったのですね。うらやましい!
0
私は昨晩、とうとう孫の手を出してきました。
肩の治療の貼り薬が皮膚の弱い人は使えない。結局飲み薬に変えたのですが
いまだに貼り薬のかぶれが治らないのかと思ったら
そうそうsaheiziさんと同じこの季節の乾燥によるかゆみが伴ってきたのでした。
昔何かの授業でアレルギーを治す薬を発見したらノーベル賞ものだと
聞いた。あるにはあるでしょうが決定打はないのでしょうね。悩ましいです。
肩の治療の貼り薬が皮膚の弱い人は使えない。結局飲み薬に変えたのですが
いまだに貼り薬のかぶれが治らないのかと思ったら
そうそうsaheiziさんと同じこの季節の乾燥によるかゆみが伴ってきたのでした。
昔何かの授業でアレルギーを治す薬を発見したらノーベル賞ものだと
聞いた。あるにはあるでしょうが決定打はないのでしょうね。悩ましいです。
最後の写真の素敵な文章は私の好きな言葉「雲外蒼天」と同じ意味ですね^^
今日の盛岡は重たい雲が覆いかぶさり薄暗いですが、雲の上は晴れていると信じて元気に過ごします。
今日の盛岡は重たい雲が覆いかぶさり薄暗いですが、雲の上は晴れていると信じて元気に過ごします。
by saheizi-inokori
| 2025-12-01 10:39
| 今週の1冊、又は2・3冊
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Comments(6)

