誰が僕?
2025年 10月 15日
けさは、きのうの決意通り、エアコンの掃除をした。
前のエアコンはフイルターの取り外しにちょっとしたコツが必要で、ぶきっちょな僕は悪戦苦闘、それがとらうまになって、エアコンの掃除を考えるだけでいやだった。
こんどのは、その点が楽ですっと外せた。
今の二台のエアコンのフイルター・4枚を洗って陰干し、ついでにゴシゴシ洗っちゃいけない空清なんとかまで洗ってしまって、カミさんに叱られる。
あらかじめ説明書は読んでいても、いろんな段取りを考えてやっているうちに忘れてしまうのだ。
まあ、一度くらい大丈夫だろう。
もうあと二台、僕の部屋とカミさんの部屋が残っているが、僕の部屋のを開けてみたらあんまり汚れていなので、掃除機で済ます、使用時間が少なかったからだろう。

(木更津駅)
marrone-marroneさんのブログを読んでいたら、幼い子供が、上手に絵を描いたときに、母親がそれを喜んで、絵の教室の先生にその絵のことを知らせてきたことがあって、そういう母親の喜ぶ行動がその子を力づける、というような話があった。
すぐに思い出したのは、母のことだ。
小学校の三年生だったか、書いた作文を綴じて「本」を作ろうとしたら、母が原稿をガリ切りしてくれたので、立派に印刷した「本」が出来て、とても嬉しかった。
そんなことが、僕が文章を書くことが好きになった原因のひとつだと思う。

(三茶で)
ところで、あの印刷はどこでやったのだろう。
家やご近所に印刷機なかったから、学校に持っていってやったのかもしれない。
そう考えたら、今度は、あの薄暗い印刷室のことも思い出した。
ときどき先生が、放課後に残って印刷の手伝いをせよ、と命じることがあって、それがなんか嬉しかったことも。

多田富雄「免疫の意味論」、読了。
免疫系の形成とシステムの特徴、老化と免疫系、癌やエイズと免疫、自己免疫の恐怖、アレルギーと免疫、チューブ(管)としての人間の「内なる外」と免疫の働き、、良く知らなかったことばかりを、挿絵や興味深いエピソードを交え、最先端(1993年)の知見を明らかにする。
それらの知識を得ることも、わくわくするほどおもしろかったが、「自己」と「非自己」の境界、それが実は、日々時々刻々の「自己」の行為そのものによって作られている、つまり「僕という人間は(免疫的には)行為の集合であって、その行為を規定しているのは、内的および外的環境のみだ」という、哲学的な話がもっとも面白かった。
メルロ・ポンティを読みたいような気持だ。




前のエアコンはフイルターの取り外しにちょっとしたコツが必要で、ぶきっちょな僕は悪戦苦闘、それがとらうまになって、エアコンの掃除を考えるだけでいやだった。
こんどのは、その点が楽ですっと外せた。
今の二台のエアコンのフイルター・4枚を洗って陰干し、ついでにゴシゴシ洗っちゃいけない空清なんとかまで洗ってしまって、カミさんに叱られる。
あらかじめ説明書は読んでいても、いろんな段取りを考えてやっているうちに忘れてしまうのだ。
まあ、一度くらい大丈夫だろう。
もうあと二台、僕の部屋とカミさんの部屋が残っているが、僕の部屋のを開けてみたらあんまり汚れていなので、掃除機で済ます、使用時間が少なかったからだろう。

marrone-marroneさんのブログを読んでいたら、幼い子供が、上手に絵を描いたときに、母親がそれを喜んで、絵の教室の先生にその絵のことを知らせてきたことがあって、そういう母親の喜ぶ行動がその子を力づける、というような話があった。
すぐに思い出したのは、母のことだ。
小学校の三年生だったか、書いた作文を綴じて「本」を作ろうとしたら、母が原稿をガリ切りしてくれたので、立派に印刷した「本」が出来て、とても嬉しかった。
そんなことが、僕が文章を書くことが好きになった原因のひとつだと思う。

ところで、あの印刷はどこでやったのだろう。
家やご近所に印刷機なかったから、学校に持っていってやったのかもしれない。
そう考えたら、今度は、あの薄暗い印刷室のことも思い出した。
ときどき先生が、放課後に残って印刷の手伝いをせよ、と命じることがあって、それがなんか嬉しかったことも。

多田富雄「免疫の意味論」、読了。
免疫系の形成とシステムの特徴、老化と免疫系、癌やエイズと免疫、自己免疫の恐怖、アレルギーと免疫、チューブ(管)としての人間の「内なる外」と免疫の働き、、良く知らなかったことばかりを、挿絵や興味深いエピソードを交え、最先端(1993年)の知見を明らかにする。
それらの知識を得ることも、わくわくするほどおもしろかったが、「自己」と「非自己」の境界、それが実は、日々時々刻々の「自己」の行為そのものによって作られている、つまり「僕という人間は(免疫的には)行為の集合であって、その行為を規定しているのは、内的および外的環境のみだ」という、哲学的な話がもっとも面白かった。
メルロ・ポンティを読みたいような気持だ。

お母様は、とても素敵な方だといつも思います。歌も凄いし。
5
> tsunojirushiさん、ありがとう。
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by saheizi-inokori
| 2025-10-15 11:47
| 今週の1冊、又は2・3冊
|
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Comments(4)