雨降る代沢交差点で

きのうは、大掃除のあと三茶経由、歯科医。

夕方から長男夫妻と西太子の蕎麦屋で会食があるので、帰宅せずに代沢交差点のカフェで本を読んだ。

昼飯代わりに、贅沢をして、今まで食ったこともない、ワッフル（バナナとナッツとチョコ）を奢る。

なあるへそ！若者たちが身の程も弁えずに夢中になつているのもナットク、別世界の味だね。

となりの若者（男）は、ほかにもいろいろ取って、並べて、バエルように写真を撮ってニンマリしている。

多田富雄の「免疫の意味論」、とても面白い。

免疫の仕組み、Ｂ細胞の驚くべき働き、それを解明しようとした「さまよえるオランダ人」イェルネのネットワーク説。

難解ながらChatＧＴＰの助けも得てぼんやり見当をつける。

インターロイキン、本書では11種Chatさんによれば現在は39種類の面妖な話。

「免疫という、中世まで恩寵として捉えられた生命反応を司る分子が、実は、さまざまな作用を持った曖昧な分子であつた。それは、炎症とか癌とか神経の成長、さらに造血などにも介入している。ここでインターロイキンは、その多目的性、曖昧性、冗長性という本性を現し、はるかに免疫現象を超えてしまうのである。その先に広がるのは混迷なのか、想像を超えた調和なのか。」

ミステリを読むスリルがある。

小雨の茶沢通りをあるいて、会食の店に。
いつも他人が飲食するところを横目で見て通り過ぎる街の、きょうは僕も登場人物になった。

とちゅうで神輿わっしょいも目撃できた。

（代沢八幡神社）