プーチンの手練手管

夏が戻って来たような熱い日差しの月曜日、洗濯物を干しながらテレビで高市総裁誕生をめぐる麻生の暗躍のことを聞く。
日頃からの義理と人情の清算が総裁選だとスシローがいう。
縄張りを広げたり守ったり、子分のしのぎが立つように算段したり、そこには「あるべき政治の姿」などは微塵もない、まるでヤクザの跡目相続だね。
こんな↓記事をみた。
当たっているのではないだろうか。



きのうはお祭の二日目、秋晴れ(ちょっと蒸すけれど)、屋台の売り上げも上がったかな。

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きのうもインターバル速歩、これをやるとあっという間にいつも(日替わりなのだが)の折り返し点に到着する。

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いつもは夕方なので、興味はあったけどスルーしていた、マンションの2階にあるカフエに入ってみた。

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でかいワンちゃんが、咎めるような顔・目つきで僕を睨む。
土佐犬となんたらいうあちらの強そうな犬種とのミックスで、これでもまだ1歳。

小さな女の子(客らしい)の横でまったりしている。
トイレの前にちょっとした小部屋があって、それが犬小屋、なんと7匹の子犬たち、さっきのワンちゃんの子、アメリカのなんとかブルという猛犬との子だという。
それでちょっと気が立っていたのだ。
大きな体で、店の中を行ったり来たり、そのたびに上目遣いで僕を、胡散臭そうに眉根を寄せて睨んでいく。
馴れれば人懐っこい、と店の女性はいうけれど、動物だからいつどんな行動をとるか予断は許さない。
まして小さな子供やペットも入店する。
鎖につなぐ必要があるのではないか。

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そのうち、小さい女の子二人をつれた若いパパが来店、「おやつ上げたい」「触りたい」、どうやら子犬と遊ぶのが目的のようだ。
一人の女の子が、わざわざ僕の前までやってきて、聞き取りにくい幼児語で「〇〇ちゃんと遊んだよ」と言っているらしい。

オランダのなんとかと提携しているらしい、狭いけどあんがい(子供や犬が好きだったら)居心地がよく、1時間ほど本を読んだ。

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「ロシア政治 プーチン権威主義体制の抑圧と懐柔」(鳥飼将雅)。
第3章「政党と選挙」、プーチン個人独裁体制のもとでも野党は活動が許されているが、それは体制維持のために用いられる駒としてだ。
野党の一部に重要な地位を配分することで、非協力的な野党との分断を図る戦略は『抱き込み』(CO-OPTATION)と呼ばれる戦略で、プーチン政権も利用している。
体制内野党の中で最も真の野党に近いのが、ロシア共産党だが、同党の体制批判活動は、体制からの利権の分配に左右されている。
公正ロシアは、大統領府が、中道右派的な立場をとっていた統一ロシアに対して、二大政党を目指して作った官製野党だ。
2012年の政党法改正は、抗議活動への対応の一環として、政党の要件を緩和して小政党をコントロールすることで、野党への支持を分散するという戦略を取り始めた(「スポイラー政党」)。
2020年に出来た「新しい人々」という新政党は、2024年の大統領選で、戦争に反対する候補を立て一定の支持を得るなど、今後が注目される。

ある程度の競争性はあるものの、さまざまな点で現職に過度に有利な選挙が行われている政治体制を、競争的権威主義体制と呼ぶそうだが、ロシアはこの典型だ。
選挙管理上の操作、有権者への働きかけ、法的枠組みの操作などを駆使している。
本書には、それらの具体的手口が紹介されている。
とくに「政治技術者(polittekhnolog)」は、メデイアの情報を操作して、政治を「あるべき姿」に変えてしまう。
欧米では「スピンドクター」と呼ばれるが、彼らがメデイアと政治の結節点でのみ活動するのに対して、ロシアのそれは、選挙キャンペーンだけでなく、政党の結成や解党、選挙結果の操作まで行う。

これほど活発に選挙不正が行われているにもかかわらず、ロシアの体制支持者の多くは、公正で自由な選挙によって現在の体制が選択されていると信じている可能性が高い。
つまり、プーチンの手練手管は、とても優れて洗練されているらしい。

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(先日別のカフェでもらつた栗で)

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Commented by stefanlily at 2025-10-06 17:50
米原真理が生きていたら、どうコメントするか著作に書くかって思いますね

文春の連載面白いです
三成失脚|本郷和人 インテリジェンス関ヶ原
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b12380
作家同士――高尚な文学論争か、ただの喧嘩か|綿矢りさ《りさは優雅に暮らしたい》
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b12342
Commented by saheizi-inokori at 2025-10-06 18:48
> stefanlilyさん、せっかくのご紹介なのに、有料ではよめません。
本郷和人はちょっと異色の学者という印象があります。
Commented by maya653 at 2025-10-07 19:16
私は子供の頃、コリー犬に嚙まれたことがあります。足の後ろ側をガブリと。
場所はヤクルトの販売店だったのですが、後に店主が謝りに来て
実は犬が産後で気が立っていたから・・との言い訳をしていたのを
子供心に覚えています
それ以来今でも私は大きな犬は苦手です
Commented by ikuohasegawa at 2025-10-08 05:57
裏でマフィアが糸引く〝作り笑いのカラス天狗〟登場。
あーあ。
Commented by saheizi-inokori at 2025-10-08 10:48
> maya653さん、やっぱり、ね。
撫でなくて良かった、ガブっとやられたかも。
Commented by saheizi-inokori at 2025-10-08 10:52
> ikuohasegawaさん、作り笑い、ってのは誰のものでもいい気持はしませんが、この人のは格別ですね。
ミゾ―ユーな内閣です。
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by saheizi-inokori | 2025-10-06 11:32 | 今週の1冊、又は2・3冊 | Trackback | Comments(6)

ホン、よしなしごと、食べ物、散歩・・


by saheizi-inokori
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