「愛される独裁者」・プーチン

大掃除の前に洗濯したのに、今暗くなってポツポツやってきた。
部屋に取りこむと、目の見えないサンチは、へんなものが出て来たとまわりをうろうろ。
けさも食欲があってありがたい。

インターバル速歩、3分間普通に歩いて３分間速足で歩く。
それを５回繰り返す。
それを週に４日？やれば、アーラ不思議、高血圧が劇的に改善される。
そんなことを、前から知っていたけれど、テレビでみると迫力がある（ＭＹ歯科医はテレビの健康番組はほとんどインチキだとおっしゃるけれど）。

都立大学へパンを買いに行くのに、実行してみた。
スマホのタイマーを３分にセットして。
３７６０歩ほどで達成、少し汗ばんだかな。
たしかに普段の普通歩きの散歩より手ごたえがあった。
今朝の血圧は１２６、いつもより下がっている。

これはよさそうだ、毎日の散歩に取り入れてみよう（テレビによると毎日やる必要はないし、一日に二回に分けてやってもよい）。

ジョギングをやっていた頃も、ゆっくり走るのとスピードを上げて走るのを組み合わせると持久力がつくとかいって、ときどきやっていた。
日課の散歩も、いろいろ趣向を変えると、飽きないし、不思議な快感もともなう。

三日連続してカフエで読書。

ある学者たちによると、スターリンやヒトラーに代表される２０世紀型独裁者とプーチンに代表される２１世紀型独裁者は、質が異なって、前者は、抑圧と恐怖に依拠した「恐れられる」独裁者で、後者は、情報操作に依拠した「愛される」独裁者として振る舞う、そうだ。
現代の権威主義体制が用いる戦略。
１　抑圧　
対象者に特定の行動を取らせないように、物理的制裁を与える。もしくはそのように脅迫する。
対象は市民とエリートどちらにも。
２　抱きこみ
潜在的敵対者に対して、体制への忠誠と引き換えに故意に利益供与を行う。
対象はエリート。
３　正統性の創出
市民の体制への支持を獲得する過程。
主な対象は市民。

任期の定められた公選の大統領と、議会に対して責任を持つ内閣の共存する「準大統領制」、そのうちでも首相の解任権限を大統領と議会が持つ「大統領議会制」（議会しか持たない「首相大統領制」もある）のロシアが、どんな経緯で成立したか、そのなかでプーチンはどういうタイミングで登場して、瞬く間に市民の支持を得るに至ったか。
プーチンは２１世紀型「愛される独裁者」の典型、その中身を明らかにしていく。
まだ半分も読んでいないけれど、つくづくプーチンは凄い奴だと思う。
抑圧、抱き込み、正統性の創出の三つは、その軽重の程度の差こそあれ、自民党の政治手法でもあったのではないだろうか。
とくに、小選挙区制をフルに活用して、敵対的議員に「刺客」を送り込み、意味不明な名言（迷言）を煙幕に使って、やりたいことをやって日本をおかしくする道筋を用意した小泉純一郎、その手法をさらに磨き上げて、嘘と隠蔽と強権的議会運営で憲法違反の法律を成立させて、日本を崩壊寸前に追い込んだアベがきわだっている。

（叶匠寿庵　紅葉最中　栗の甘露煮を練り込んだ羽二重餅を近江の小豆のつぶ餡で包んだものが入っている）